やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと気になるニュースがあってさ、おじさん、居ても立っても居られなくなったんだよ。
U-NEXT Holdings(ユーネクスト・ホールディングス) の話をしようじゃないか。最近また業績がいいって聞いてさ、「ああ、あの動画配信の会社ね」で終わらせたらもったいない。おじさんに言わせれば、この会社、実はなかなか面白い歴史と構造を持っているんだよ。
U-NEXT HDって、そもそも何者だ?
まず基本から押さえておこうか。U-NEXT Holdings(証券コード:9418)は、USEN株式会社とU-NEXT株式会社が2017年に経営統合して誕生した持株会社だよ。本社は東京都品川区にある。
USENといえば、1961年に「大阪有線放送社」として創業した、あの有線放送の老舗だ。喫茶店や居酒屋でBGMが流れているやつね。それが60年以上の歴史を持つ会社だって知ってたかい?
一方のU-NEXTは、2007年に宇野康秀氏が設立した動画配信サービスで、日本最大級のVOD(ビデオ・オン・デマンド)プラットフォームへと成長した。2023年時点で月額プランの料金は2,189円(税込)、配信コンテンツ数は映画・ドラマ・アニメ・書籍あわせて43万本以上という規模だ。
今回の決算、何がよかったのか
今回発表された2025年9月〜2026年2月期(第2四半期累計)の業績を見ると、純利益が前年同期比5%増、12〜2月期の経常利益は6%増益という結果が出た。
好調の要因はふたつ。
1. 動画配信の会員数が着実に増加
U-NEXTの有料会員数は2024年末時点で約450万人を突破しており、ここ数年で急速に拡大している。2022年にはParavi(パラビ)とのサービス統合を完了させ、TBSやテレビ東京などのコンテンツを取り込んだことが大きかった。さらに2023年にはディズニー作品の配信提携なども強化し、コンテンツの厚みが増している。
2. 電力小売事業が好調
これが意外と知られていない話なんだが、U-NEXT HDは電力小売事業もやっているんだよ。「USEN電力」として法人向けに電力を販売していて、この部門が収益に貢献しているんだ。エネルギー事業が動画配信会社の業績を支えているって、なかなか面白い構造だろう?
おじさんが掘り下げる!U-NEXTの知られざる豆知識
日本の動画配信市場、どれだけ大きいか
日本の動画配信(VOD)市場は、2023年度に約5,600億円規模に達したとされている。2019年の約2,800億円からわずか4年で倍増したことになる。コロナ禍が巣ごもり需要を生み、その習慣が定着した結果だ。
競合にはNetflix(日本でのサービス開始は2015年)、Amazon Prime Video、Disney+、Huluなどがひしめいているが、U-NEXTは「国内コンテンツの充実度」と「電子書籍との連携」で独自のポジションを築いているんだよ。
USENの有線放送、実は今も現役
まあ、聞いてくれよ。「有線放送なんて時代遅れじゃないか」と思うかもしれないが、USENの有線放送サービスは2024年現在も全国約50万店舗以上に導入されている。飲食店・小売店・ホテルのBGMとして根強い需要があるんだ。月額数千円の安定した収入が積み重なるビジネスモデルは、デジタル時代でも侮れない。
今後の見どころ
U-NEXT HDが今後力を入れていくのは、主に法人向けサービスの拡充とコンテンツへの先行投資だ。特にオリジナルコンテンツ制作への参入は、NetflixやAmazonに対抗する上で避けられないテーマになっている。
また、電力自由化市場における「USEN電力」のさらなる拡大も注目点だ。動画・音楽・書籍・電力という、一見バラバラに見えるサービスを一社でまとめて提供するという戦略は、「生活インフラのワンストップ化」という壮大な絵を描いているんだよ。
まとめ — おじさんからひと言
どうだい、U-NEXT HDって単純な動画配信会社じゃなかっただろう?
1961年創業の有線放送の老舗と、2007年生まれのデジタルネイティブ企業が手を組んで、動画・音楽・電力まで手がける複合企業に進化した。2026年2月期第2四半期の純利益5%増という数字は、その戦略が着実に実を結んでいる証拠だよ。
株価や業績だけじゃなくて、こういう「会社の成り立ち」や「事業の多様性」に目を向けると、経済ニュースがずっと面白くなる。おじさんはそう思ってるんだよね。
さあ、今日もちょっとだけ賢くなれたかな?また面白い話を持ってくるから、待っててくれよ!
おじさんの豆知識コーナー
「VOD」って言葉の起源、知ってるかい?
Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)という概念が最初に実用化されたのは、なんと1990年代のアメリカだよ。1994年、タイム・ワーナーがフロリダ州オーランドで「フルサービス・ネットワーク」と名付けた双方向テレビ実験を行い、これが世界初のVODサービス実験とされている。
日本では2000年代初頭からブロードバンド普及に合わせてVODが広がり始め、U-NEXTの前身サービスが2007年に登場した。つまりU-NEXTは日本のVOD黎明期からのプレーヤーなんだ。Netflixが日本上陸(2015年)するより8年も前から戦っていたわけだよ。
さらに余談だが、「オンデマンド(On Demand)」というラテン語由来の表現は「要求に応じて」という意味で、もともとは法律用語として使われていたものが、放送・通信分野に転用されたんだよ。言葉ひとつにも歴史があるもんだね。