やあやあ、今日はK-POPファンもそうでない人も、耳をそばだてて聞いてくれよ。世界を席巻したガールズグループNewJeansを生み出した天才クリエイター、ミン・ヒジンとHYBEの法廷バトルが、いよいよ激しくなってきているんだ。

ミン・ヒジンって、いったい何者なんだい?

まず基本から押さえておこうか。ミン・ヒジンは1980年、韓国ソウル生まれのアートディレクター・クリエイティブディレクターだよ。弘益大学(ホンイクデハッキョ)で視覚デザインを専攻して卒業後、SMエンターテインメントに入社した。

SMといえばK-POPの老舗大手レーベルだね。彼女はそこで20年以上にわたって少女時代、SHINee、EXO、Red Velvetといったトップグループのビジュアル戦略を担い、K-POPの「あの洗練された美学」の多くを作り上げてきた人物なんだ。

その後2019年にSMを退社し、BTS所属のHYBE傘下の新レーベル「ADOR」のCEOに就任。2022年7月にデビューさせたNewJeansが韓国・日本・世界チャートを席巻し、東京ドームでのファンミーティングを実現させるなど、まさに伝説的な成果を上げたんだよ。

HYBE対ミン・ヒジン——何がこじれたのか

さて、ここからが本番だ。おじさんに言わせれば、これは単なる「会社と元社員の揉め事」じゃない。クリエイターの権利と企業の論理がガチンコでぶつかった話なんだよ。

ILLITとの「酷似」問題が発端

問題の発端は、HYBEが同じ傘下レーベルBELIFT LABで立ち上げたガールズグループ「ILLIT」が、NewJeansと酷似したコンセプトでデビューしたことだ。ミン・ヒジンは後の法廷証言でこう述べている——「ILLITのデビューティーザー公開後、NewJeansメンバーの両親から『なぜうちの子がここにいないのか』という電話が来るほど似ていた」と。

彼女はHYBEのバン・シヒョク議長に「私を連れてきた理由は、私の作品を思いのままにコピーするためだったのか」とメールで問い詰め、BELIFT LABに問題提起した。しかし「盗作とは認められない」と回答されたという。

この対立が深刻化し、2025年8月にミン・ヒジンはADOR代表取締役を解任。同年11月に社内取締役も辞任して退社した。退社と同時に、ソウル瑞草区ソウル中央地方法院にプットオプション(株式買取請求権)行使のための代金請求訴訟を提起したんだ。

法廷で涙の証言——2026年4月27日の3度目の弁論

ちょっと聞いてくれよ、つい2日前の話だ。

2026年4月27日、ソウル中央地方法院民事合議31部(裁判長:ナム・インス判事)で、ミン・ヒジンとHYBEの3度目の弁論期日が行われた。ミン・ヒジン本人が出廷し、涙を流しながらこう訴えた。

「私はお金より名誉と作品のクオリティが重要だ。地獄のようだったけれどNewJeansのために耐えた」

さらに「奴隷契約条項を入れられた」「永久的な兼業禁止について大きな裏切りと怒りを感じた」「透明かつ健全に経営してきたのに解任される理由はない」と強く主張した。

この裁判の核心は260億ウォン(約27億円)のプットオプション代金だ。ミン・ヒジンは「契約解除前にプットオプションを行使した、代金支払い義務がある」と主張。HYBEは「契約は既に解除済みだからプットオプションの行使も効力なし」と真っ向から対立している。

おじさんの豆知識コーナー

「プットオプション」って何だ?

法廷ニュースを読んでいて「プットオプション」という言葉に首をかしげた人も多いだろう。簡単に言えば「自分が持っている株を、あらかじめ決めた価格で相手に買い取らせる権利」のことだよ。ミン・ヒジンがADORの株を260億ウォン(約27億円)でHYBEに買い取らせる権利を持っており、これを「行使」することでその金額が手に入る——というのが今回の裁判の核心だ。

スタートアップや新レーベル設立時に、優秀な人材を引き込むためのインセンティブとしてよく使われる仕組みでね。「頑張って会社を大きくしたら、それに見合った報酬を保証する」という契約上の約束みたいなものだよ。

弘益大学(ホンイクデハッキョ)はK-POPクリエイターの聖地

ミン・ヒジンが通った弘益大学は1946年創立の私立大学で、ソウル麻浦区に位置している。美術・デザイン系では韓国トップクラスの評価を受けており、K-POP業界でもここ出身のクリエイターが多数活躍しているんだ。あのK-POPの洗練されたビジュアルの多くに、弘益大出身者の手が関わっているという事実は、業界では割と知られた話だよ。

最新の激震——弁護士全員辞任と70億円の不動産差し押さえ

4月末の時点で、さらに衝撃的なニュースが立て続けに飛び込んできた。

ADOR弁護士が全員辞任という異常事態

まず、NewJeansを巡る訴訟でADOR側の弁護士が全員辞任するという事態が発覚した。裁判進行中に代理人弁護士が全員辞任するのは極めて異例のことで、業界関係者にも大きな衝撃を与えている。

ダニエル母とミン・ヒジンの不動産に70億円の仮差し押さえ

さらに、ADORがミン・ヒジンとメンバー・ダニエルの母親の不動産に対して仮差し押さえ命令を申請し、裁判所がこれを認めた。対象となった不動産の合計額はおよそ70億円相当とされている。

仮差し押さえとは「裁判の判決が確定したときに備えて、相手の財産を事前に凍結しておく措置」のことだ。ADORが将来の債権確保のために動いたということで、この争いがいかに深刻かがわかるだろう。ファンにとってはメンバーの家族まで巻き込まれているという事実が、何とも胸が痛い話だよ。

まとめ——これはK-POPだけの話じゃないよ

ミン・ヒジンとHYBEの闘いは、単なるK-POP業界の内輪揉めじゃない。クリエイターが自分の作品をどう守るか、企業と個人クリエイターの権利関係はどうあるべきか——そういった普遍的な問いを業界全体に突きつけているんだよ。

260億ウォンのプットオプション訴訟、70億円の不動産仮差し押さえ、ADOR弁護士の全員辞任——まるでドラマのような展開が現実に次々と起きている。

「NewJeansのために地獄のような状況に耐えた」と法廷で涙を流したミン・ヒジン。1980年生まれのこのクリエイターが築いてきたキャリアと作品群は、誰も否定できない本物だよ。この物語がどんな結末を迎えるのか、おじさんもしっかり見届けるつもりだ。続報が入ったらまたここで語ろうじゃないか!