やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさん、格闘技の話をしないといけないよ。キックボクシング、これは本当に奥が深い世界でね、ちょっと聞いてくれよ。
7年ぶりの凱旋!内藤大樹という男
2026年4月29日(水・祝)、東京・有明アリーナで「ONE SAMURAI 1」が開催された。U-NEXTでライブ配信されたこの大会の中で、おじさんが特に注目したのが第2試合のONEフライ級(-61.2kg)キックボクシング3分3Rの一戦だよ。
出場したのが内藤大樹(Bell Wood Fight Team)。1996年1月13日生まれ、愛知県出身の30歳だ。身長172cm、体重61.2kg。プロ戦績は52戦38勝(うち12KO)14敗という堂々たる実績を持つベテランで、シュートボクシング(SB)では第11代日本スーパーバンタム級王者にもなった選手なんだよ。
内藤が2019年からONE Championshipを主戦場に移してね、ONEでの戦績は9勝6敗。タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアと世界中を転戦してきた。最後に日本のリングに立ったのは2019年9月1日、東京・新木場スタジオコーストでの「Road to ONE: CENTURY」だから、実に7年ぶりの日本凱旋試合になるわけさ。
因縁の相手・陽勇とSNS騒動
対戦相手の陽勇(ひゆう)は23歳、大阪出身の無敗新星だよ。所属はTeam Mehdi Zatout/TEAM3K。
この選手の成績が凄まじくてね、プロ13戦全勝、負けなしの完璧な記録を持っている。ONEでは6連勝、しかもフィニッシュ率はなんと80%だ。伝統的なフルコンタクト空手をベースに現代キックボクシングを融合させた選手で、重い左ミドルや飛び膝蹴りなど攻撃の引き出しが豊富なんだよ。さらに内藤の同門チームメイト・基山幹太に勝利した実績もあって、それがまた因縁を深くしているさ。
そしてね、この2人の間にはSNSでの口喧嘩があったんだよ。陽勇が「内藤は前回の日本大会でオファーから逃げた」と発言したり、内藤のことをナメた発言を繰り返したりしてね。それで内藤がインタビューでこう言い放った。
「生意気なガキをぶっ飛ばしてやる。単純にナメられたのは気に入らない。結果で黙らせてやる」
また、試合前には「判定勝ちだと今回は自分が満足しないので、必ず倒したい気持ちです」とも語っていて、内藤がこの一戦をタイトル挑戦者決定戦と位置付けていたことが分かるんだよ。
おじさんが注目する内藤のキャリアの深み
那須川天心との衝撃の激突
内藤のキャリアで特に語っておきたいのがね、2018年11月17日、東京・両国国技館での「RISE 129」での那須川天心戦だよ。当時無敗で格闘技界を席巻していた那須川に対し、内藤は真っ向勝負を挑んで1RでKO負けを喫した。でもね、逃げずに戦った事実はキャリアに刻まれているんだよ。
ONE世界GPの舞台に立った男
2022年5月20日、シンガポール・インドアスタジアムで開催された「ONE 157」で、内藤はONEムエタイフライ級ワールドGP準々決勝に出場した。相手はスーパーレック・キアトモー9というムエタイの超一流選手だよ。3R判定で敗れたものの、文字通り世界最高峰の舞台に立った男なんだよ。
2024〜2025年は絶好調
2024年8月3日にはタイ・ルンピニースタジアムで、エリアス・マムーディ(アルジェリア)を3RKOで仕留め、2025年11月8日には同じルンピニースタジアムでナックロップ・フェアテックス(タイ)を1RKOで撃破している。30歳にして円熟したKO勝ちを積み重ねているんだよ。
内藤が語った「数字より中身」の哲学
内藤は試合前のインタビューでこう言っていてね、これがおじさんには刺さったよ。
「無敗かもしれませんが、自分も何戦かやってきて勝ってきているし、数字は気にしていないというか。自分は負けもありますが、それなりの相手とやってきているので、そこの違いがあるので気にしてないです」
これはね、格闘技の本質をついた言葉だよ。13戦無敗は確かに輝かしい。でも那須川天心・スーパーレック・ジョナサン・ハガティーといった世界最高峰の選手たちと戦ってきた内藤の「実戦経験値」は、単純な勝敗数には現れない深みがある。おじさんはそこを見ているんだよ。
まとめ
どうだい、内藤大樹という選手の面白さが分かってきただろう?
7年ぶりに日本の地で戦うベテランと、13戦無敗の無敗新星。SNSの因縁あり、コーナーの格付け問題あり、タイトル挑戦権を賭けた駆け引きあり。これだけのドラマが一試合に詰まっているんだから、格闘技って本当に飽きないよ。
内藤は試合前にこう語っていたよ。「日本のファンのみんなは自分のイメージが止まったままだと思うので、ONEに行ってだいぶ変わったなというのを見せたい」ってね。7年間、世界中を転戦して磨き上げた戦いぶりを地元のファンに見せたかった、その気持ちは痛いほど分かるよ。
おじさんに言わせればね、格闘技の醍醐味は数字じゃなくて、その選手が積み上げてきた物語にあるんだよ。内藤大樹の次の一戦も、見逃せないぞ!まあ、楽しみにしていてくれよ。
うんちくおじさんの豆知識コーナー
ONE Championshipの「コーナー」に隠された格付けの話
おじさんに言わせればね、格闘技には「赤コーナー」と「青コーナー」という制度があって、これが選手の格付けを示す重要なシグナルなんだよ。一般的に格上の選手や地元のスター選手が「赤コーナー」に立つ慣習がある。
今回の試合では、ONEでの実績が9勝6敗と上回る内藤が「青コーナー」、無敗の陽勇が「赤コーナー」になったんだ。内藤自身も「自分はレベルが違うので」と不満をにじませつつ、「逆に美味しい相手なのでしっかり倒すだけ」と余裕を見せていたよ。
さらにもう一つ。ONE Championshipは2011年設立のシンガポールを本拠地とするアジア最大の格闘技プロモーションで、現在190か国以上でライブ配信されているんだよ。キックボクシング・ムエタイ・MMAを同一大会で扱う珍しいスタイルが特徴で、「ONE SAMURAI 1」という大会名は日本市場への本格展開を意識した特別ネーミングだ。有明アリーナはサッカーW杯や大型コンサートにも使われる2万人規模の大型施設だからね、格闘技を日本のメインカルチャーに引き上げようという意図が読み取れるよ。