まあ聞いてくれよ、おじさんの話をちゃんと聞いてほしいんだ。最近、平野レミさんがまたメディアを賑わせているじゃないか。2026年3月25日にNHK Eテレの「最後の講義」に出演して、亡き夫・和田誠さんへの深い想いを語ったんだよ。あの放送を見てジーンとした人、きっと多いんじゃないかな。
平野レミって、どんな人?
79歳になった今も元気いっぱいの平野レミさん。「料理愛好家」「タレント」という肩書きで知られているけど、おじさんに言わせれば、あの人はそんじょそこらのタレントとは一線を画す存在だよ。
シャンソン歌手として芸能界に入り、後に料理愛好家として独自のスタイルを確立。豪快で型破りな料理スタイルと天真爛漫なキャラクターで、長年にわたって日本中で愛されているんだ。
2026年には初の自伝『平野レミ大百花』(中央公論新社)を出版して、その波乱万丈な人生を世に届けた。79年の人生をまとめた一冊、なかなか読み応えがあるらしいよ。
出会って10日でスピード婚!和田誠との「運命の夜」
やあやあ、ここからがおじさんのお楽しみ、本題だよ。
平野レミさんの人生で絶対に外せない存在が、2019年に亡くなった夫・和田誠さんだ。和田さんといえば、「週刊文春」の表紙イラストを1971年から2019年まで、約48年間・2400枚以上にわたって描き続けたことで知られる、日本を代表するイラストレーター。さらにたばこ「ハイライト」のパッケージデザインも和田さんの手によるもので、昭和を生きた人なら誰もが目にした仕事だよ。
そんな和田さんと平野さんが出会って、なんと10日ほどでプロポーズ、1972年に結婚したというから驚くだろう?
しかも、その結婚には大物司会者から「あの人だけはやめたほうがいい」と猛烈に反対されたという。それでも平野さんは自分の「運命」を信じて突き進んだんだ。結果はどうだったかって?47年間、一度もケンカをしなかった、最高の夫婦関係だったよ。
和田さんは2019年に肺炎でこの世を去った。83歳だった。平野さんは「最後の講義」でこう語っていたんだ。
「いつもおいしい、おいしい、レミの料理おいしいって言ってくれて、それで和田さんは天国に行っちゃったけどね。最後まで、和田さんがいなくなっちゃう最後の料理まで、手を抜かないでちゃんとやりましたね」
…おじさん、これ聞いてちょっとジーンときたよ。料理で愛を伝え続けた人生、かっこいいよな。
義娘たちがまた面白い ── 上野樹里とあーちゃん
平野さんの息子たちのパートナーも、話題に事欠かないんだよ。
長男が連れてきた結婚相手が、なんと女優の上野樹里さんだったというエピソードは有名だね。平野さん自身は「本当に何にも知らなかった」と語っていて、長男から「上野樹里」という名前を聞かされてもピンとこなかったとか。今では義母娘でよくおしゃべりをする仲になっているというんだから、ほっこりする話だよ。
次男・率さんの奥さんは通称「あーちゃん」。初めて家に来たときのエピソードがまた笑えるんだ。「シジミやアサリが大きくなるとハマグリになる」「レタスとキャベツは同じだと思っていた」というほど料理の知識がまったくなかったあーちゃんが、平野さんのそばで料理を見て覚え、勉強して、今では食育インストラクターの資格まで取得。3人の子どもを育てるお母さんになっているんだから、人って変わるもんだよ。
平野レミの「香菜(パクチー)愛」という豆知識
平野さんの料理の特徴のひとつが、香菜(コリアンダー、パクチー)の大胆な使い方だ。かつて生の香菜が日本のスーパーではなかなか手に入らなかった時代に、なんと自宅で栽培して料理に使っていたというんだよ。
きっかけは香港旅行で食べた鍋料理。あまりのおいしさに感動して、その後「香菜たっぷりの鍋」が我が家の定番になったそうだ。今でこそパクチーは至るところで売られているけど、1980〜90年代当時の日本では「珍しい食材」だったわけだよ。
おじさんに言わせれば、平野さんは日本にパクチー文化を広めた先駆者のひとりかもしれないな。
まとめ ── 平野レミという「生き方」
出会って10日でスピード婚、大物司会者の反対を押し切って、47年間ケンカなし、最後まで料理で愛を伝え続けた平野レミ。79歳になった今も自伝を出版し、テレビに元気な姿を見せてくれているじゃないか。
「わかってるでしょ」というひと言だけで愛を伝えた和田誠さんも、それに応え続けた平野さんも、なんだかおじさんには眩しいよ。
初の自伝『平野レミ大百花』(中央公論新社)、おじさんも手に取ってみようかな。まあ、君もぜひ一度読んでみてくれよ。料理への向き合い方、きっと変わるはずだよ。
おじさんの豆知識コーナー ── 和田誠という巨人
ちょっと聞いてくれよ、和田誠さんの仕事の話をもう少し掘り下げようじゃないか。
「週刊文春」の表紙を1971年から2019年まで約48年間も描き続けたって、これ、どれほどすごいことかわかるかい?週刊誌だから毎週1枚。計算すると実に2400枚以上のイラストを描いたことになるんだ。しかも毎回異なるテーマで描いているんだよ。
さらに和田さんは映画監督としても才能を発揮して、1984年に「麻雀放浪記」を監督している。原作は阿佐田哲也(色川武大)の小説で、加藤健一・真田広之・鹿賀丈史らが出演した名作映画だ。
グラフィックデザイン・イラスト・映画監督・絵本作家と多彩な顔を持っていた和田誠さん。平野レミさんが10日で結婚を決めたのも、なんとなくわかる気がしてくるよな。