やあやあ、みんな!おじさんだよ。今日はね、映画の話をしようと思うんだよ。最近トレンドになっている『プロジェクト・ヘイル・メアリー』——これがなかなか深い映画でさ、おじさん的にはうんちくを語らずにはいられないんだよ!

2026年の注目映画、ついに上映中だ!

2026年3月20日、日本でも待望の公開が始まった映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。主演はライアン・ゴズリング、上映時間156分のアメリカ映画だよ。

原作はアンディ・ウィアーのベストセラーSF小説さ。アンディ・ウィアーといえば『火星の人』の作者——リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化され、2016年のアカデミー賞7部門にノミネートされた大ヒット作の原作者だよ。そのウィアーが次に書いたのがこの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』だから、ファンの期待がどれほど大きかったか、わかるだろう?

物語の概要——人類最後のイチかバチか

謎の現象によって太陽のエネルギーが奪われ始め、このままでは地球は冷却して全人類が滅亡する。調査の結果、同じ現象が宇宙中の無数の恒星で起きていることが判明。しかし11.9光年先にたった一つだけ、この現象に侵されていない星が発見された。

人類が打った最後の手——それが宇宙船「ヘイル・メアリー号」で謎の星に向かうミッションだ。選ばれたのはかつて優秀な科学者だったが、今は中学の理科教師をしているライランド・グレース(ゴズリング)。80億人の命を背負い、ただ一人で宇宙へ旅立つ。

宇宙の孤独な旅の途中、グレースは「ロッキー」と名づけた異星人と出会う。ロッキーもまた、自分の母星を救うために同じ場所を目指していた。姿も言葉もまったく違うふたりが、科学を共通言語にして友情を育み、ともに難題に挑む——これが本作の核心さ。

おじさんの豆知識:「ヘイル・メアリー」ってどういう意味?

まあ聞いてくれよ。「ヘイル・メアリー(Hail Mary)」という言葉、知ってたかい?

もともとはカトリックの祈り「アヴェ・マリア」の英訳で、聖母マリアへの讃美の言葉だよ。でもアメリカではアメリカンフットボールの俗語としても完全に定着しているんだ。

試合の終了間際、もう時間が残っていない絶体絶命の状況でクォーターバックが「神様、助けてください!」と祈りながら放つ超ロングパスのことを「ヘイル・メアリー・パス」と呼ぶんだよ。成功確率は極めて低いけれど、それしか手がない状況での最後の手段——まさに「イチかバチか」の大博打さ。

つまり映画タイトル「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、「人類の滅亡を防ぐための、成功するかどうかもわからない最後の賭け」を意味しているわけだよ。このタイトルの深さ、伝わったかな?

11.9光年先の星——実は実在するんだよ

おじさん的に気になったのは「11.9光年先の星」という設定だよ。光年というのは光が1年で進む距離——約9兆4600億キロメートルだ。その11.9倍というのは約113兆キロメートル、まったく想像がつかない距離さ。

おもしろいことに、地球からおよそ11.9光年の位置に「タウ・セチ(Tau Ceti)」という実在する恒星があるんだよ。太陽に似たG型星で、地球に似た惑星を持つ可能性があるとして天文学者から注目されている星だ。アンディ・ウィアーが意識して設定したかどうかはわからないけど、ハードSF作家らしい細部へのこだわりを感じるよね。

豪華キャストとスタッフ陣に注目しよう

ライアン・ゴズリング——カーディガンまで流行中

1980年11月12日、カナダのオンタリオ州生まれ。10代の頃はディズニー・チャンネルの「ミッキーマウス・クラブ」でキャリアをスタートさせた、苦労人だよ。2017年の『ラ・ラ・ランド』ではアカデミー賞主演男優賞を含む14部門にノミネートされ、2023年の『バービー』ではケンを演じて再び世界的な話題をさらった。

最近話題なのが、ゴズリングが本作の中で着ているカーディガンが米国で空前のブームになっているってことさ!俳優のファッションが流行するのはいつの時代もあることだけど、それだけ映画の注目度が高い証拠だよ。

ザンドラ・ヒュラー——欧州最高峰の実力派

1978年4月30日、東ドイツ(現ドイツ・テューリンゲン州)のズール生まれ。ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇アカデミーで演技を学んだ本格派だよ。2023年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『落下の解剖学』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、同年の『関心領域』(ジョナサン・グレイザー監督)でも英国アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた実力派さ。

監督・スタッフも一流揃いだよ

監督は「スパイダーマン:スパイダーバース」シリーズの製作・脚本で知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラーのコンビ。脚本は『オデッセイ』(火星の人の映画版)も手がけたドリュー・ゴダードが担当。撮影はグレイグ・フレイザー——『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)でアカデミー賞撮影賞を受賞した世界最高峰のカメラマンだよ。音楽はダニエル・ペンバートンが手掛けているんだ。

映画ファンも認める本格派さ

『シン・ゴジラ』などで知られる樋口真嗣監督も、海老名のTHXシアターでこの映画をIMAX鑑賞して大絶賛していたよ。映画のプロが認める作品だ。

一方で「156分は長い」「テンポがゆっくりだ」という声があるのも事実さ。でもそれはそれだけ丁寧に世界観と登場人物を描いているということでもある。映画.comの評価を見ると全1042件のレビューで3.8点という高評価だよ。

まとめ——久しぶりの本格派SF映画だよ

おじさん的に言わせれば、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は「原作の力×豪華キャスト×一流スタッフ」が揃った、久しぶりの本格ハードSF映画さ。単なる宇宙アクションじゃなくて、科学的な知見をベースにしながら、異文化どころか異星間の友情という人間ドラマも丁寧に描いている。

「ヘイル・メアリー」——成功確率がわからなくても、それしか手がないから賭けるしかない。そのタイトルの重みを感じながら156分を過ごしてみてくれよ。おじさんは全力でこの映画を推しているよ!IMAXや各種プレミアムフォーマットでも上映中だから、できれば大きなスクリーンで体験してほしいね。