やあやあ、おじさんだよ。今日はちょっと株の話をしようか。
「電線メーカーがAI時代の主役?」って思った人、正解だよ。フジクラという会社の名前、最近よく耳にするだろう?株価がとんでもないことになってるんだ。おじさん、これは見逃せないと思ってね、たっぷり調べてきたよ。
フジクラって何者?まず基本から押さえよう
フジクラ(正式社名:株式会社フジクラ、証券コード:5803)は、1885年創業の老舗電線・光ファイバーメーカーさ。本社は東京都江東区木場、従業員数は連結で約4万8,000人という大企業だよ。
「電線?地味じゃない?」と思うかもしれないけど、まあ聞いてくれよ。そのフジクラが2026年4月、時価総額で初めて10兆円の大台を突破したんだ。これは日本の製造業でも指折りの規模で、同じ電線大手のフルカワ電工(古河電気工業)や住友電工とは一線を画す存在感を見せ始めているんだよ。
株価は2024年初頭の1,000円台から急騰し、2026年春の時点では一時4,000円台を突破。約2年間で株価が4倍近くになったわけだ。なかなか激しい上がり方だろう?
なぜフジクラがAI銘柄として注目されるのか
光ファイバーこそAIインフラの血管だ
ChatGPTやGemini、そしてクラウドサービスの爆発的な普及で、世界中のデータセンターが増設ラッシュになっていることはみんな知ってるだろう。
でもね、データセンターの中で大量のサーバーをつなぐのに何が必要か考えたことあるかい?そう、光ファイバーケーブルさ。
フジクラは光ファイバーの分野で世界トップクラスの技術力を持つ。特にデータセンター向けの超高密度光ファイバーケーブルは、米国・欧州の大手テック企業(ハイパースケーラーと呼ばれるGoogleやAmazon、Microsoftなど)への供給で圧倒的なシェアを誇る。
2025年度の決算では、営業利益が前年度比4倍超という驚異的な成長を達成。売上高も1兆円を超え、かつての「地味な電線屋」のイメージは完全に過去のものになったんだよ。
中東情勢でも揺るがない「本物の成長ストーリー」
Bloombergの報道によれば、2025年から2026年にかけて中東情勢が再び緊張した局面でも、フジクラをはじめとするAI関連電線株は大きく売られなかった。それどころか「戻り相場の主役」として再評価されたんだよ。
理由はシンプルだ。AIインフラへの設備投資は地政学リスクに関係なく続くという市場の確信があるから。MicrosoftもGoogleもAmazonも、2026年度だけで合計100兆円規模のデータセンター投資を宣言している。その恩恵は確実にフジクラに降り注ぐ、という読みさ。
ペロブスカイト太陽電池でも注目、多角化する成長戦略
さらに面白いのがここだよ。フジクラはAI・光ファイバーだけじゃなく、次世代太陽電池「ペロブスカイト型」の関連銘柄としても注目を集めているんだ。
ペロブスカイト太陽電池は、薄くて軽く、曲げられて、従来のシリコン型に比べて製造コストが大幅に安いとされる。フジクラは電極や配線材料などの部材供給で関連会社との連携を進めており、四季報では「次の収益の柱候補」として評価されているんだよ。
おじさんに言わせれば、「光ファイバーで電気信号を送り、ペロブスカイトで電気を作る」というエネルギー×通信の両輪戦略は、21世紀型インフラ企業への変身として非常に面白い絵を描いているね。
株価10兆円超えを冷静に見ると…
もちろん、おじさんは手放しで「買いだ!」とは言わないよ。投資は自己責任、これ鉄則さ。
時価総額10兆円というのは、トヨタ(約40兆円)には及ばないが、ソニーグループ(約17兆円)の半分以上の水準に達したということ。これだけの評価を受けるには、それに見合った持続的な利益成長が必要だ。
光ファイバー需要がいつまでも右肩上がりとは限らない。データセンター投資が一巡したとき、次の成長ドライバーをどう見つけるかが問われるだろう。そのひとつがペロブスカイト関連なわけだけどね。
まとめ:「電線屋」が時代を動かす、これが産業の面白さだよ
1885年に「電線を作る会社」として生まれたフジクラが、140年後にAIインフラの要として世界の注目を集める。これぞ技術と時代が交差する瞬間さ。
株価だけに目を向けるんじゃなく、「なぜこの会社が評価されているのか」を掘り下げると、世界の技術潮流が見えてくる。そういう視点で経済ニュースを読むと、ぐっと面白くなるよ。
まあ、フジクラの株を買うかどうかはあなた次第だけど、「AI時代に光ファイバーが主役になる」という大きな流れは、おじさんはしっかり本物だと思ってるよ。
それじゃあまた、うんちくおじさんでした!
おじさんの豆知識コーナー:光ファイバーの意外な歴史
ちょっと聞いてくれよ。光ファイバーって「最新技術」のイメージがあるだろう?ところが、ガラスを細く引き伸ばして光を通すという基本原理を最初に実証したのは1870年のジョン・ティンダル(アイルランドの物理学者)なんだよ。
現代的な光ファイバー通信の基礎を作ったのはチャールズ・カオで、1966年に「低損失光ファイバーによる光通信が理論的に可能」と論文発表。彼はこの功績で2009年にノーベル物理学賞を受賞している。
で、フジクラが最初に光ファイバーケーブルの製造を開始したのは1975年。創業90年目のチャレンジだったわけだ。それから50年、まさか自分たちの光ファイバーがAIブームの主役になるとは、当時の技術者たちも夢にも思わなかっただろうね。
ちなみに光は真空中で秒速約30万kmで進むが、光ファイバーの中では屈折率の関係で約20万km/秒まで落ちる。それでも地球を0.07秒で一周できる速さだよ!