やあやあ、おじさんだよ。今日は本州の最西端、山口県の話をしようじゃないか。

最近ちょっと気になるニュースが山口県から飛び込んできてね。「えっ、明治から続いてたものを廃止?」と思わず膝を打ったよ。しかも理由が現代らしい。まあ、聞いてくれよ。

明治から続いてきた「職員録」がついに消えた

2026年4月、山口県が県の職員録冊子の発行を廃止すると発表したんだ。この職員録というのは、県のどの部署に誰がいるか、名前や所属を一覧にした冊子のことで、なんと明治時代から発行されてきた由緒ある行政文書なんだよ。

100年以上にわたって続いてきた慣習をなぜ廃止したか。理由はズバリカスタマーハラスメント(カスハラ)対策だ。職員録があると、特定の職員の氏名と所属が誰でも調べられてしまう。悪意ある人間に個人を特定されて、嫌がらせや不当な要求をされるリスクがある、というわけだね。

おじさんに言わせれば、時代の流れというやつだよ。明治の頃は「行政の透明性」として職員名を公開することが信頼の証だった。でも2020年代の今、その「透明性」が職員個人を守る壁を壊す道具になってしまったんだね。

カスハラは今や社会問題

厚生労働省の調査(2023年度)によると、過去3年以内にカスタマーハラスメントを経験した労働者は全体の約15%にのぼるという。公務員も例外じゃない。こうした時代背景の中で、山口県は思い切った決断をしたわけだ。

もうひとつのニュース:お米5キロ買ったら1キロおまけ!

もうひとつ、山口県民には嬉しいニュースがあってね。山口県が「山口県産米の購入支援キャンペーン」を展開していて、山口県産米5キロに対して1キロ分を増量、価格は据え置きで販売するという取り組みが始まったんだ(読売新聞オンライン、2026年4月)。

6キロ分の米が5キロの値段で買えるんだから、県民からしたらかなりありがたい話だよ。背景には米価格の高騰があって、全国的にお米の値段が上がっている中で県産米の消費を支える狙いがあるわけだ。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

山口県のお米、実は歴史がある!

おじさんが調べたところによると、山口県で代表的なブランド米は「ひとめぼれ」「きぬむすめ」あたりなんだが、山口県の農業の歴史はなかなか深い。山口県の農地面積は約2万9000ヘクタール(2022年農業センサスより)。県土の約1割強が農地なんだよ。

そして職員録の話に戻るけど、明治時代の1868年(明治元年)以降、各府県は行政の近代化とともに職員録の整備を進めていった。当時は印刷技術も限られていたから、職員録を作ること自体がひとつの「行政の成果」だったんだね。それが150年以上経って廃止される…時代を感じるじゃないか。

山口県、知れば知るほど面白い

せっかくだから山口県のうんちくも披露しておこうか。

総理大臣を最も多く輩出した県

まず、山口県といえば歴代総理大臣の出身地として日本一なんだよ。伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三…と8名(一部には異論もあるが)もの総理大臣を輩出している。これは他の都道府県を大きく引き離しているんだ。

幕末の志士たちを育てた吉田松陰の松下村塾(萩市)は、1856年(安政3年)に本格的な塾として始まり、わずか1年余りの間に伊藤博文、山縣有朋、高杉晋作、久坂玄瑞など後の明治維新を担う人材を輩出した。2015年には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして世界文化遺産に登録されているんだよ。

日本三名橋・錦帯橋の驚くべき構造

岩国市の錦帯橋は1673年(延宝元年)に初めて建設された木造アーチ橋で、全長193.3メートル、幅5メートルという規模を誇る。5連の木造アーチが特徴で、釘を一切使わない伝統的な木組み技術で作られているんだ。

毎年の洪水で何度も流されてきた歴史があって、現在の橋は2004年に完成した架け替え後のものだよ。それでも300年以上にわたって同じ設計思想で建て直されてきたというのが、山口の人たちの誇りでもあるんだね。

下関のふぐ、実は「ふく」と読む

下関の名産といえばフグ(ふぐ)だけど、下関では「ふく」と呼ぶんだよ。「福」に通じる縁起のいい言葉だからね。下関市には唐戸市場があって、毎週土日祝日の朝8時から始まる「活きいき馬関街」では新鮮な魚介類が安く買えると観光客にも人気なんだ。

日本のフグ消費量の実に約60〜70%が山口県下関を経由しているといわれている。まさに「ふぐの都」だよ。

まとめ:山口県の懐の深さ

どうだい?山口県って、幕末の歴史から現代のカスハラ問題まで、実に多彩な顔を持つ県だろう?

明治から続く職員録を廃止するという決断も、職員を守るための現代的な対応だ。おじさんはこういう「時代に合わせて変える勇気」を持つ行政の姿勢は大事だと思うよ。一方でお米の増量キャンペーンみたいな、県民生活に寄り添う取り組みもいい。

錦帯橋を渡り、松下村塾で志士たちの息吹を感じ、下関でふくを味わう旅…山口県、一度ゆっくり行ってみる価値は十分あるよ。おじさんが保証するね。

じゃあ今日はこの辺で。また面白い話を仕入れておくから、楽しみにしていてくれよ!