やあやあ、うんちくおじさんだよ。今日はね、日本一有名なお城の話をしてあげよう。そう、江戸城さ。

「え、江戸城って皇居のこと?」って思った君、まあ聞いてくれよ。その話、ちょっと奥が深いんだ。


江戸城ってそもそも何者なんだ?

江戸城の歴史はね、1457年に武将・太田道灌(おおたどうかん)が築いたのが始まりさ。もう約570年前の話だよ。

その後、1590年に徳川家康が豊臣秀吉から関東を任されて江戸に入城。以来、1868年の明治維新まで278年間にわたって徳川将軍家の居城として使われ続けた。265万平方メートルという広大な城郭は、当時の世界でも最大級の規模だったんだぜ。

現在は皇居として、天皇陛下のお住まいになっているわけだね。外苑エリアは一般公開されていて、年間約250万人もの人が訪れるんだ。


江戸城最大の謎:天守はどこへ消えた?

おじさんに言わせれば、江戸城の最大のうんちくはここだよ。

実は今の江戸城(皇居)には天守がない!

現存する江戸城の天守台(石垣の土台)は1657年以降、ずっと「空き地」状態が続いているんだよ。つまり2024年時点で367年間、天守のない状態が続いているわけさ。

じゃあなぜ消えたのか?答えは1657年1月18日〜20日に起きた「明暦の大火(めいれきのたいか)」さ。江戸の町の約60〜70%が焼失したとされる、江戸時代最大の火災だよ。推定死者数は3万〜10万人とも言われている。

この大火で江戸城の天守も全焼してしまった。当時の将軍は徳川家綱(第4代)。家臣たちは再建を進言したが、保科正之(会津藩主・家綱の叔父)が「天守再建の費用を民の復興に充てるべし」と主張して再建を中止させた。

それ以来、今日まで天守は再建されていないんだ。

おじさんのうんちくコーナー

江戸城天守のあった場所に気象台が建っていた話

ヤフーニュースで話題になっていたんだがね、江戸城の天守台の近く、明治時代には東京気象台(現在の気象庁の前身)が置かれていたんだよ。1875年に設置された、日本初の近代的な気象観測機関さ。

「260年続いた徳川家のお城に気象台を置くなんて失礼じゃないか?」という見方もあるわけだが、おじさん的には逆に「高台で風通しがよく、観測に最適な場所」として選ばれたのは合理的な判断だと思うね。

気象台は後に1923年の関東大震災後に大手町へ移転し、現在に至る。「江戸城の天守跡が日本の気象観測の発祥地」というのは、なかなか知られていない豆知識だよ。


江戸・大阪城が守られてきた理由

さて、江戸城と並んで話題に出るのが大阪城だね。実はこの2つの城、明治維新後も取り壊されずに残った理由があるんだ。

明治維新後、多くの藩の城が「封建制度の象徴」として取り壊された。全国に約170あった城のうち、現在も天守が残るのは12城だけ。これを「現存十二天守」と呼ぶんだよ。

じゃあ江戸城と大阪城は?

  • 江戸城 → 1869年に明治天皇が移り住み皇居になったため、国家の象徴として保護された
  • 大阪城 → 陸軍の軍事拠点として使用されたため存続。現在の天守は1931年に市民の募金(150万円、当時の価値で現在の約30〜50億円相当)で再建された3代目だよ

ブラタモリが4月25日に迫る!「天下人が愛した城」の秘密

NHKの人気番組「ブラタモリ」が、2026年4月25日(土)に愛知県犬山市の「犬山城」を特集するんだって。

犬山城は1537年築城で、現存する日本最古の様式の天守を持つ。国宝に指定されているのは全国で5城だけ——松本城・彦根城・犬山城・姫路城・松江城——その一つさ。織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と、戦国の天下人たちが皆この城に関わっているのも面白いところだね。

ブラタモリといえば、タモリさんと新アシスタントの佐藤茉那アナウンサー(NHK名古屋放送局)の掛け合いも注目されている。サンスポの記事では「同じ苦労を…」と語っていたようで、タモリさんのマニアックすぎる質問についていく大変さは、歴代アナウンサー共通の悩みらしいよ(笑)。


江戸城のスケールをもう少し掘り下げよう

江戸城の規模、改めて数字で見てみようか。

  • 総面積:約230ヘクタール(東京ドーム約49個分)
  • 濠(ほり)の総延長:約15キロメートル
  • 石垣の高さ:最大約20メートル(天守台)
  • 天守の高さ(最盛期):地上から約58メートル(5層6階)

最盛期の天守台の高さ58メートルは、当時の建造物としては圧倒的だったんだよ。東京タワーが333メートルだから規模感が違うとはいえ、木造建築でこれだけの高さを実現したのは江戸時代の土木・建築技術の粋さ。


まとめ:江戸城は「見えない天守」が最大のロマン

まあ、聞いてくれてありがとう。

江戸城という場所はね、将軍のお城だった時代、気象台が置かれた時代、そして今の皇居と、時代ごとに全く違う顔を持ってきた場所なんだ。でも367年間、天守のない天守台だけがずっとそこに立ち続けているのが、おじさんは何とも言えない感慨を覚えるよ。

次に皇居東御苑を歩く機会があったら、ぜひ天守台に上がってみてくれよ。石垣の上に立って「ここに高さ58メートルの天守があったんだ」と想像するだけで、江戸の雄大さが蘇ってくるはずさ。

じゃあまた次のうんちくで会おうじゃないか!