やあやあ、今日は最近SNSで話題になっているフィギュアスケートの紀平梨花選手の話をしようじゃないか。氷の上で逆立ちをしたって?そうなんだよ、それも練習の一環として!おじさん、気になって調べてみたら、これがなかなか深い話だったんだよ。

氷上で逆立ちをした女王——紀平梨花の新境地

パートナーの西山真瑚選手が投稿した練習動画に、紀平梨花選手が氷の上で颯爽と倒立してみせる場面が映っていたんだ。「さすがの身体能力」という感嘆のコメントがSNSに続々と寄せられた。でも、おじさんに言わせれば、この逆立ちは単なる余興じゃない。彼女がいま挑戦している競技——アイスダンスのことを知れば、もっと深いドラマが見えてくるんだよ。

全日本2連覇の女王がアイスダンスへ転向した理由

右足の疲労骨折が運命を変えた

紀平梨花選手といえば、全日本フィギュアスケート選手権を2連覇した日本女子の象徴的存在だよ。最大の武器はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で、2018-19シーズンのグランプリファイナルで初優勝を飾り、世界のトップ選手として活躍してきた。

ところが、4年以上前に右足首を疲労骨折してから、その回復が思わしくなかった。高難度ジャンプのたびに足への衝撃が蓄積し、2025年9月には全日本選手権の予選にあたる中部選手権への出場を断念。12月の全日本が2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪の最終選考会を兼ねていたため、シングルでの五輪出場の可能性は事実上消えてしまったんだ。

西山真瑚との出会い——2025年9月29日の決断

そこに現れたのが、西山真瑚選手(オリエンタルバイオ所属、23歳)だよ。西山選手は2025年の冬季アジア大会でアイスダンス銅メダルを獲得した実力者で、同年7月に元パートナーの田中梓沙選手とのコンビを解消し、新たなパートナーを探していた。

2025年夏、西山選手の誘いでカナダでの合同練習がスタートした。二人で滑る中で、紀平選手は「アイスダンスの楽しさと手応え」を感じ始めたという。西山選手も「学ぶのが早く、アイスダンスに向いている」と太鼓判を押した。そして2025年9月29日、紀平選手はSNSでアイスダンスへの挑戦を正式に発表し、西山選手とのカップル結成を表明したんだよ。

わずか数か月で全日本4位——2025年12月の衝撃

驚くべきはその後のスピードだよ。カップル結成が9月で、わずか3か月後の12月には全日本選手権に出場したんだ。アイスダンスのカップルが国際レベルで戦えるようになるには通常何年もかかると言われているのに、だよ?

結果はリズムダンス3位、総合4位。演技後に涙を流した紀平選手は、「短期間でここまでに仕上げられたことは、これから先の自信につながりました」とSNSでコメントした。おじさん、正直もらい泣きしてしまったよ。

うんちくおじさんのアイスダンス豆知識コーナー

ちょっと聞いてくれよ、アイスダンスには知られざる面白いルールがあるんだよ。

① アイスダンスはジャンプが(ほぼ)禁止!

フィギュアスケートといえばジャンプのイメージが強いよね。でもアイスダンスでは、規定で認められた例外を除いてジャンプは禁止されているんだ。その代わり、複雑なステップシークエンス、リフト(パートナーを持ち上げる技)、ツイズル(片足での高速回転)を男女がシンクロして行う美しさで採点される。シングル時代のトリプルアクセルの技術は直接使えないわけさ。だからこそ、紀平選手の適応速度は驚異的なんだよ。

② シングルからアイスダンスへの転向は世界的に超レア!

アイスダンス選手は幼少期から専門的に習い始めるのが一般的で、シングルのトップ選手が転向するのは世界的にも極めて珍しいケースなんだ。技術体系がまったく異なるからね。そしてジャンプ着氷の衝撃がほぼないアイスダンスは、右足への負担軽減という意味でも、紀平選手が競技を続けるための合理的な選択肢だったわけさ。

③ アイスダンスの聖地・モントリオールの重要性

紀平・西山ペアが練習拠点に選んだカナダのモントリオールは、世界トップクラスのアイスダンスコーチが集まる「聖地」なんだよ。アイスダンスの強豪国はアメリカ・フランス・カナダで、日本はまだ発展途上。世界最前線で学ぶことが、急成長の近道になっているわけさ。

逆立ちが示すもの——身体能力という財産

冒頭の氷上倒立に話を戻そう。アイスダンスでは表現力・柔軟性・体幹の強さが非常に重要だ。シングル時代に世界最難度のトリプルアクセルを跳び続けた身体能力は、まるごとアイスダンスの新しい武器になるんだよ。パートナーの西山選手が練習動画を投稿して世間に披露したくなるのも、納得だろう?

2026年3月31日には、長年支援してきたトヨタ自動車との契約終了も発表された。「ケガで思うように練習できない時期も支えていただいた。チャレンジすること、ネバーギブアップの精神を胸に頑張ってきた」と感謝を述べながら、新たな章への一歩を踏み出した形さ。

次の目標は2030年冬季五輪——挑戦はまだ続く

紀平梨花・西山真瑚ペアは現在もカナダ・モントリオールを拠点に練習を続けており、2030年冬季五輪を目標の一つとして挑戦を続けているよ。ミラノには間に合わなかったけど、4年後の舞台を目指して二人は氷の上で汗を流しているわけさ。

おじさんに言わせれば、右足の痛みを乗り越え、シングルのスターがアイスダンスという全く新しい競技に挑む姿は、フィギュアスケートの歴史でもなかなかお目にかかれないドラマだよ。氷の上で逆立ちできる身体能力と、全日本2連覇で培った精神力——この二つが揃えば、2030年の夢だって現実になるかもしれないよ。

みんなも一緒に応援していこうじゃないか!