やあやあ、久しぶりだね!今日はちょっとキナ臭い話をしようと思うんだが、まあ落ち着いて聞いてくれよ。

ホルムズ海峡が封鎖された、中国からイランへの「怪しい贈り物」が拿捕された船から見つかった——そんなニュースが飛び交ってるね。この騒動の中心にいるのが「イスラム革命防衛隊(IRGC)」という組織さ。名前は聞いたことあっても、実態をちゃんと知ってる人は意外と少ない。おじさんに言わせれば、これを知らずして中東情勢は語れないよ。

そもそもイスラム革命防衛隊ってなんだ?

1979年4月22日、イランではイスラム革命が成功し、アーヤトッラー・ホメイニーが政権を握った。ところが問題があってね、既存の国軍(Artesh)は旧王朝に忠誠を誓っていた連中が多かった。「こいつらに国を守らせていいのか?」ってホメイニーは考えたわけだ。

そこで革命のわずか数週間後、ホメイニーの命令で生まれたのが革命防衛隊(ペルシャ語でSepah-e Pasdaranといい、「守護者たちの軍団」という意味だ)さ。創設したのはモフセン・サゼガラという人物で、当時はホメイニーの側近だった。

ところが皮肉な話でね、そのサゼガラは後に組織と決別してアメリカに亡命し、今では自分が作ったIRGCを「殺戮機械」「人民を押さえつける怪物」と呼んでいる。2025年12月28日に始まったイランの抗議デモでは、IRGCの一部が数千人ものデモ参加者を殺害したとも言われているからね。

普通の軍隊じゃないぞ、その規模がすごい

現在の兵員数は12万〜12万5千人。でもこれはあくまで「正規隊員」の数で、革命防衛隊が傘下に収める民兵組織「バスィージ(Basij)」を動員すれば、最大で100万人規模になるとされているんだ。

しかも組織の構成がただの軍隊じゃない。独自の陸軍・海軍・空軍を持ち、特殊部隊「ゴドス軍」と弾道ミサイル部隊まで保有している。国軍とは完全に別系統で動いているんだよ。

さらに驚くのが経済力だ。建設・不動産・石油事業を手がける複合企業「ハタム・アルアンビア」をはじめ、多数の系列企業を持っている。イラン経済の相当部分を革命防衛隊グループが握っているという見方もある。まさに「国家の中の国家」と言ってもいいだろう。

おじさんの豆知識コーナー:「パスダラン」という言葉の意味

ちょっと聞いてくれよ。IRGCを指すペルシャ語「Pâsdârân(パスダラン)」は「守護者たち」という意味で、「Pâsdâr(守護者)」の複数形なんだ。そしてイランでは組織を略称で呼ばず、一単語の通称で呼ぶ習慣があって、革命防衛隊は一般的に「Sepâh(セパー)」と呼ばれる。これは「兵士たち」を意味する古風な言い方だよ。一方、国軍の方は「Artesh(アルテシュ)」と呼ぶ。同じ「軍」でも呼び名が全然違うのは、この二つが全く異なる組織だからさ。国連はIRGCを「Iranian Revolutionary Guard Corps」と呼ぶのに対し、アメリカ政府は「Islamic Revolutionary Guard Corps」と呼ぶんだが、これも微妙な政治的ニュアンスの違いがあって面白いね。

2026年、革命防衛隊を揺るがした激震

さて、2026年に入ってから事態は大きく動いているよ。2026年2月28日、イスラエルとアメリカがイランに対して攻撃を開始した。この「12日間戦争」とも「2026年イラン戦争」とも呼ばれる衝突で、革命防衛隊の上層部が死亡したんだ。それどころかIRGCを長年支えてきた最高指導者アリ・ハメネイもこの戦いで殺害された。

ところがここがすごい話でね、上層部を失っても組織は崩れなかった。新たに台頭した中堅指揮官たちが最高指導者を決める「専門家会議」を掌握し、IRGCに近い立場をとってきたモジタバ・ハーメネイー(亡きハメネイの息子)の選出に貢献した。組織の底力を見せつけた形だよ。

ホルムズ海峡封鎖と中国の「贈り物」

2026年4月18日、IRGCの海軍部門がSNSのテレグラムに声明を発表した。「ホルムズ海峡への接近は敵との協力行為とみなし、違反する船舶はすべて攻撃対象にする」というんだよ。

実はイランは4月17日に一度、海峡開放を宣言していた。ところが翌18日、アメリカによる「停戦中の度重なる信頼の裏切り」を理由に、わずか一日で封鎖に転じた。「我々が通航できないのに、他の者がホルムズ海峡を通過することなどあり得ない」——これはイランのガリバフ国会議長の言葉だよ。

ホルムズ海峡は世界の石油輸送の要衝で、日本への原油輸入の多くもここを通る。封鎖が長引けば日本にも直撃するんだ。

そしてトランプ大統領が明らかにしたのが、拿捕されたイラン船に「あまり良くない中国からの贈り物」が積まれていたという話だ。武器の輸出を示唆する発言で、中国・イラン間の軍事的なつながりが改めて注目されているよ。

おじさんが気になるもう一つの豆知識

革命防衛隊の特殊部隊「ゴドス軍」の名前、気になったかい?「ゴドス(Quds)」はアラビア語でエルサレムを意味するんだ。「エルサレム軍」とも訳されるこの部隊は、イラン国外での工作活動・支援活動を担当していて、レバノンのヒズボラやイラクのシーア派民兵組織などへの支援でよく名前が出てくる。かつてゴドス軍司令官だったカセム・ソレイマニは2020年1月3日、バグダッドでアメリカの無人機攻撃によって殺害された。その後継がエスマイル・ガアニで、現在もゴドス軍を率いている。

まとめ——歴史を知らないと現代ニュースは読めない

どうだい?「イスラム革命防衛隊」という言葉が、ぐっと立体的に見えてきただろう?1979年の革命防衛から生まれた組織が、45年以上経った今も中東情勢の核心にいる。ホルムズ海峡の動向は日本のエネルギー安全保障にも直結する問題だよ。

ニュースを見るとき、今日おじさんが話した背景知識を頭に置いておいてくれよ。きっと見え方が変わるはずさ。また面白い話ができそうなら、いつでも寄ってくれよ!