やあやあ、久しぶりに血が騒ぐニュースが飛び込んできたよ。
銀杏BOYZの峯田和伸が映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』で話題になっているじゃないか。若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀といった実力派俳優たちと共演して、フィルムカメラで撮影されたメイキング写真まで公開されてさ。おじさん、思わず「こりゃ本物だ」とつぶやいたよ。
峯田和伸という男の歩みをおさらいしよう
峯田和伸は1977年8月29日、山形県生まれ。10代の頃に音楽に目覚めて、1998年に群馬県前橋市でGOING STEADYを結成した。バンドは2003年に解散したが、その後すぐに銀杏BOYZとして再出発。「DOOR」「なんとなく、なんとなく」「エンジェルベイビー」など、荒削りだけど聴く者の心に刺さる楽曲を世に送り出してきた。
銀杏BOYZのライブ、行ったことある人は分かるだろうけど、あのパフォーマンスは尋常じゃない。客席に飛び込む、シャツを脱ぎ捨てる、時には泣きながら歌う……。2014年の「SUMMER SONIC」や数々のフェスで見せた圧倒的なステージは、邦楽ロック史に残る名場面として語り継がれているんだ。
映画『ストリート・キングダム』が描くパンクの魂
さて、今回の映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』だが、これは田口トモロヲ監督×宮藤官九郎脚本という強力タッグで作られた作品だ。朝日新聞のインタビューで宮藤官九郎は「自分の音を求めたパンクロックの物語」と語っていてね、おじさんはその一言でビビっときたよ。
仲野太賀のど迫力の演技も映画.comのレビューで注目を集めていて、「圧倒的な存在感」という声が多数上がっている。そして峯田和伸も俳優として出演していて、フィルムカメラで撮影されたメイキング写真からも現場の熱量が伝わってくる。デジタルじゃなくてフィルムにこだわったところに、この作品のスタンスが出ているよな。
俳優・峯田和伸の意外な一面
おじさん的に面白いのはね、峯田和伸が俳優としても着実にキャリアを積んでいる点だ。2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』(宮藤官九郎脚本!)への出演が広く知られているが、その後も映画やドラマに継続的に登場している。
今回の『ストリート・キングダム』で宮藤官九郎と再びタッグを組んだわけだが、これはただの偶然じゃないだろう。『あまちゃん』で見せた峯田の「本物感」を宮藤官九郎が信頼しているからこそ、再び声がかかったんだと思うよ。
フィルムカメラで撮るという選択
メイキング写真がフィルムカメラで撮影されていることにも注目してほしい。2020年代に入ってフィルム写真は再評価されていてね、富士フイルムは2023年に「写ルンです」の生産を一部縮小して話題になったほど需要が回復している。
峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆が並んだフィルム写真には、デジタルにはない粒状感と温かさがある。この映画が「音」というアナログな表現を扱っているからこそ、記録媒体もアナログにこだわったんじゃないかな。おじさんはそこに美学を感じるよ。
まとめ:「自分の音」を探し続ける男
峯田和伸という人は、デビューから約25年以上経った今も「自分の音」を鳴らし続けている。商業的な成功よりも、自分が本当に鳴らしたい音を優先してきた結果が、今の映画出演にもつながっているんだよな。
ちょっと聞いてくれよ、最後に一つだけ。この映画のタイトル『自分の音を鳴らせ。』って、峯田和伸の生き方そのものだと思わないか? 50代のおじさんとしては、若い頃に「自分の音」を見つけようともがいていた時代を思い出してさ、なんかグッときちゃったよ。
映画の公開を楽しみにしながら、たまには銀杏BOYZのアルバムでも引っ張り出して聴いてみてくれよな。あの叫び声には、きっと今の君に刺さる何かがあるはずさ。
おじさんの豆知識コーナー:パンクロックと「自分の音」
まあ、聞いてくれよ。「パンク」という言葉、もともとは英語のスラングで「役立たず」「ならず者」を意味したんだ。それが1970年代半ば、ニューヨークとロンドンで同時多発的に音楽ムーブメントとなって爆発した。
1976年にザ・クラッシュとセックス・ピストルズがデビューして、既存の音楽産業に真っ向から喧嘩を売ったんだね。当時のロックはプログレッシブロックやアリーナロックが全盛で、高い演奏技術と大規模な制作が「当たり前」とされていた。それに対してパンクは「3コードでいい、ヘタでいい、今ここで鳴らすことが全てだ」という価値観をぶつけてきた。
その精神がイギリスから日本に渡ってきたのが1980年代。THE Stalin、INU、じゃがたらなどが日本語パンクの礎を作り、それが90年代のHi-STANDARDやガスタンクを経て、2000年代のGOING STEADY&銀杏BOYZへとつながっていく。峯田和伸の「叫び」には、実に50年近いパンクの系譜が宿っているんだよ。