やあやあ、ちょっと聞いてくれよ。今日の巨人対広島戦で、おじさんが思わず声を上げてしまった場面があったんだ。主人公は読売ジャイアンツの平山功太内野手——まだ22歳の若武者が見せた「神走塁」、これが今ネット上でも大きな話題になっているんだよ。

まず、平山功太ってどんな選手?

平山功太選手は2004年3月16日生まれ、広島県出身の22歳だ。身長185cm、体重82kg、右投右打の内野手で、今シーズンから背番号69をつけてジャイアンツのユニフォームを着ている。

彼のプロ入りまでの道のりが、また面白いんだよ。広島の瀬戸内高校を卒業して環太平洋大学に入学したんだが、なんとわずか1年で中退。そこから縁もゆかりもない千葉へ飛び込んで、独立リーグの千葉スカイセイラーズで野球を続けた。当時まだ19歳だったんだから、なかなかの決断力じゃないかい。

そして2023年秋のNPBドラフト会議で、読売ジャイアンツが育成選手ドラフト7位——これはジャイアンツとしての最下位指名だよ——で指名した。育成選手としてプロの門を叩いた平山は、2026年4月5日についに支配下選手契約を勝ち取った。千葉スカイセイラーズ史上初のNPB選手という快挙も達成した苦労人だ。

2026年4月29日、東京ドームで起きた「神走塁」

さあ、本題に入ろう。2026年4月29日に東京ドームで行われた巨人対広島4回戦の2回。この回、巨人はすでに2点を先取していた。1死二・三塁の場面で、9番に入った竹丸和幸投手がセーフティースクイズを試みた。

ところが、バントしたボールは投手の正面へ転がり、本塁へ転送されてしまった。三塁走者だった平山には余裕のないタイミング——誰が見てもアウトに見えた。

だが平山は諦めなかった。審判にセーフをアピール。それを見た阿部慎之助監督がすかさずリクエストを要求した。リプレー検証の映像が確認されると、驚くべき事実が明らかになった——平山が体を反転させてキャッチャーのタッチをかわし、右手で先に本塁を触れていたんだ!判定は見事に覆り、貴重な追加点が刻まれた。東京ドームの一塁側ベンチは大盛り上がりになったそうだよ。

今シーズンの記録と成長の軌跡

平山の2026年シーズンの足跡を見てみよう。すべてが「初めて」の連続だ。

  • 初出場:2026年4月8日、対広島2回戦、マツダスタジアム(地元・広島!)
  • 初安打:2026年4月11日、対ヤクルト2回戦、山野太一投手から、東京ドーム
  • 初打点:2026年4月21日、対中日4回戦、金丸夢斗投手から、長野オリンピックスタジアム
  • 初本塁打:2026年4月25日、対DeNA5回戦、片山皓心投手から、横浜

2026年4月28日現在の通算成績は11試合、28打数5安打、打率.179、1本塁打、3打点。打率だけ見ると控えめに見えるかもしれないが、今回のような神走塁でチームに貢献するのが彼の真骨頂だよ。

おじさんの豆知識コーナー:独立リーグとリクエスト制度の裏話

おじさんに言わせれば、今回の話には二つの面白い「裏側」があるんだよ。

まず独立リーグの話。平山が在籍した千葉スカイセイラーズは、NPBとは別に運営される独立リーグの球団だ。日本初の独立リーグは2005年に設立された四国アイランドリーグ(現・四国アイランドリーグplus)で、その後BCリーグなど各地にリーグが広がった。毎年このルートからNPBドラフトにかかる選手が出ており、育成の観点から年々注目度が高まっている。平山は千葉スカイセイラーズにとって「史上初のNPB選手」という金看板になったわけだ。

次にリクエスト制度の話。NPBでビデオ判定(リクエスト)制度が導入されたのは2018年シーズンのこと。ホームランの有無や本塁上のクロスプレーなど、際どいシーンで各チームが1試合に1回(判定が覆れば消費なし)使える。今回の平山の「神走塁」は、この制度がなければ幻の走塁で終わっていたかもしれない。現代野球ならではのドラマだよ。

「躍動感」と「空」——22歳の哲学

平山選手が自らのアピールポイントとして挙げているのは「躍動感」だ。今回の神走塁はまさにその言葉がぴったりのプレーだったよ。

座右の銘は「空」。シンプルだが深い。好きな食べ物はビビンバで、プロテインを1日3回欠かさず摂取するストイックな一面もある。気分を上げる曲はBIGBANGの『BANG BANG BANG』、登場曲はDOBERMAN INFINITYの「We are the one」——なかなかセンスのある選曲じゃないかい。

今年の目標を聞かれて「1番努力すること」と答えた平山。育成7位からの這い上がりを支えてきたのは、そのひたむきな姿勢なんだろうね。

まとめ:苦労人が魅せる野球の醍醐味

おじさん的に言わせてもらえば、平山功太のような「這い上がり系」の選手こそが野球を面白くするんだよ。大学を1年で中退して知らない土地の独立リーグに飛び込み、育成最下位指名からプロの椅子をつかみ、地元マツダスタジアムで初出場を果たして、今度は神走塁でチームを鼓舞する——こんなドラマが毎週見られるんだから、プロ野球はやめられないよ。

まあ、東京ドームに足を運ぶ機会があったら、背番号69を探してみてくれよ。22歳の躍動感、生で見る価値は十分あるよ。おじさんも太鼓判を押すからね!