やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんが大好きな大相撲の「番付」について、とことん語らせてもらうよ。

大相撲の夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)を前に、4月27日に新番付が発表される。こういう時期になるとね、おじさんはワクワクが止まらないんだよ。

番付って、そもそも何なんだい?

「番付」っていうのは単なる順位表じゃないんだよ。大相撲に所属するすべての力士が、本場所の成績によって地位を序列づけられた「身分証明書」みたいなものさ。毎場所終了後に番付編成会議が開かれて、地位が上下するわけだ。

現行制度における番付の地位はこうなっている:

  • 幕内(関取): 横綱・大関・関脇・小結・前頭 ── 計42名
  • 十両(関取): 28名
  • 幕下(力士養成員): 120名
  • 三段目: 160名
  • 序二段・序ノ口: 人数不定

関取(幕内+十両)になれるのは合計70名だけ。それ以外は「力士養成員」として扱われ、給与や待遇も全然違う。番付の上下は、力士の人生そのものを左右するんだよ。

夏場所前の注目昇進者たち

さて、今回の番付編成会議(4月25日、エディオンアリーナ大阪)で発表された顔ぶれを見てみようか。

大花竜の新十両昇進

立浪部屋の大花竜(24歳)が新十両昇進を果たした。春場所では幕下2枚目という番付で6勝1敗の好成績。2024年の夏場所に初土俵を踏んでからわずか1年足らずで関取の座をつかんだわけだよ。これは相撲の世界では「出世が早い」と言っていい。

再十両で注目は炎鵬!

おじさんが特に注目したいのは炎鵬(31歳、伊勢ケ浜部屋)の再十両昇進だ。

炎鵬は幕内経験者の人気力士だが、2023年5月の夏場所で10連敗(10日目は不戦敗)で休場。後に脊髄損傷と判明する大けがを負ったんだよ。そこから番付は落ちに落ちて、なんと序ノ口まで転落してしまった。

ところが今月の春場所、幕下4枚目で5勝2敗と勝ち越し、見事に十両復帰を決めた。幕内経験者が序ノ口まで番付を落とした後、関取に復帰したのは史上初の快挙だよ。これは本当にすごい話なんだ。

他にも栃大海(26歳、春日野部屋)、白鷹山(30歳、高田川部屋)が再十両昇進を果たしている。

おじさんの豆知識コーナー:番付表の「書き方」がヤバいんだよ

まあ、聞いてくれよ。番付表って、あの独特な文字で書かれているだろう?あれは「行司」が専用の筆で書く「相撲文字(根岸流)」という特殊な書体なんだ。文字と文字の間に隙間がなく、ぎっしり詰め込んで書くのが特徴でね、これは「すき間(負け)がない」という縁起を担いでいるんだよ。一場所分の番付表を1人の行司が数週間かけて書き上げる。デジタル全盛の現代でも、この伝統は守られているわけさ。

さらに面白いのは、番付表に載る力士の四股名の「文字の大きさ」が地位によって変わること。横綱は一番大きく、下位力士は小さく書かれる。一枚の紙に千人近くの情報が詰まった、まさに芸術品だよ。

番付の歴史を少し紐解こうか

おじさんに言わせれば、番付の歴史を知らずして相撲は語れないんだよ。

現在の幕内42名という定員は2004年1月場所からの話だ。それ以前は1991年から40名だったし、さらに遡れば1888年に十両が創設されてからというもの、幕内の人数は28人から49人の間で毎場所変動していた時代もあった。

三段目の定員が現在の160名(東西80枚)になったのは1970年9月場所から。それ以前の1961年から1967年は東西100枚・200名という大所帯だったんだから、昔は相撲部屋に弟子がいっぱいいたということだよ。

序二段の史上最多は1994年5月場所の210枚(計420名)。これはバブル経済の余韻で相撲人気が高かった1990年代初頭に新弟子が激増した結果さ。

番付発表日の「御免祝い」ってなんだい?

大相撲の夏場所前後には「御免祝い(ごめんいわい)」という行事がある。これは新十両昇進力士が各部屋や関係者への挨拶回りをして、昇進を披露する伝統行事だ。新しい関取が誕生するたびに、相撲界全体で祝福する文化があるわけだよ。

夏場所の新番付が4月27日に発表され、その後この御免祝いの日程が組まれる。5月10日の初日に向けて、両国国技館周辺がにぎわっていく。

まとめ:番付に刻まれた力士の人生

番付っていうのは単なるランキングじゃなくて、力士一人ひとりの「汗と涙の結晶」なんだよ。炎鵬が序ノ口から這い上がって史上初の関取復帰を果たした話ひとつとっても、番付の数字の裏に、どれだけドラマがあるか分かるだろう?

4月27日の新番付発表、そして5月10日の夏場所初日。おじさんはテレビの前でお茶をすすりながら、じっくり楽しむつもりだよ。君も一度、番付表をじっくり眺めてみてはどうだい?相撲の奥深さが、きっと見えてくるはずさ。