やあやあ、今日はドバイについて話してやろうじゃないか。最近ニュースで「第2のドバイが爆誕する」なんて話が飛び交ってるね。世界が中東情勢に目を奪われている隙に、新たなハブ都市が台頭しているってんだ。でもね、まず本家ドバイのことをちゃんと知っておかないと、話にならないよ。

ドバイは「国」じゃない!それを知らなきゃ始まらない

ちょっと聞いてくれよ。「ドバイってどの国の都市?」って聞くと、「ドバイ国」なんて答える人がいるんだ。でも実はね、ドバイは国ではなく、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国のひとつなんだよ。

UAEは1971年に建国された連邦国家で、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウンム・アル・クワイン、ラス・アル・ハイマ、フジャイラという7つの首長国から成り立っている。首都はアブダビで、「政治のアブダビ、経済のドバイ」という役割分担になっているわけさ。

ドバイはアラビア半島東側、ペルシャ湾(アラビア湾)に面した場所に位置していて、南西にサウジアラビア、南東にオマーンと国境を接している。地理的にヨーロッパ・アジア・アフリカを結ぶ絶好のポジションにあるから、古くから海上交通の要衝として栄えてきたんだ。

砂漠に生まれた奇跡 — 半世紀で世界トップ都市へ

1966年にドバイ沖で石油が発見されたことで、この地の運命は一変した。それまで真珠採取や交易で細々と生きていた漁村が、わずか数十年で世界屈指の近未来都市へと変貌したんだから、驚きだろう?

今のドバイには世界一高い超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」がそびえ立っている。高さは828メートル、163階建てで、2010年1月に完成した。東京スカイツリーが634メートルだから、実に194メートルも上回る計算だよ。

ダウンタウン・ドバイには「ドバイ・モール」という世界最大級のショッピングモールもあって、1,200以上のテナントが入居、年間訪問者数は8,000万人を超える。東京ディズニーランドの年間入場者数が約1,600万人だから、その実に5倍以上ってことになるね。

ジュメイラの「7つ星ホテル」という謎

ジュメイラ地区に立つ「ブルジュ・アル・アラブ」は1999年12月の開業以来「世界で唯一の7つ星ホテル」として有名だけど、実は国際的なホテル評価基準は最高5つ星まで、なんだよ。「7つ星」というのは公式の評価機関が認定したものではなく、開業当時にジャーナリストが「5つ星を超えている」と表現したのが広まったもの。一泊の最低料金が約10万円から始まるというんだから、まあ、並外れていることには違いないけどね。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

ドバイの人口の9割は「外国人」!

まあ、聞いてくれよ。ドバイの人口は約350万人なんだけど、そのうち80〜90%が外国人なんだよ。つまり、本当の意味での「ドバイっ子」は全体の1割程度しかいないってことさ。

主にインド、パキスタン、バングラデシュなどの南アジア系労働者が多く、次いでアラブ諸国、欧米系が続く。ドバイにはなんと200以上の国籍の人が暮らしているという話もあるほどで、まさに「地球上で最も多様な都市」のひとつなんだ。

おもしろいのは、外国人が多いから街のあらゆる場所で英語が通じるという点。アラビア語が公用語のはずなのに、実際の生活ではアラビア語よりも英語の方が実用的な場面が多いという逆転現象が起きているんだよ。

「第2のドバイ」が生まれようとしている今

最近、文春オンラインなどが報じているのが「第2のドバイ爆誕」の話だよ。中東情勢が緊迫するにつれて、国際航空路線の経路が大きく変わってきている。紅海では武装組織フーシ派による船舶攻撃が続き、航空会社は中東上空を避けたルートを模索するようになってきた。

ドバイ国際空港(DXB)は年間旅客数8,600万人超(2023年実績)で世界最多の国際線旅客数を誇るハブ空港として君臨してきたが、中東情勢によってその地位が揺らぐ可能性が出てきているんだ。空のルートが激変すれば、乗り継ぎ客が別の都市に流れていく。そこに「第2のドバイ」が生まれる余地があるってわけさ。

ドバイを支えてきた「空のハブ」戦略

ドバイが今の地位を築いた最大の理由のひとつが、エミレーツ航空の存在だよ。1985年創業のエミレーツ航空は現在、150か国以上、240以上の目的地へのフライトを運航する世界最大規模の国際航空会社のひとつ。ドバイのDXB空港を拠点に、「世界のどこへでも行ける乗り継ぎ地」としてドバイを機能させてきた。

日本からもエミレーツ航空の直行便が成田・羽田・関西国際空港から毎日運航されていて、飛行時間は約10〜12時間。時差はマイナス5時間で、日本が正午のときドバイは午前7時だから、体への負担も比較的少ない。日本国籍なら観光目的なら30日間ビザ不要というのもありがたいね。

まとめ — ドバイを知ることは「世界の今」を知ること

さあ、どうだったかい?ドバイは単なる「お金持ちの遊び場」じゃないんだよ。UAEが建国された1971年から半世紀余りで、世界の「人・モノ・情報」が交差する最重要拠点に育ったのがドバイなんだ。

そして今、中東情勢の変化によって「第2のドバイ」が台頭しようとしている。世界の地政学的なダイナミズムが、都市の興亡を左右する時代になっているってことさ。

ドバイを知ることは、世界の今を知る上での良い入口になるよ。おじさん的には、828メートルのブルジュ・ハリファの展望台から見下ろす砂漠と海のコントラストを、一度は見てみたいと思っているところだよ、全く。