やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと仕事の話をしようか。
最近、「大東建託」という会社が面白いことを始めたんだよ。おじさん、ニュースを見てびっくりしてね。なんと「社内転職」制度を導入するって話さ。支度金10万円付きでね。これ、なかなか面白い仕組みなんだよ。まあ、聞いてくれよ。
大東建託って、どんな会社?
「大東建託」って名前は聞いたことあるだろう?アパートの建設・管理を中心に手がける総合不動産企業さ。1974年に愛知県名古屋市で創業して、今や東証プライム上場企業として日本全国に展開している大手だよ。
2024年3月期の売上高は約1兆6,000億円、従業員数は連結で約1万8,000人規模という大企業なんだ。「いい部屋ネット」ってブランドで賃貸物件を探したことがある人も多いんじゃないかな。CMでもおなじみだよね。
そんな大東建託が今回打ち出したのが、「社内転職」制度なんだよ。
「社内転職」制度とは何か?
おじさんに言わせれば、これは非常に賢い人材戦略さ。
仕組みはシンプルで、社員が「今の部署じゃなくて、別の部署で働きたい!」と思ったとき、社内公募に応募して異動できる制度なんだ。転職市場でいう「転職」と同じように、自分のスキルや希望を活かせる部署に移れる。そして今回のポイントが、支度金として10万円が支給されるという点さ。
なぜ今、このタイミングで?
ここが面白いんだよ。2024年以降、日本の転職市場はどんどん活性化していてね。厚生労働省の調査によると、2023年の転職者数は約329万人と高水準が続いている。人材の流動化が進んでいる中で、せっかく育てた優秀な人材が「外に転職」してしまうのを防ぐのが狙いさ。
要するに「うちの会社の中で転職できますよ」という仕組みを作ることで、「外に出るくらいなら、社内で挑戦してみよう」と思わせる戦略なんだね。
支度金10万円というのも「本気の転職サポート」を示す金額で、引越しが伴うような異動のコストをカバーする意味合いもある。実質的なインセンティブとして機能するわけだよ。
野球場でも存在感を示す大東建託
ところで話は変わるけど、大東建託はスポーツスポンサーとしても積極的でね。
2026年4月25日(土)には、東北楽天ゴールデンイーグルスの試合で「大東建託 DK SELECT デー」というイベントが開催されるんだよ。このイベントでは、人気ガールズグループ「GENIC」のメンバーが国歌斉唱を行うという豪華な演出も予定されているんだ。
GENICは2019年に結成された6人組のガールズグループで、インスタグラムのフォロワーも多いおしゃれ系のグループさ。企業のスポーツスポンサーシップと音楽エンタメを組み合わせた、現代的なブランド戦略だよね。
不動産業界の人材戦略が変わってきた
大東建託の社内転職制度、改めて考えると不動産業界全体の変化を象徴しているとおじさんは思うんだよ。
不動産会社といえば、営業職が中心でノルマがきつく、離職率が高いイメージがあるよね。実際、不動産業界の離職率は全産業平均(約15%前後)を上回る水準が続いていると言われている。
大東建託も営業体制が主軸の会社だけに、優秀な人材を引き止めるのが課題だったんだろう。そこで「社内転職」で選択肢を広げ、「辞めなくても違う仕事ができる」という環境を作ったわけさ。
他社の動向も見てみると
面白いことに、この動きは大東建託だけじゃなくてね:
- パナソニック:2021年から社内公募制度を大規模に整備し、毎年数百人規模の異動実績がある
- 富士通:2020年代に入ってジョブ型雇用へのシフトと合わせて社内公募を強化
- 三菱商事:2022年から社内FA(フリーエージェント)制度を拡充
こうした流れを見ると、日本企業全体が「人材の囲い込み」から「社内での流動化」へ舵を切っているのが分かるよ。
まとめ:おじさんの目には、これは正しい方向性に見える
やあやあ、長々と話したけど、大東建託の「社内転職」制度、なかなか面白い取り組みだと思うよ。
支度金10万円という具体的なサポートを付けたことで、単なる「制度だけ作りました」じゃなく、本気度が伝わってくる。「外に出るくらいなら、うちの中で挑戦しろよ」というメッセージは、会社にとっても社員にとっても悪くない話さ。
君も今の仕事に閉塞感を感じているなら、ぜひ会社の制度を調べてみるといいよ。案外、「社内転職」できる仕組みが整ってるかもしれない。
おじさん的には「人は環境が変わると、また輝けることがある」と思っているからね。外に飛び出す勇気も大事だけど、内側を探索してみるのも悪くないさ。
じゃあ、またうんちく話しようね!
おじさんのうんちくコーナー:「社内公募制度」の歴史
ちょっと聞いてくれよ。「社内転職」「社内公募」って実は新しい概念じゃないんだよ。
日本でこの制度が注目されたのは1990年代のバブル崩壊後。終身雇用・年功序列が揺らぎ始め、「キャリアの自律」が叫ばれるようになった時代さ。ソニーやリクルートが早くから社内公募制度を導入したことで知られているよ。
リクルートなんか1960年代創業当初から「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という社是を掲げていてね、社内の流動性を大切にしてきた会社なんだ。
一方で、欧米企業では「Internal Job Posting(社内求人)」が当たり前のように運用されていて、マイクロソフトやグーグルでも社員が社内で気軽に別のチームに応募できる文化がある。日本はこれに追いつこうとしている段階とも言えるね。
経済産業省の「人材版伊藤レポート2.0」(2022年)でも、社員のキャリア自律を促す仕組みとして社内公募制度の整備が明記されているほど、今や国を挙げての推奨事項になっているんだよ。