やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさん、ちょっと熱く語りたいことがあってさ。

「新聞?そんな古いもの…」なんて思ってないかい?まあ待ってくれよ。新聞にはね、スマホをスクロールするだけじゃ絶対に辿り着けない「思考の深さ」があるんだよ。今日はその話をじっくり聞いてもらおうか。


新聞協会が仕掛けた「読んで話し合う」コンクール

最近、日本新聞協会がおもしろい取り組みを始めたんだ。小学生・中学生・高校生を対象にしたコンクールで、テーマは「家族や友人と一緒に新聞記事を読んで、考えたことを話し合う」というもの。沖縄タイムスや北海道新聞など全国の加盟紙が連携して告知しているから、かなり本気の取り組みだよ。

なぜこれが重要かって?デジタル時代だからこそ、「一枚の記事を囲んで議論する」という体験が希少になっているんだ。SNSでは同じ意見ばかりが流れてきて、異なる視点にぶつかる機会が減っている。新聞はその点、1ページに多様なニュースが並んでいるから、読者が意図しない情報にも出会えるんだよね。


おじさん的・新聞の歴史講座

日本最古の新聞は1871年生まれ

ちょっと聞いてくれよ。日本で最初の日刊新聞は横浜毎日新聞で、創刊は1871年(明治4年)1月28日なんだ。もう155年以上前だよ!当時の日本は廃藩置県が行われた年で、まさに近代国家へ生まれ変わろうとしていた時代。そこに「毎日情報を届ける」という革命的なメディアが登場したわけさ。

その後、読売新聞が1874年(明治7年)11月2日に創刊。今では発行部数が約700万部(2024年時点)で、かつては1000万部を超えていたこともある世界有数の新聞だよ。ピーク時の1000万部超えは世界でも類を見ない数字だったんだ。

世界最古の新聞は今も現役!

ここで豆知識をひとつ。世界最古の新聞はスウェーデンの「Post och Inrikes Tidningar(ポスト・オク・インリクス・ティドニンガル)」で、なんと1645年創刊。日本の江戸時代初期に当たる年だよ。

それが今も発行されているんだから驚きだろう?ただし2007年以降はオンライン専用になっているけどね。それでも380年近い歴史を持つ新聞が存続しているというのは、メディアとしての新聞の底力を示しているよ。


おじさんのうんちくコーナー:新聞紙って、紙だけじゃないんだよ

おじさんに言わせれば、新聞の価値は「記事」だけじゃない。新聞紙そのものもすごいんだよ。

新聞紙は一般的な印刷用紙に比べてインクの吸収性が高く、なおかつ1部あたり約350〜400グラムと軽量。これを活かして、野菜の鮮度を保つ保存紙・窓ガラス拭き・靴の中の湿気取りなど、生活のあらゆる場面で活用されてきた。

さらに防災の観点でもすごくてね。新聞紙を丸めて重ねると断熱材代わりになるし、スリッパや食器にもなる。東日本大震災(2011年3月11日)の避難所では、新聞紙で作った簡易食器が実際に使われたんだ。「新聞を読む」以外の価値が、いざというときに命を守ることもあるんだよ。

まあ、これを知ってるかどうかで防災意識がぜんぜん違ってくるだろう?


NIEという運動を知ってるかい?

「Newspaper In Education」、略してNIEという教育運動が世界的に広がっているんだ。日本では1985年にアメリカから導入され、今では全国の小中高校で授業に新聞を活用する取り組みとして定着している。

日本新聞協会の調べでは、2023年度にNIEに取り組んだ学校数は全国で約3,200校。このコンクールも、まさにこのNIE活動の延長線上にある取り組みと言えるね。

新聞を読んで「なぜ?」「本当に?」「自分ならどう思う?」と考えることは、情報リテラシーの基礎中の基礎。フェイクニュースが飛び交うこの時代に、これほど大切な訓練はないよ。

朝の15分が思考力を変える

フィンランドやスウェーデンなど、学力・思考力が高いとされる国々では、学校教育に新聞読解を取り入れているケースが多い。フィンランドでは小学校段階から「ニュースを批判的に読む」授業があって、これがPISAの読解力テストで世界トップクラスを維持する背景のひとつと言われているんだ。

日本の中高生にも、まずは1記事だけでいい。読んで「なるほど」じゃなく「ちょっと待ってよ」と思える習慣が身につけば、それだけで世界が変わるよ。


まとめ:紙とインクが運ぶ、思考の種

スマホで情報は取れる。でも新聞には、1枚の紙に選ばれた情報の重みがあるんだよ。デスクで何人もの記者・編集者が吟味した記事が、翌朝には君の玄関に届く。その裏にある膨大な人手と判断を想像すると、新聞ってやっぱりただの「古いメディア」じゃないよね。

日本新聞協会のコンクール、興味があったらぜひ参加してみてくれよ。家族や友達と「この記事どう思う?」って話し合う時間、きっと悪くないはずだよ。

おじさんは今日も新聞を広げながら、冷めたコーヒーを飲んでいるさ。まあ、それも悪くないもんだよ。