やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと聞いてくれよ、「加納」って名前について話そうじゃないか。
「加納?誰それ?」なんて言わないでくれよ。これがまたすごい人物なんだ。おじさん、今日は張り切って語るからな。
加納治五郎——日本が世界に誇る「柔道の父」
加納治五郎(かのう じごろう)、知ってるかい?1860年10月28日、兵庫県御影村(現在の神戸市東灘区)に生まれた人物でね、日本のスポーツ史どころか世界の格闘技史を根本から変えた男なんだよ。
彼が何をしたか、まず聞いてくれ。
1882年、東京・下谷(現在の台東区)の永昌寺という小さなお寺の一角に、たった12畳の道場を開いた。それが「講道館(こうどうかん)」の始まりさ。当時22歳の若者がだよ。その年の入門者はわずか9名。今の講道館は東京・文京区に本部を構え、登録会員は世界204の国と地域に広がっているんだから、驚くだろう?
加納は江戸時代から伝わる「柔術」を学びながら、その危険な関節技や投げ技を安全に稽古できるスポーツ競技「柔道」として体系化した。「柔よく剛を制す」という概念をそのままカタチにした男なんだ。
アジア人初のIOC委員という偉業
さらに聞いてくれよ。加納治五郎は1909年、アジア人として初めて国際オリンピック委員会(IOC)の委員に就任した人物でもあるんだ。
1912年のストックホルムオリンピックには日本選手団を率いて参加し、これが日本オリンピック初参加。選手はたった2名だったが、「金栗四三」と「三島弥彦」を連れていった。のちにNHK大河ドラマ「いだてん」でも描かれた話だよ。
彼は1938年7月4日、77歳で客船の中で亡くなった。カナダのバンクーバーでオリンピック招致活動の帰り道のことだ。まさに最後の最後までオリンピックのために動いていた人物なんだよ。
「加納」という地名と、世界の「カノ」
おじさんに言わせれば、「加納」という言葉は日本各地の地名にも登場する。岐阜県岐阜市加納は、江戸時代に加納藩(石高:10万石)の城下町として栄えた地域だ。現在も「加納城跡」が残り、城址公園として市民に親しまれているよ。
それと面白い話がある。アフリカのナイジェリアに「カノ(Kano)」という都市があってね、これが英語のローマ字表記でまさに「Kano」——つまり「加納」と同じ音なんだよ。カノ市はナイジェリア北部の大都市で、人口は推定約350万人(2022年時点)。西アフリカ最大級の商業都市のひとつだ。
ガーナ経済——アフリカの「したたかな成長」
さて、アフリカ繋がりでもう少し話を広げよう。最近、ガーナ(Ghana)のニュースが目を引くんだが、これが実に興味深い。
中東での戦争が世界経済に影響を与えている中、ガーナ経済は堅調な成長を維持しているというビジネス系メディアの報道が出ているんだよ。中東情勢による原油価格の変動や物流コスト上昇にもかかわらず、ガーナのGDP成長率は底堅さを見せている。
ただし、経済には面白いパラドックスがある。ガーナ統計局(GSS)の報告によると、インフレ率が低下しても物価は下がらないという現象が起きているんだ。「インフレが落ち着いた=物価が下がる」と思いがちだろう?でもそれは違う。インフレ率の低下は「物価の上がり方が緩やかになった」だけであって、すでに上がった価格がまた戻ってくるわけじゃない。特にサービス業の価格は依然として上昇中とのことで、庶民の生活は簡単には楽にならないんだよ。
これは日本でも同じ話だろう?「インフレが2%台に落ち着いてきた」と言われても、スーパーの値段は全然下がってないよね。おじさんも最近の卵の値段に驚いたよ。
まとめ——「加納」に込められた強さの哲学
いかがだったかい。「加納治五郎」から始まり、地名の「加納」、さらにはアフリカの「カノ」「ガーナ」まで話が広がってしまったね。おじさんの悪いクセだよ、許してくれよ。
でもね、加納治五郎が柔道に込めた精神——「精力善用(せいりょくぜんよう)」つまり「力を最大限に、善いことのために使う」という考え方は、経済の話にも通じると思うんだよ。ガーナが中東の混乱にもめげず経済成長を続けているのも、ある意味「柔よく剛を制す」じゃないかね。
「加納」という二文字の裏に、こんなに深い世界が広がっているんだよ。おじさんと一緒にうんちくの旅、楽しんでくれたかい?また来てくれよ!
おじさんのうんちく豆知識コーナー
「柔道」が正式なオリンピック種目になったのは1964年の東京大会からなんだ。加納治五郎が亡くなってから実に26年後のことだよ。彼が生前に東京オリンピック招致活動を積極的に行い、1940年の開催地として東京が選ばれたことがあったんだが、第二次世界大戦勃発で返上になってしまった。それでも「東京オリンピック」という夢は弟子たちが引き継ぎ、1964年に実現した。加納の意志が世代を超えて生き続けたわけだ。
さらに豆知識をひとつ。現在、世界の柔道人口は約600万人と言われているが、フランスでは国内の柔道登録人口が約55万人で、これは日本国内の登録者数を上回るとも言われているんだ。柔道はもはや「日本だけのスポーツ」じゃない、世界共通の文化になっているってことだよ。