やあやあ、みんな!おじさんだよ。今日は大相撲夏場所でちょっとした騒動があったんで、そこから話を広げていこうと思う。
令和8年5月19日——大相撲夏場所10日目のことだ。国技館で観客がどよめく珍事が起きた。東前頭七枚目・千代翔馬と西前頭十枚目・伯乃富士の取組で、立ち合いが合わずに館内が騒然となったんだよ。「今のは何?」「こんな立ち合い初めて見た」——そんな声が館内に飛び交い、しばらくざわめきが収まらない状態になったそうだ。ABEMAの中継コメントには「キレてるやん」「いつも合わせない」「怒ってるなw」とファンの困惑があふれた。
千代翔馬って、どんな力士だ?
まず千代翔馬のプロフィールを押さえておこう。
本名は石橋翔馬、モンゴルのウランバートル出身で、1991年7月20日生まれの現在34歳。九重部屋所属で、身長184cm・体重140kgの押し・左四つ・寄りを得意とする力士だ。
相撲を始めたのは17歳のとき。2009年7月場所で初土俵を踏んでから着実に出世を重ね、2016年1月場所に新十両、2016年9月場所に新入幕を果たした。最高位は前頭二枚目。通算100場所の経験を持ち、生涯戦歴は590勝577敗20休という堂々たる記録だよ。幕内だけで見ても45場所・297勝356敗20休。これだけの場所数を積み重ねてきたベテランなんだね。
本人が「相撲界で自分がNo.1だと思うこと」として挙げているのがスピード。押し相撲の中でもその動きの速さは見ている者を唸らせるんだ。
立ち合いって何がそんなに大事なの?
おじさんに言わせれば、立ち合いは相撲の「すべてが決まる瞬間」といっても過言じゃない。
現代の大相撲のルールでは、両力士が両手を土俵についてから立つというのが正式な形。しかし実際には「呼吸を合わせること」が重視されていて、どちらかが合わせなければ「不成立」となり、やり直しになる。
昭和40年代頃には「待った」(立ち合いのやり直し)が頻発したため、日本相撲協会が改善に乗り出した歴史がある。現在は待ったを減らすよう厳格な指導が行われているんだが、それでも今回のような珍事は起きる。だからこそ相撲は面白いんだよ。
千代翔馬の最近の成績を深掘り
今場所の13日目時点での5勝8敗という成績、実は直前の場所との落差がなかなか大きいんだ。
| 場所 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|
| 令和7年11月場所 | 東前頭17枚目 | 10勝5敗 |
| 令和8年1月場所 | 東前頭11枚目 | 6勝9敗 |
| 令和8年3月場所 | 東前頭14枚目 | 10勝5敗 |
| 令和8年5月場所 | 東前頭7枚目 | 5勝8敗(13日目) |
3月場所で10勝を挙げて番付を一気に七枚目まで上げてきたんだが、今場所は上位との対戦で苦しんでいる。対戦相手を見ると、阿炎・朝乃山・若元春・金峰山といった実力者がずらりと並ぶ。番付が上がれば相手も強くなる——これが相撲の宿命だよ。
過去6場所の決まり手傾向を見ると、寄り切り24%・叩き込み17%・上手投げ10%・その他49%と、実に多彩だ。押し相撲だけでなく組んでも強い、オールラウンダーぶりが数字からも伝わってくる。
モンゴル出身でも日本文化にどっぷり
ここで面白い話をしようじゃないか。千代翔馬のプロフィールアンケートを見ると、その日本文化への親しみぶりがよくわかるんだよ。
- 好きな音楽: 長渕剛
- 好きな漫画・アニメ: ドラゴンボール
- 好きなテレビ番組: 有吉ゼミ
- 応援しているチーム: 侍ジャパン
モンゴル・ウランバートル生まれでありながら、長渕剛を聴き、侍ジャパンを応援する——これはなかなか面白いだろう?ちなみにしこ名の履歴は「翔馬」→「千代翔馬」で、九重部屋伝統の「千代」の名を受け継いでいる。
座右の銘は「頑張れば良事(いいこと)がある!」。17歳で異国に渡り、100場所をかけて積み上げてきた信念が、このシンプルな言葉に凝縮されている気がするよ。
まとめ——相撲の奥深さを感じてくれよ
千代翔馬は通算590勝以上を誇り、スピードを武器に戦い続ける九重部屋のベテラン力士だ。今場所の伯乃富士との立ち合い珍事は、相撲という競技が持つ「様式美」と「心理戦」の両側面を改めて浮き彫りにしてくれた。
令和8年5月場所の千秋楽は5月24日。千代翔馬の残り2番の戦いをぜひ注目してみてくれ。立ち合いのひとつひとつに、力士の心理と戦略が凝縮されている——それがわかれば、相撲観戦がもっと楽しくなるはずだよ!
おじさんのうんちく豆知識コーナー
ちょっと聞いてくれよ、立ち合いで有名な奇手といえば「猫だまし」だよ。
立ち合いの瞬間に相手の顔の前で両手をパンと打ち合わせて驚かせる技で、1990年代に元前頭・舞の海秀平がよく使ったことで広く知られるようになった。舞の海は身長171cm・体重102kgと幕内最小クラスながら、この奇手や技の巧みさで大型力士を次々と破り、幕内通算182勝を記録した力士だ。
「猫だまし」は卑怯か芸術か——この議論は今でも相撲ファンの間で続いている。相撲の「立ち合いの美学」という観点から見ると、今回の伯乃富士の行動も同じように賛否が分かれるわけだね。ちなみに猫だましは決まり手の正式種目には含まれておらず、あくまで戦術として使われているんだよ。