やあやあ、久しぶりだね。今日はフィギュアスケートの話をしようじゃないか。
「フィギュアスケートか、おじさん詳しいの?」って思ったかい?いやいや、スポーツの歴史と記録を語らせたらおじさんに敵う人間はそうそういないよ。今回話したいのは、中田璃士(なかた りお)という17歳の若者のことさ。
2008年生まれ、ウェールズ育ちの日本代表
中田璃士は2008年9月8日、イギリスのウェールズ・カーディフで生まれたんだ。お母さんがウェールズ出身のイギリス人で、お父さんが日本人。つまり日英ハーフのスケーターなんだよ。今は千葉県に住んで、中京大学附属中京高等学校に在学しながら競技を続けている。
スケートを始めたのは3歳の時。お父さんの中田誠人さんがプロスケーターだったから、東京都内のリンクで直接指導を受けてきたんだ。家族ぐるみでスケートに打ち込んできた、いわばサラブレッドというわけさ。練習拠点は三井不動産アイスパーク船橋で、所属は「TOKIOインカラミ」。2023年1月に契約を結んだんだよ。
世界ジュニア連覇という快挙
さて、ここからが本題だ。おじさんが「これは語らないわけにはいかん」と思ったのはね、2026年に達成した世界ジュニア選手権の連覇なんだよ。
2025年:ハンガリー・デブレツェン大会で金メダル 2026年:エストニア・タリン大会で金メダル(連覇達成)
しかもタリン大会では、ショートプログラムで世界歴代最高得点89.51点をマークしたんだ。フリーも178.96点、合計268.47点という自己ベストで頂点に立ったのさ。
日本男子として世界ジュニア連覇は初めてのことだよ。それだけで十分すごいんだが、話はまだまだ続くんだ。
ジュニアなのに全日本選手権2位!
2024年12月の全日本選手権でね、この中田璃士くんがジュニア選手でありながら総合2位に入ってしまったんだよ。フリーでは4回転ループを成功させて、鍵山優真に次ぐ2位という成績を残したわけさ。
これ、どれだけすごいことか分かるかい?ジュニアが全日本選手権で準優勝以上というのは、高校1年生の時点では1996年大会の本田武史以来、約30年ぶりの快挙なんだ。ジュニアが全日本で表彰台に乗ること自体、2019-2020シーズンの鍵山優真以来だったんだよ。
怪我を乗り越えた精神力
「順風満帆に見えるけど、苦労はなかったの?」と思ったかい?実はね、2025-26シーズンは左足甲の疲労骨折という怪我を経験しているんだよ。しかし中田くんは試合のない期間に骨折したため、その時間を「他の選手のジャンプをじっくり研究する期間」に充てたんだ。
特に参考にしたのが羽生結弦選手のルッツなんだよ。プレローテーション(跳び上がる前の余分な回転)を使わない羽生選手のフォームを徹底的に研究して、自分の弱点だった「ジャンプ軸の太さ」を改善していったのさ。怪我を成長の機会に変えてしまうのが、この選手の凄みなんだよ。
2026-27シーズンはいよいよシニアデビュー
おじさん的にもっとも気になるのはここだよ。2026-27シーズンから中田璃士くんはシニアデビューを果たす予定なんだ。
今季のプログラムを見ると、ショートプログラムが「Aroul / Ussen (Dwts Remix)」、フリースケーティングが映画「グラディエーターⅠ/Ⅱ」からの楽曲で、どちらもミーシャ・ジーという振付師が手がけている。ダイナミックで力強いプログラムが彼の持ち味を引き出しているんだよ。
シニアの壁は高いが、既に全日本選手権で2位を経験しているこの選手なら、その壁も乗り越えてみせるんじゃないかとおじさんは踏んでいるよ。本人も「次代のエースとして、こうなりたいと思ってもらえる存在に」という高い志を語っているしね。
まとめ:17歳の天才、これからが本番だよ
まあ、どうだい。中田璃士という選手、分かってもらえたかい?
2008年ウェールズ生まれ、3歳でスケートを始め、ノービス全日本3連覇、ジュニアグランプリファイナル優勝(2023年北京)、世界ジュニア連覇(2025年・2026年)、全日本選手権2位——これだけの実績を17歳で積み上げてきたんだよ。
しかもシニアデビューを前に4回転アクセルを「もうあとちょっと」という段階まで持ってきている。おじさんに言わせれば、日本フィギュアスケートの未来は明るいと思うよ。
次の試合でどんな演技を見せてくれるか、ぜひ注目してみてくれよ。おじさんも画面の前で「どうだい、おじさんが言った通りだろう?」ってドヤ顔しながら応援するつもりだよ。
おじさんのうんちくコーナー:フィギュアスケートの4回転ジャンプ事情
ちょっと聞いてくれよ。フィギュアスケートの4回転ジャンプというのは、空中で4回転する技なんだが、これが競技に登場したのは1988年のことだよ。カナダのカート・ブラウニングが世界選手権で初めて成功させたトウループだったんだ。
それから約35年、現在のトップ選手は複数種類の4回転ジャンプを組み合わせて滑るのが当たり前になった。中田璃士くんも4回転トウループ・サルコウ・ループ・フリップ・ルッツと複数種をこなしているんだが、彼が今猛練習中なのが4回転アクセル(4A)だ。
4回転アクセルは、フィギュアスケート史上最も難しいジャンプと呼ばれていて、公式試合で初めて成功させたのは羽生結弦選手(2022年北京オリンピック)なんだよ。中田璃士くんが「今年は跳べると思う」と公言しているのは、それだけ完成度が高まっているということさ。まだ17歳でそこまで来ているというのは、本当に規格外の選手なんだよ。