やあやあ、久しぶりに競艇の話をしようじゃないか。
最近、福岡のボートレース場が盛り上がってるんだ。「ヴィーナスシリーズ マクール杯」という女子レースが開催されていてね、これがなかなか面白い展開になってるんだよ。おじさん、ちょっと詳しく解説してあげるから、まあ聞いてくれよ。
福岡ボートレース場ってどんなところ?
ボートレース福岡、正式名称は「ボートレース福岡」は、福岡市中央区に位置する競艇場だ。1952年に日本で競艇が正式に始まって以来、全国24か所ある公認競艇場のひとつとして長年愛されてきた歴史ある施設だよ。
福岡の競艇場の特徴はね、博多湾に近い立地ならではの海風の影響を受けること。水面のコンディションが刻々と変わるから、レーサーたちの技術と判断力が如実に問われる難コースとして知られているんだ。全国の競艇ファンの間でも「福岡は読みにくい」と言われるほどだよ。
今回のヴィーナスシリーズで何が起きているのか
今大会で最も注目を集めているのが、大山千広選手の苦境だ。
大山選手はヴィーナスシリーズの前回大会を制した「ディフェンディングチャンピオン」で、今大会も2連覇を狙っていた実力者。ところが今回は予選落ちの危機に瀕しているという、なんとも波乱の展開になっているんだな。競艇は同じ選手が必ず勝てるわけじゃない。それがこのスポーツの醍醐味でもあるんだけどね。
一方で、好調なのが神里琴音選手だ。彼女は本体整備——つまりエンジン周りのメンテナンス——に力を入れて、出足(スタート後の加速)とターン回りの精度を上積みすることに成功した。競艇はモーターとボートのセッティングがレース結果を大きく左右するから、このエンジニアリング的な側面も見どころのひとつなんだよ。
そして山崎小葉音選手も4走した中で一番良かったという快勝を収めて、予選突破に望みをつないだ。彼女自身のコメント「4走した中では一番良かったです」からも、充実したレース内容だったことがうかがえるね。
ヴィーナスシリーズとは何か?
ヴィーナスシリーズというのはね、女子レーサーのみが出場できる特別競走シリーズのことだ。ボートレース振興会が主催し、年間を通じて全国各地の競艇場を転戦する形式で行われている。
女子選手が競艇界に増えてきたのは1990年代以降のことで、現在では登録選手全体の約10%が女性という状況になってきた。かつては男性がほぼ独占していた業界に、女性選手が実力で地位を確立してきた歴史があるんだよ。
競艇というスポーツの奥深さ
競艇の面白さはね、単純に「速いボートが勝つ」じゃないところにある。
全6艇がほぼ横並びでスタートするため、最初のターンマーク(第1ターンマーク)での駆け引きが勝負の大半を決めると言われている。インコース(1号艇)が圧倒的に有利なのは有名な話で、実際に1号艇の勝率は全国平均で約55%と言われているほどだ。
一方でアウトコース(6号艇)からまくって勝つレースは「まくり差し」と呼ばれ、ファンを熱狂させる。女子レースでもこうしたダイナミックなレース展開が随所に見られるから、ヴィーナスシリーズは「女子だから地味」なんてことは全くない。むしろ技術戦・駆け引き戦という意味では見どころが多いんだよ。
ボートレース福岡の独自性
ボートレース福岡は「ナイターレース」も積極的に開催している競艇場で、仕事帰りでも楽しめる夜のレースが人気だ。また福岡という土地柄、九州全域から競艇ファンが集まってくる一大拠点にもなっている。
今開催されているヴィーナスシリーズ マクール杯は、こうした全国的な注目が集まる大会。大山千広選手の逆転劇があるのか、神里琴音選手や山崎小葉音選手がその勢いで勝ち上がるのか——予選終盤の展開から目が離せない状況が続いているんだよ。
まとめ
競艇というスポーツ、「おじさんが見るもの」というイメージを持ってる人も多いかもしれないけど、最近はヴィーナスシリーズのような女子レースや、ネット中継の普及で若い世代にも広がってきているんだ。
ボートの整備技術、スタートのタイミング、ターンの駆け引き……これだけの要素が絡み合う競技は、実はなかなかないんだよ。ボートレース福岡でのヴィーナスシリーズ、ぜひ一度注目してみてくれよ。おじさんが保証するよ、思ったより奥が深くてハマるから。
それじゃあ、またね!
おじさんの豆知識コーナー:競艇のボートって実はこんなに特殊!
まあ、聞いてくれよ。競艇で使われるボート(競走艇)は、全選手が同一規格のボートを使うんだ。メーカーは「ヤマト」一社のみで、全国の競艇場に配備されている。つまり、ボートの性能差は基本的に生まれない仕組みになっているんだよ。
じゃあ何が違うかって?エンジン(モーター)が違うんだ!競艇では「モーター抽選」という制度があって、選手は抽選でモーターを割り当てられる。このモーターの「当たり外れ」が勝敗に大きく影響する。良いモーターを引けても整備次第でダメになるし、「外れモーター」でも整備で蘇らせることができる。だから選手の整備技術も重要な評価ポイントになるわけだ。
さらに面白いのはプロペラ(ペラ)の調整で、これは選手が自分で叩いて形を変えることができるんだよ。競艇選手は「ドライバー」であり「エンジニア」でもあるわけだ。神里琴音選手がエンジン整備で成果を出したのも、このあたりの技術的なこだわりがあってこそなんだよね。