やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんが若い頃に社会現象を巻き起こした、あの小さな卵型デバイスの話をしようじゃないか。そう、「たまごっち」だよ。
最近また一番くじで盛り上がってるって聞いたもんだからね。「一番くじ たまごっち ~ぐるぐる発見!Tamagotchi Paradise!~」のC賞には「たまシッターUFOライト」、ラストワン賞にはなんと「かんらんしゃテープカッター」まで登場しているっていうじゃないか。いやはや、たまごっちのグッズもずいぶん豪華になったもんだよ。
そもそもたまごっちって何者だったんだ?
まあ、聞いてくれよ。たまごっちが世に出たのは1996年11月23日のこと。バンダイが「携帯育成デジタルペット」というコンセプトで発売したキーチェーン型の電子ゲームだよ。
名前の由来は「たまご(Tamago)」と「ウオッチ(Watch)」を合わせた造語でね、略称は「TMGC」。英語表記は「Tamagotchi」だ。企画・開発を担当したのは横井昭裕氏で、もともと1995年6月にバンダイの本郷武一氏へ企画書を提出したのが始まりだよ。
最初のターゲットは女子高校生だったんだけど、蓋を開けてみたらとんでもない騒ぎになった。1996年10月10日に東京と大阪でテストセールスを実施したら大反響でね、最初は6万個の初回オーダーが、価格を下げるために30万個に変更、さらにテストセールスの結果を受けて100万個に再変更されたんだよ。
それでも足りなかった。正式発売後は慢性的な品薄が続いて、入荷情報を聞きつけた人々が徹夜で店に並ぶ様子が連日新聞やテレビで報道されたんだ。
なぜあんなにブームになったのか?
安室奈美恵と「踊る大捜査線」の力
おじさんに言わせれば、ブームの火付け役には諸説あってね。当時絶大な人気を誇っていた安室奈美恵が音楽番組でたまごっちを持っていたという説、1997年1月から放送が始まったドラマ「踊る大捜査線」でいかりや長介演じる和久平八郎が育成していたという説、スチュワーデスが持っていたという説まである。いずれにせよ、口コミとマスコミの煽りが相まって1997年は社会現象化したわけだよ。
本体の設計にも深い話がある
商品サイズは高さ53mm。白黒液晶画面の下に3つのボタン(左からコマンド選択・決定・キャンセル)を備えたシンプルな設計だ。この操作体系は後にバンダイ自身の「デジタルモンスター」にも引き継がれたんだよ。
実はね、最初は腕時計型にしてベルトもつける予定だったんだ。でも安い電子部品を使うとかさばってしまうという理由で断念し、キーチェーン型に落ち着いたんだよ。「卵型の玩具は売れる」という発想と「携帯に便利な時計型」というアイデアが合わさって、あの独特の形が生まれたわけさ。
2026年現在、たまごっちはどこへ向かっているのか
バンダイ公式の分類によれば、たまごっちの歴史は3つの時代に分けられる。1996年〜1998年が「誕生期」、2004年〜2007年が「ツーしん期」(赤外線通信が特徴)、2008年〜2018年が「カラー期」だよ。
今では様々なキャラクターとコラボレーションした「Tamagotchi nano」シリーズも展開中で、90年代に欧米で販売していた機種をリバイバルした「Original Tamagotchi」も世界市場で人気だ。
そして今回の一番くじでも分かるように、たまごっちはグッズ展開でも精力的に活動していてね。UFO型のナイトライトや、かんらんしゃ(観覧車)をモチーフにしたテープカッターなど、コレクター心をくすぐるアイテムが次々と登場しているわけだよ。
現代に響くたまごっちの本質
おじさんが思うに、たまごっちが30年近く愛され続ける理由はシンプルだよ。「ちゃんとお世話しないとキャラクターが死ぬ」という責任感と、「育てる喜び」のバランスが絶妙だったんだ。餌をやり忘れたり、ふんの掃除をさぼったりすると機嫌が悪くなって最悪死んでしまう。だからこそ愛着が湧くんだよ。
スマートフォンゲームが全盛の今でも、あの小さな卵型デバイスを懐かしそうに語る40代・50代は多い。その人たちが今度は自分の子どもや孫に「これおじさんも持ってたんだよ」と語るわけさ。文化の継承ってやつだよ。
まとめ
たまごっちは1996年11月23日の誕生から約30年、累計8,800万個という途方もない数を世界中に送り出してきた。女子高校生をターゲットに開発されながら社会現象にまで発展し、2021年にはウェアラブル型という新しい形に進化し、今や一番くじで観覧車型テープカッターが作られるほどの文化的存在になっている。
まあ、たまごっちを語りだしたらおじさんは止まらないんだけどね。君も一番くじでたまごっちグッズを手に入れて、あの頃の感覚を思い出してみてくれよ。それじゃあ、またね!
おじさんのうんちくコーナー:たまごっちの驚異の販売数
ちょっと聞いてくれよ。2022年3月末時点で、たまごっちは全世界累計8,800万個を販売しているんだよ。
これがどれだけすごい数字か分かるかい?日本の総人口が約1億2,500万人だから、実に国民の約7割に相当する数が全世界に出回った計算になる。しかも2004年に赤外線通信機能付きの「かえってきた!たまごっちプラス」で復活を遂げ、その後もシリーズを展開し続けてこの数字だからね。
2021年11月には発売25周年を記念して、初のウェアラブル型となる「たまごっちスマート」が登場した。発売から四半世紀が経っても新しい形で進化を続けているんだから、たいしたもんだよ。