やあやあ、今日もうんちくおじさんが来たよ。ゴールデンウィークの野球観戦、楽しんでるかい?
ちょっと聞いてくれよ。5月4日のDeNA対広島の試合、見ていたかな?坂倉将吾が初回に鮮やかな満塁本塁打を放ちながら、最終的に11点を失って大敗という、見ていて胸が痛くなるような試合だったんだよ。今日はその坂倉将吾という選手について、おじさんがじっくり話してやろうじゃないか。
坂倉将吾という選手のここまでの軌跡
坂倉将吾、広島東洋カープの背番号31番だ。1998年5月29日、千葉県生まれの27歳。日大三高から2016年のドラフト4位指名でプロの門を叩いた選手さ。
プロ入り後は少しずつ経験を積んで、2020年には81試合に出場して打率.287。そして2021年、彼はついにブレイクした。132試合に出場して打率.315、12本塁打、68打点という成績は、捕手というポジションを考えれば驚異的な数字なんだよ。
翌2022年も好調を維持して、143試合出場、打率.288、16本塁打、68打点。キャリアハイの本塁打数を更新したシーズンだ。2021年から2024年まで4年連続で打率.260以上、本塁打12本以上を記録するなど、「打てる捕手」として広島打線を支え続けてきた。
ところが2025年は苦しかった。3月に右手中指の手術を受けた影響もあって、104試合の出場にとどまり、打率.238、5本塁打と不振が続いた。自身5年ぶりに規定打席に届かなかったんだよ。
2026年、復活の兆しを見せる坂倉
2026年シーズン、坂倉は完全復活を目指してキャンプから万全の調整をしてきた。その成果はすでに数字に出ているよ。5月5日時点で25試合に出場し、打率.266、4本塁打、22打点、長打率.494、OPS.879という堂々たる数字だ。
OPS(出塁率+長打率)が.879というのはかなりの高水準でね、チャンスでの打率が.455というのも示している通り、「ここぞ」の場面での勝負強さはさすがのものさ。
5月4日の満塁弾と39年ぶりの屈辱
さて、5月4日の試合だ。坂倉は1回の打席で今季4号となる満塁本塁打を放った。一挙4点の先制で、広島ファンは「これは勝てる!」と期待したはずさ。
でもね、そのあとの広島投手陣が崩壊したんだよ。最終的に11点を失って大敗。これで今季DeNA戦は6戦全敗、しかも39年ぶりにDeNA戦9連敗という屈辱的な記録まで作ってしまった。
39年前というのは1987年頃のこと。当時DeNAの前身は「大洋ホエールズ」という球団名だったんだよ。その時代に並ぶ連敗というのは、広島ファンには相当つらい話だろうね。
さらにエースの大瀬良大地まで登録抹消になって次回登板は未定という状況。2018年にセ・リーグ最多勝15勝を挙げた投手陣の柱が不在というのは本当に痛い。一方のDeNAはこの2試合で23得点38安打という猛攻ぶり、3試合連続2桁得点という勢いに乗っているから、広島にとってはタイミングが最悪だった。
ドラフト4位から中軸打者へ
もう一つ話してやろう。坂倉将吾はドラフト4位指名だ。2016年のドラフトで言えば、4位は決して上位指名ではない。でも広島のスカウトは彼の素質を見抜いていたわけだよ。
出身の日大三高は東京都の強豪校で、2011年には夏の甲子園で優勝を果たした名門だ。その名門校の捕手が、プロ入りから約5年で打率.315、チームの中軸打者に成長したわけだから、カープのスカウティングと育成力もたいしたものさ。通算で789試合に出場し、691安打、65本塁打というプロ10年目の積み重ねは本物だよ。
まとめ:坂倉将吾の孤軍奮闘を見逃すな
まあ、こんな話をしてきたが、坂倉将吾は今まさに孤軍奮闘しているよ。右手中指の手術を乗り越えて、打率.266、OPS.879、22打点という数字で確かな復活を示している。
問題は39年ぶりのDeNA戦9連敗が示す通り、投手陣の建て直しが急務だということ。坂倉が初回に満塁弾を打っても11点取られて負けるというのは、彼にとっても悔しくてたまらないだろうよ。
5月29日には28歳の誕生日を迎える坂倉将吾。その頃には広島が上昇気流に乗って、彼の活躍が勝利に結びつく場面を見せてほしいね。おじさんも広島の逆転を信じて、次の試合を楽しみにしているよ!
おじさんの豆知識コーナー:「捕手で打率3割」がいかに稀か
おじさんに言わせれば、野球のポジションの中で捕手というのは特別な存在なんだよ。
ゲーム中ずっとしゃがんでいるから膝への負担が半端じゃない。投手との息を合わせながら配球を組み立て、相手打者の弱点を研究して、フィールド全体を指揮する「司令塔」の役割も担う。守備だけで相当消耗する中で、打撃でも結果を出さなきゃいけないんだ。
NPBの歴史で「打てる捕手」の代名詞といえば古田敦也(ヤクルト)が有名だ。通算打率.294という数字を捕手レギュラーとして長年維持し続けた選手でね、現役時代は「捕手なのになぜこんなに打てるんだ」と対戦相手から恐れられていたよ。
坂倉将吾が2021年に達成した打率.315というのは、この文脈で見ると本当に価値がある数字なんだ。捕手でシーズン打率3割超えというのは、毎年誰かが達成するような話じゃない。「令和の打てる捕手」として坂倉が注目されるのは、ちゃんとした理由があるんだよ。