やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと熱い話をしようじゃないか。

2026年4月22日、株式市場でちょっとした騒ぎが起きていてね、おじさんも朝から画面に釘付けになってたよ。そのお騒がせ銘柄の名前は「テラドローン(Terra Drone)」。証券コードは278A、東証グロース市場に上場している国産ドローン企業だよ。

4月22日、テラドローンに何が起きたのか

4月22日の朝9時21分、テラドローン株はストップ高の7,220円をつけたんだ。前日終値が6,220円だったから、一日で880円、率にして14.15%も上昇したことになる。出来高は午前10時17分時点で893,200株、売買代金は約63億6,000万円。これはちょっとした大騒ぎさ。

なぜこんなことになったかというと、小泉進次郎防衛大臣が「ドローンへの投資を呼びかけた」というニュースが流れたからだよ。日本経済新聞がそれを報じて、市場が一気に反応したわけだ。

ちなみに、テラドローン株の年初来安値は2026年1月5日の2,055円。それが今や7,000円台まで上がってきてるんだから、3ヶ月ちょっとで3倍以上になった計算だよ。上場来高値は2025年3月21日につけた10,740円だから、まだそこまでは届いていないけどね。

なぜ今「防衛ドローン」なのか

まあ、聞いてくれよ。これには世界情勢という大きな背景があるんだ。

ウクライナ紛争でドローンが戦局を大きく変えたことは多くの人が知っている通りだけど、産経新聞の社説では「日本企業のウクライナへの出資が防衛に資する」という論点まで出てきている。つまり、ドローン技術は今や単なる「空撮の道具」じゃなく、国家安全保障の根幹に関わる技術になってきたということさ。

投資情報サービスのトウシルでは、防衛ドローン銘柄として「国産機体のACSL」と「迎撃ドローンのテラドローン」という切り口で分析記事が出ている。そう、テラドローンは「ドローンを飛ばす」だけじゃなく、敵ドローンを「迎撃する」技術も持っているんだ。これが防衛省や市場の注目を集めている理由のひとつだよ。

テラドローンって実際どんな会社なんだい?

さて、ここからがおじさんの本領発揮だよ。株価が上がったからって飛びつく前に、会社の中身を見ておかないといけないからね。

テラドローンは2026年1月期の連結決算で、売上高47.82億円(前期比7.8%増)を達成した。ここまでは悪くない。ところが、営業損失が11.43億円、経常損失12.84億円、そして親会社株主に帰属する当期純損失は23.27億円と、赤字幅がかなり拡大しているんだ。

原因は複合的でね、体制拡大やM&A関連費用に加えて、インドネシア子会社が火災事故に遭うという不運もあったようだよ。自己資本比率は70.5%と高めを維持しているのは一応プラスだけど、EPSは-130.27円と厳しい状況だ。

つまり「成長への投資フェーズ」と言えば聞こえはいいが、要は今はまだ赤字の段階というわけだ。

おじさんの豆知識コーナー:信用倍率756倍の衝撃

おじさんが特に気になったのがこの数字だよ——信用倍率756倍

信用買残が604,800株に対して、信用売残がわずか800株。つまり信用取引では「買い」が「売り」の756倍もあるということだ。

通常、信用倍率が5倍を超えると「買われすぎ」と言われることが多いのに、756倍というのは異次元の数字さ。これが意味するのは、短期的な値上がりを期待した投機的な買いが大量に積み上がっているということ。

歴史的に見ると、信用倍率が極端に高い銘柄は、好材料が出尽くしたとたんに「信用売り」や「利益確定」が殺到して急落することが多い。これを「信用需給の悪化」と呼ぶんだが、テラドローンはまさにそのリスクを抱えている状態だよ。

防衛テーマへの期待は本物でも、需給面のリスクは十分に意識しておく必要があるね。

テラドローンの事業の面白さ——UTMって何だ?

おじさんに言わせれば、テラドローンの本当の面白さは「UTM」という技術にあると思うんだ。

UTMとは「Unmanned Traffic Management」の略で、日本語にすれば「無人機交通管理システム」だよ。空のドローンを管制する仕組みのことで、将来的にドローンが物流や点検に大量活用される世界が来たとき、その空の交通整理をするシステムだ。

テラドローンはベルギー企業のUnifly NVを子会社化していて、このUniflyが飛行許可取得から運航管理まで一気通貫でサポートできる体制を作っている。国内でも補助金を活用したプロジェクトへの採択や開発案件の受注が進んでいて、将来的な収益源として期待されている分野さ。

株価を見極める目——おじさんの結論

さて、テラドローンの株を今の時点でどう見るか、だよね。

正直に言おう。小泉防衛大臣の一言で14%急騰するような状況は、「政策への期待感」が先走っている面が大きい。会社の実態は赤字拡大中で、信用倍率756倍という過熱感は否定できない。それでも、防衛省のドローン活用方針、ウクライナ情勢を背景にした安全保障への関心の高まり、そしてUTM市場の拡大という長期的なテーマは本物だと思うよ。

問題は、その「本物のテーマ」に対して、今の株価がどの程度織り込んでいるか、ということだ。年初来安値2,055円から3ヶ月で3倍以上になった株を、ストップ高の翌日に慌てて買いに行くのは、おじさん的にはちょっと待てよと言いたいところだね。

投資は自己責任——これが大原則。でも、少なくとも「どんな会社か」「なぜ上がっているのか」を知った上で判断してほしいんだよ。その手助けをするのが、このおじさんの役目だからさ。

さあ、テラドローンの今後、一緒に見守っていこうじゃないか!