やあやあ、久しぶりだね。今日はクルマ好きにはたまらない話をしてあげようじゃないか。トヨタの電気自動車「bZ」シリーズの話さ。最近ニュースで見かけた人も多いと思うけど、おじさんはちょっと気になって調べてみたんだ。まあ、聞いてくれよ。

トヨタbZって何者だ?

まず「bZ」という名前の意味から話さないとね。これは 「beyond Zero(ビヨンド・ゼロ)」 の略で、「ゼロを超えていく」という意味なんだ。CO2排出ゼロを目指すだけじゃなく、それ以上のプラスの価値を生み出す、というトヨタの意気込みが込められているんだよ。なかなかかっこいい名前だろう?

トヨタがこのbZシリーズを本格的に打ち出してきたのは2021年のこと。当初は 2030年までに世界でbZシリーズを7車種展開 するという計画を発表していたんだ。その第一弾として2022年に登場したのが 「bZ4X」 さ。全長4,690mm、ホイールベース2,850mmというサイズで、SUVタイプの電気自動車だね。

ライバルが引いていく中でトヨタが前に出た

ここが今回の最大の注目ポイントなんだよ。Automotive Newsが報じたんだけど、フォードやGM、ステランティスといった欧米の自動車メーカーがEV投資を一部縮小・延期する動きを見せる中で、トヨタは 「EV一斉攻勢(EV blitz)」 に打って出たんだ。

ちょっと遅れてきた感はあるけど、トヨタらしいというかなんというか。ハイブリッド車で長年培ってきた電動化技術を武器に、満を持して本格参入という感じさ。

そしてElectrekが伝えた2026年第1四半期(1月〜3月)のアメリカのEV販売データがこれまた面白い。なんとトヨタのbZ SUVが 全米EV販売台数3位 に食い込んだというんだよ!1位・2位はテスラのModel YとModel 3が独占しているのは変わらないんだけど、そこにトヨタが割り込んできたわけさ。

Tom’s Guideが驚いた「最も効率的なEV」

技術系メディアのTom’s Guideが1週間にわたってトヨタbZを実際に乗り回してレビューを書いたんだけど、その結論がすごかった。「これまでテストした中で最も電費効率の良いEV」 と断言したんだよ。クロスオーバーSUVというサイズ感を考えると、これはかなりの驚きだろう?

電費効率というのはガソリン車で言えば燃費みたいなものさ。1kWhの電力でどれだけ走れるか、ということだね。日本でいう「電費」の話だよ。

おじさんの豆知識コーナー:トヨタとEVの長〜い因縁

トヨタはじつは電気自動車の歴史とかなり深い縁があるんだよ。1997年に世界初の量産ハイブリッド車 「プリウス」 を発売したトヨタは、当時から電動化のパイオニアだったんだ。プリウスは初代モデルで燃費28km/L(当時のJC08モード)という驚異的な数字を叩き出した。

ところが純粋な電気自動車(BEV)では、テスラが2008年に「Roadster」を発売してから一気に先行されてしまった。テスラは2012年の「Model S」、2015年の「Model X」とSUVも投入し、EV市場を席巻していったんだ。

トヨタが出遅れた理由のひとつが、全固体電池への期待 さ。トヨタは液体電解質を使う現在主流のリチウムイオン電池ではなく、固体電解質を使う「全固体電池」の開発に注力してきた。全固体電池は充電時間が短く、エネルギー密度も高いんだけど、量産化がなかなか難しい。トヨタは2027〜2028年頃の全固体電池搭載EV市販化を目指していると言われているんだ。

つまりトヨタは「今のバッテリー技術じゃまだ早い」と判断して、ハイブリッドで稼ぎながら次世代電池を研究してきた、という長期戦略だったわけさ。それが「遅れてきた」ように見えた本当の理由なんだよ。

bZシリーズのラインナップを整理しよう

トヨタのbZシリーズ、実は複数の車種があるんだよ。おじさんがまとめてあげよう。

  • bZ4X:全長4,690mm、航続距離約559km(WLTCモード、AWD仕様)。2022年発売。
  • bZ3:中国市場向けのセダンタイプ。BYDとのジョイントベンチャーで開発された。
  • bZ3C / bZ3X:2024年以降に中国市場で順次投入されているコンパクトSUV系モデル。
  • bZ(無印):2025年のCESで発表されたコンセプトをベースにした次世代モデル。北米市場でも注目されている。

「bZ4X」の「4X」というのは、4WD(4輪駆動)とクロスオーバー(X)を組み合わせたネーミングさ。わかりやすいだろう?

日本での展開はどうなってる?

おじさんが日本在住の読者のために補足しておくと、bZ4Xは日本でも2022年5月から販売が開始された。価格は当初 600万円台 というプレミアム価格設定だったんだ。ただし、発売直後の2022年6月に「ホイールが外れるおそれ」という安全上の問題が発覚して全車リコール(交換・修理)になったのは有名な話だよ。あのトヨタがまさかのリコールということで業界を驚かせた。その後問題は修正され、販売が再開されているんだけどね。

まとめ:遅咲きのトヨタEV、本気出してきたぞ

さて、長々と話してきたけど、まとめると——

  1. トヨタbZはハイブリッド王者が本格的にEVに踏み出したシリーズ
  2. 2026年Q1に全米EV販売3位という快挙を達成
  3. 専門メディアから「最も電費効率が高い」と評価された
  4. ライバルメーカーがEV投資を縮小する中、逆張りで攻勢に出ている

おじさんに言わせれば、トヨタのこの動きは「遅咲き」じゃなくて「熟成」なんだよ。ハイブリッドで何十年も電動化技術を磨いてきた蓄積が、今ここで花開こうとしているわけさ。

これからのEV市場、テスラ一強の時代が続くのか、それとも日本勢が風穴を開けるのか。おじさんはしっかり見届けるつもりだよ。君も一緒に注目してくれよな!

じゃあ、また次回の豆知識でお会いしよう。