やあやあ、まあ聞いてくれよ。
最近のMLBがアツいんだよ、これが。エンゼルスの菊池雄星がヤンキース戦に先発して、あのアーロン・ジャッジに特大ホームランをかっ飛ばされたってニュースが話題になってるじゃないか。ただのホームランじゃないぞ、これが。詳しくはおじさんが順番に教えてあげよう。
菊池雄星 vs ジャッジ、その衝撃の一打
2026年4月、エンゼルスの左腕・菊池雄星はヤンキース戦に今季4試合目の先発として登板した。しかし4回途中、わずか4失点で降板という結果に終わり、今季初勝利はまたもおあずけとなった。
その試合最大のハイライトがジャッジの先制2ランホームランだ。打球速度は187キロ、飛距離は実に139メートル。2026年シーズンMLB最速の打球速度として記録されたこの一打は、スタジアムに集まった観客のみならず、世界中の野球ファンを驚かせた。ジャッジが打った瞬間に「ボールをぶっ壊した!」とネットで騒がれたのも、まったく大げさじゃないね。
菊池としては自慢の直球と多彩な変化球で挑んだんだろうが、ジャッジの前には通用しなかったというわけだ。
アーロン・ジャッジという怪物について教えてあげよう
規格外の体格と成績
アーロン・ジャッジは1992年4月26日生まれ、身長201センチ、体重128キロという、まるでアメフト選手のような体格を持つ外野手だ。2022年シーズンにはアメリカンリーグ新記録となる62本塁打を記録して、かつてロジャー・マリスが1961年に樹立した61本という記録を61年ぶりに更新した。
打球速度187キロというのがどれだけ異常かというと、MLBの平均的なホームランの打球速度が約170〜175キロ程度。それを12〜17キロも上回っているわけだ。飛距離139メートルというのも、甲子園球場の両翼95メートルをはるかに超えている。スタンドどころか、そのさらに向こうまで飛んでいく計算になる。
ヤンキースとエンゼルスの因縁
ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・エンゼルスといえば、MLBの中でも注目度の高いカードのひとつだよ。ヤンキースは1923年創設で、ワールドシリーズ優勝回数は歴代最多の27回。一方のエンゼルスは1961年創設で、2002年にワールドシリーズを制覇している。
エンゼルスにはかつて大谷翔平が所属し、世界的に注目を集めたチームだ。大谷は2023年シーズンに44本塁打・10勝という史上初の二刀流成績を残してエンゼルスを去り、ドジャースへ移籍した。その後のエンゼルスはチーム再建の途上にあって、菊池雄星がエースとして奮闘している状況なんだよ。
菊池雄星という投手のキャリアを振り返る
菊池雄星は1991年6月17日、岩手県花巻市出身。花巻東高校時代から注目を集め、2010年にドラフト1位で西武ライオンズに入団した。NPBでは2018年シーズンに最多勝・最優秀防御率・沢村賞の投手三冠を達成し、翌2019年にポスティングシステムでシアトル・マリナーズへ移籍した。
MLBでは2023年シーズンに13勝8敗、防御率3.86という成績を残し、トロント・ブルージェイズとの契約を経て、現在はエンゼルスに所属している。
2026年シーズン序盤の4試合で初勝利を挙げられていない現状は苦しいが、日本人左腕として培ってきた技術と経験は本物だ。ジャッジ相手に139メートル弾を浴びたのは痛かったが、そこから何を修正してくるかが見どころだよ。
MLBの「パワーヒッター」はなぜここまで打球が速いのか
現代のMLBではフライボール革命と呼ばれる打撃理論の変化が起きた。2015年頃から「低い打球より、角度をつけた打球のほうが長打になりやすい」という分析が広まり、打者たちが意図的にアッパースウィング気味のスウィングを採用するようになった。これによってホームラン数が急増し、2019年シーズンにはMLB全体で6776本というシーズン最多本塁打記録が生まれている。
ジャッジのような体格に恵まれた選手がフライボール革命の恩恵を受けると、187キロという非常識な打球速度が生まれるわけだ。
まとめ:菊池よ、負けるな
まあ、エンゼルスファンにとっては悔しい結果だったろうが、ジャッジに187キロ弾を打たれても仕方ないってもんだよ。相手が悪すぎた、とも言える。
菊池雄星は今季4試合でまだ初勝利がないが、岩手から花巻東、西武、マリナーズ、ブルージェイズ、そしてエンゼルスと歩んできた男だ。逆境には慣れているはずだよ。
次の登板で、おじさんは菊池の反撃を楽しみにしてるぞ。MLBの世界、まだまだ面白いことが起きそうだからね。ちゃんとチェックしておいてくれよ!
おじさんのうんちくコーナー:野球の打球速度ってどうやって測るの?
おじさんに言わせれば、187キロという数字の凄さをもっとちゃんと理解するためには、計測の仕組みを知るべきだね。
MLBでは2015年からスタットキャスト(Statcast)というトラッキングシステムが全30球場に導入されている。球場に設置された複数台の高速カメラとレーダーが、ボールの動きを毎秒30フレームで追跡し、打球速度・打球角度・飛距離をリアルタイムで計算する仕組みだ。
このシステムを開発したのはスポーツ計測の専門企業「Hawk-Eye Innovations」で、テニスのライン判定システムとして有名な会社だよ。野球に応用されてからは、投球の回転数や変化球の軌道まで精密に分析できるようになった。
打球速度の世界記録は、2019年にヤンキースのジャンカルロ・スタントンが記録した121.3mph(約195キロ)。ジャッジの187キロも十分に怪物的だが、スタントンはさらにその上を行っているというわけだね。野球の進化、恐ろしいね。