やあやあ、今日は女優・財前直見さんの話をしようじゃないか。おじさん、最近このニュースを読んでね、思わず「いい決断だなあ」と唸ってしまったんだよ。キャリアの絶頂期に下した移住の決断——そのきっかけが「鯛一匹」だったというんだから、これはちょっと聞いてほしい話さ。
人気絶頂で下した「移住」という決断
財前直見さんは1966年3月2日、大分県生まれの女優だよ。20代・30代と数々のドラマに出演し、芸能界の第一線を走り続けてきた方だ。そんな彼女が41歳のとき——キャリアの脂が乗り切った真っ只中に——東京から故郷の大分県への移住を決意したんだ。
そのきっかけになったのが、ちょっと拍子抜けするような日常の出来事だった。息子さんの「お食い初め」のために近所のスーパーへ尾頭付きの鯛を買いに行ったところ、「予約しないと買えません」と言われてしまったんだよ。
財前さんは37歳(2003年頃)で結婚し、40歳のとき高齢出産として息子・凛太郎くんを出産。「妊娠中から、この子と一緒にいたい!という願いが強くなって、当時やらせていただいていたレギュラーのお仕事にも区切りをつけました」と語る彼女にとって、東京での子育ては小さな違和感の連続だったんだ。
大分で生まれ育った財前さんにとって、お祝い用の鯛はいつでも手に入るものだった。「食べ物を予約する」という感覚がそもそもない彼女には、東京のルールが根本的に合わなかったわけさ。
「第一目撃者」でありたいという覚悟
「息子のあらゆる瞬間の、第一目撃者でありたい」——この言葉に、財前さんの覚悟のすべてが詰まっているよ。
生後9か月の凛太郎くんを連れて大分の実家に帰省したとき、畑で野菜を育てながら自然の中で過ごす生活があまりにも心地よかった。「一大決心というよりは、私が求めている子育てを探していったら大分に辿り着いた。ただ、それだけのことなんです」——この言葉が実にいいじゃないか。
キャリアを惜しむより「今」を選んだ結果、現在60歳を迎えた財前さんは今も大分での未来に胸を躍らせているというんだからね。
大分での農業生活と番組「なおみの畑」
移住後の財前さんは、まるで別の顔を見せてくれているよ。BS日テレの番組「なおみの畑」では、大分の豊かな自然の中で農業に挑む姿を発信し続けているんだ。
- 2026年4月23日放送:大分在来種プロジェクトで「久住高菜」と「三池高菜」の2種類を収穫、タラの芽の天ぷらも披露
- 2026年4月30日放送予定:よもぎ餅づくりにスタッフ総出で農作業も挑戦
同じ「高菜」でも、大分の久住高原で育った久住高菜と、熊本の三池地方が原産の三池高菜では風味がまったく異なる。在来種を守り継ぐ活動まで手がけるとは、財前さんの大分愛は本物だよ。
2025年8月29日には写真集「直見工房2 それからのこと」も発売。50歳のときには義母の遺品整理や終活にも向き合い、「仏壇を手放しても弔いは続く」として写真に手を合わせる新しい供養の形についても語っている。人生の後半戦を真摯に歩む姿が実に印象的さ。
大分県の底力、おじさん的に解説
財前さんが大分を選んだのには、それなりの理由があるんだよ。大分県は面積6,340.73km²、人口約109万人(2025年時点)の九州東部に位置する県だが、知られざる魅力が満載なんだ。
- 温泉湧出量・源泉数ともに全国1位(別府・由布院を擁する文字通りの温泉王国)
- カボスの生産量は全国シェアの約98%(まさに大分の代名詞的農産物)
- 麦焼酎の出荷量は全国有数(「いいちこ」「二階堂」はどちらも大分発)
自然が豊かで食材に恵まれ、農業が身近にある環境——大分で生まれ育った財前さんにとって、東京のスーパーで「鯛に予約が必要」と言われたのは、まさに「異文化体験」だったんだろうな。
まとめ:小さな違和感を、丁寧に生きた結果
まあ、聞いてくれよ。財前直見さんの話で、おじさんが一番好きなのはこの言葉なんだ。
「一大決心というよりは、私が求めている子育てを探していったら大分に辿り着いた。ただ、それだけのことなんです」
派手な決断じゃない。鯛一匹の「予約」という小さな違和感を、ちゃんと見つめて、丁寧に動いた結果が大分移住だったわけさ。現在60歳の財前さんは、畑を耕し、農作物を育て、その土地に根を張って生きている。凛太郎くんの「第一目撃者」として積み上げてきた約20年近い大分生活は、きっと何物にも代えがたい財産になっているはずだよ。
君も日常の「小さな違和感」を大切にしてみてくれよ。それが人生を変える最初の一歩になるかもしれないんだからね。
おじさんの豆知識:「お食い初め」の鯛にはちゃんとした理由がある!
おじさんに言わせれば、ここを知っておかないとダメだよ!
「お食い初め(おくいぞめ)」は、赤ちゃんが生後100日を迎えた頃に行う日本の伝統的な儀式だ。「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんに初めて食事をする真似をさせるんだよ。地域によっては110日・120日目に行うところもある。
定番の料理は「一汁三菜」で、尾頭付きの鯛・赤飯・はまぐりのお吸い物・香の物・歯固めの石が基本セット。「歯固めの石」は「石のように丈夫な歯が生えるように」という願いが込められているんだ。
鯛が選ばれる理由は「めでたい(鯛)」という語呂合わせだけじゃないよ。鯛は平安時代から神饌(神様へのお供え物)として使われてきた格式ある魚で、マダイは寿命が20〜30年にも達する長命な魚なんだ。「長寿の魚」という縁起の良さも、選ばれ続ける理由のひとつさ。タイ科の魚は世界に約250種類存在するけど、お食い初めに使われるのは原則として「マダイ」——これもこだわりのひとつだよ。