やあやあ、久しぶりだね!今日はサッカーの話をしようじゃないか。
ラ・リーガで注目の一戦、マヨルカ対レアル・マドリードについて、おじさんがたっぷり解説してあげるよ。「ふーん、スペインのサッカーね」なんて軽く見ちゃいけないよ。この一戦にはなかなか奥深いドラマが詰まってるんだ。
マヨルカって、そもそもどんなクラブだい?
実はね、マヨルカというクラブ、ちゃんとした名前は レアル・クルブ・デポルティボ・マヨルカって言うんだ。1916年創設、地中海に浮かぶバレアレス諸島最大の島、マジョルカ島のパルマを本拠地にしているクラブだよ。ホームスタジアムは「Visit Mallorca Estadi」(旧称ソン・モイシュ)で、収容人数は約2万3,142人。小さめのスタジアムだが、アウェイのレアル・マドリードを迎えると雰囲気は最高潮になるんだよ。
マヨルカは長い歴史の中で、2003年にはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)準優勝という金字塔を達成している。当時の監督はグレッグ・ラモス、チームの中心にはサムエル・エトオがいたんだ。あのカメルーンの英雄エトオが若き日を過ごしたクラブでもあるんだよ。
今シーズンのレアル・マドリードとエンバペの物語
一方のレアル・マドリードといえば、スペインリーグ(ラ・リーガ)通算36回の優勝を誇る、まさに「銀河系クラブ」だね。2024年夏、ついに念願のキリアン・エンバペを獲得した。パリ・サンジェルマンとの契約満了に伴いフリーで加入、背番号9番をつけてベルナベウのピッチに立った時の世界中の注目度は凄まじかったよ。
そのエンバペについて、元レアル・マドリードの選手で現在クラブスタッフを務めるアルバロ・アルベロアが興味深いコメントを残したんだ。
「エンバペの守備意識について?FWがDFより守らず、DFがFWより攻めないのは当然だ。彼はすべきことを理解している」
これはね、FWとDFの役割分担について語った言葉なんだよ。エンバペが守備をあまりしないことへの批判に対する反論として語られたんだが、おじさんに言わせれば、これは「適材適所の哲学」なんだよ。
マブイの復活がキーポイントだった
この試合でもう一つ注目されたのが、アブデサラム・エザルズーリ(通称「アブデ」またはマブイ)の復活だよ。モロッコ出身の22歳のアタッカーで、本名はアブデサラム・エザルズーリ。マヨルカ所属のこの選手、負傷から回復して久しぶりの出場を果たしたんだ。
アブデはかつてバルセロナのカンテラ(育成組織)出身で、その後マヨルカに移籍。圧倒的なスピードとドリブル突破でラ・リーガでも存在感を示してきた選手だよ。地元マヨルカのファンからは「マブイ(美しいという意味のスラング)」と愛称で呼ばれるほど人気者なんだ。
負傷明けながらもアブデがピッチに立ったことで、マヨルカの攻撃に新たな生気が吹き込まれた。レアル・マドリードというスペイン最強のチームを相手に、自分たちのサッカーを貫こうというマヨルカの気概が感じられる一戦だったんだよ。
スペインリーグの名勝負の歴史
マヨルカがビッグクラブを苦しめてきた記録
まあ、聞いてくれよ。実はマヨルカはラ・リーガの歴史の中で、レアル・マドリードやバルセロナといったビッグクラブを何度も苦しめてきた「ジャイアントキラー」としての顔を持っているんだよ。
- 1999年、マヨルカはコパ・デル・レイ(国王杯)で決勝に進出し全国的な注目を集めた
- 2003年のUEFAカップ決勝(対セビージャ)では惜しくも0-2で敗れたが、ヨーロッパの舞台でその存在を示した
- 近年も1部リーグで粘り強く残留を続け、2022〜23シーズンは13位でフィニッシュ
こういった歴史があるから、マヨルカのホームゲームは侮れないんだよ。
ラ・リーガの昇降格の厳しさ
ラ・リーガは全20チームが戦い、毎シーズン下位3チームが2部(セグンダ・ディビシオン)に降格するという厳しいシステムを採用している。マヨルカはこの残留争いを何度も経験してきた。2010年に一度1部から降格し、その後も昇格・降格を繰り返しながら2021-22シーズンに1部復帰。今も1部の舞台で戦い続けているんだ。
この生き残りをかけた戦いの中で、レアル・マドリードのような強豪から勝ち点を奪うことがどれだけ重要か、おじさんには想像できるよ。
まとめ — サッカーはロマンだよ
さあ、どうだい?マヨルカ対レアル・マドリード、ただの1試合じゃないだろう?
1916年創設の島のクラブが、36回リーグ優勝の銀河系軍団に挑む。負傷から復帰したアブデが躍動し、エンバペをめぐる守備論争まで巻き起こす。サッカーってのはね、ピッチの外でもドラマが絶えないスポーツなんだよ。
アルベロアの言葉に戻ると、「それぞれがすべきことを理解している」というのは、チームスポーツの本質を突いた言葉だよね。FWはゴールを狙い、DFは守り抜く。そのシンプルな役割分担の中に、無数の戦術と人間ドラマが生まれる。だからこそサッカーは世界200カ国以上でプレーされ、ワールドカップの決勝は全世界で15億人以上が視聴するんだよ。
次にマヨルカの試合を見る時は、ただボールを追いかけるだけじゃなく、クラブの歴史と島の誇り、そして選手一人ひとりの役割を意識して見てみてくれよ。きっとサッカーがもっと面白くなるはずだよ!
じゃあまた、面白い話を持ってくるからね。
うんちくおじさんのサッカー豆知識コーナー
FWの守備についての歴史的な変化を知ってるかい?
実はサッカーでFWが守備をしなくてもいいとされていた時代は1970年代〜80年代まで遡る。当時は「9番」のセンターフォワードはゴール前で待つのが仕事、とされていたんだ。
しかしユルゲン・クロップが率いたドルトムント(2008〜2015年)が「ゲーゲンプレッシング」を世界に広めたことで、FWも全力プレスするスタイルが主流になった。
2010年代にはリオネル・メッシもバルセロナでのプレスに参加するようになり、「守備もするFW」が当たり前の時代に突入。しかしエンバペのような純粋なスプリンターは、守備よりもカウンターのスピードで貢献するタイプ。アルベロアの言葉は、この時代の「役割の再解釈」を示しているんだよ。
ちなみにアルベロア本人は現役時代(2006〜2016年)にレアル・マドリードで205試合に出場した守備の職人。守る側だったからこそ、攻撃的な選手の役割をよく理解しているわけだ。