やあやあ、久しぶりだね。今日はホンダの新しい小型EV「Super-ONE(スーパーワン)」の話をしてやろうと思ってさ。これがまた面白いんだよ。単なる電気自動車の話じゃなくて、ホンダの歴史とか技術の深いところまで絡んでくる話でね。まあ、最後まで付き合ってくれよ。

ホンダの小型EV「Super-ONE」って何だ?

まず基本から行こうか。ホンダが発表した「Super-ONE」ってのは、軽自動車プラットフォーム(軽PF)をベースにした小型EVのことだよ。日経クロステックの報道によると、出力は従来比1.5倍に引き上げられているというから、これは注目に値する数字さ。

軽自動車って聞くと「ちっちゃいやつ」ってイメージがあるかもしれないけど、日本の道路事情にはピッタリなんだよ。エンジン排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下という規格の中で、メーカーが知恵を絞り合ってきた。そのプラットフォームをEV化して1.5倍の出力を実現したってのは、技術的にかなり意味のある話なんだ。

さらにね、無限(Mugen)スタイルのスパルタンな新作パーツも先行公開されているというから、スポーティな仕上がりになりそうだろう?無限といえばホンダの関連チューニングブランドで、F1エンジン供給でも知られる会社だ。そのパーツが装着されるとなれば、Super-ONEはただの実用EVじゃなく、走りも楽しめる一台になる可能性がある。

「ブルドッグ」の血を引く?ホンダ・シティの伝説

ここでおじさんが一つ、深い話をしてやろう。Super-ONEの「スーパー」という言葉を聞いて、ピンときた人はかなりのホンダ通だよ。そう、1980年代に一世を風靡した「シティターボII」を思い出さないかい?

WEB CARTOPの記事でも取り上げられているこの車、正式名称はホンダ・シティターボIIで、1983年10月に登場した。ブリスターフェンダー(タイヤハウス周りが大きく膨らんだデザイン)とボンネット中央のパワーバルジ(エンジンの盛り上がり)が特徴的で、そのいかつい見た目から「ブルドッグ」というニックネームがついたんだ。

エンジンは544ccのインタークーラー付きターボで、最高出力は110馬力。当時の軽自動車規格(550cc)に収まりながら、インタークーラーを日本の大衆車として初めて採用したというから、かなりの先進性だろう。当時は「ドッカンターボ」なんて呼ばれるくらい、低回転では大人しいのに高回転で一気に加速する特性があって、運転には少々コツが要ったんだよ。それがまた「じゃじゃ馬」と称された所以さ。

おじさんの豆知識コーナー

ホンダ・シティとモトコンポの関係、知ってたかい?

シティが発売された1981年、ホンダはなんとシティのトランクに収納できる折りたたみ式バイク「モトコンポ」を同時発売したんだよ。エンジンは49ccの2ストロークで、最高速度は約45km/h。価格は当時8万3000円だった。車にバイクを積んで、目的地に着いたら取り出して走るという発想が、当時の若者に大ウケしてね。2011年には「EV-neo」というコンセプトで電動モトコンポが話題になったくらい、今でも愛されているデザインなんだ。

シティ自体の初代モデルは1981年9月発売で、キャッチコピーは「トールボーイ」。全高が1470mmと当時の軽自動車にしては背が高く、室内空間を重視した設計は後の「ワゴンR」や「N-BOX」につながる先駆け的存在とも言えるんだよ。

EVとホンダの現在地

さて、Super-ONEの話に戻ろうか。ホンダは2024年以降、EV戦略を大きく加速させている。2024年1月のCES(米国・ラスベガス)でHondaは新しいEVシリーズ「Honda 0(ゼロ)シリーズ」を発表していて、軽量化と効率化を徹底した設計思想が打ち出されている。

その流れの中で登場するSuper-ONEは、軽自動車プラットフォームを活用した日本市場向けの戦略的EVと言えるだろう。軽自動車は日本の新車販売の約40%を占めるというデータもあるくらい、日本人の生活に根ざした存在だからね。そこをEVで攻めるのはお見事な戦略だよ。

軽EVの市場状況

現在の軽EV市場で忘れてはいけないのが、2022年5月に発売された日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」の存在だ。サクラは発売から1年で累計販売台数が4万台を超え、軽EVの可能性を大いに示した。バッテリー容量は20kWhで、一充電あたりの航続距離(WLTCモード)は180kmだ。

Super-ONEが「出力1.5倍」を実現するとなれば、この先行モデルを意識した競争力あるスペックになりそうだろう?ホンダがどんな航続距離と価格帯を設定してくるか、おじさんも楽しみにしているよ。

「スーパー」という名前のこだわり

ちょっと面白いことを言わせてくれよ。「Super-ONE」という名前、よく見ると「スーパー」と「ワン(1)」が組み合わさっている。これ、単純に「超一流」という意味にもとれるし、「一番のスーパーカー」という響きもある。

実は「スーパー」という言葉を車名に使ったのも、ホンダにとって初めてじゃないんだよ。1990年代には「スーパーカブ」のイメージが世界に広まっていたし、「スーパーシビック」なんて通称で呼ばれたモデルも存在した。また、F1の世界では「スーパーアグリ」チームが2006年から2008年まで参戦していて、日本人ドライバーの佐藤琢磨が乗っていたことも記憶に新しい。

ホンダというブランドは「スーパー」という言葉と相性がいいのかもしれないね。

まとめ — 電動の時代に甦るホンダの情熱

どうだい、スーパーワンの話から始まって、シティターボIIのブルドッグ、軽EV市場の現状まで、たっぷり話してやったぞ。

ホンダはかつてシティターボIIで「軽自動車でも走りの楽しさを」と挑戦したように、Super-ONEでも「小さくても凄い」を実現しようとしているんだ。出力1.5倍という数字と、無限パーツのスポーティな仕様は、その意気込みの表れだよ。

EVというと「静かで地味」なイメージを持つ人もいるかもしれないけど、モーターの特性上、低回転から最大トルクが出るから、むしろ加速の鋭さは楽しいんだよ。あのシティターボIIのドッカンターボとはまた違った刺激が味わえるかもしれない。

Super-ONEの正式な発売スケジュールや価格はまだ明らかになっていないが、ホンダがどんな答えを出してくるか、この目でしっかり見届けようじゃないか。おじさんはそういう時代の変わり目が、たまらなく好きなんだよ。

じゃあまた次回も、おじさんのうんちくに付き合ってくれよ!