やあやあ、今日はプロ野球の話をしようじゃないか。
2026年4月4日、オリックス・バファローズの先発マウンドに立った九里亜蓮投手が、自身初となる「2試合連続完封勝利」に挑んだんだ。対戦相手は北海道日本ハムファイターズ。九里本人はこんな言葉を残しているよ——
「常に最後までマウンドに立ち続けることを考えている」
いや〜、シビれる言葉だろう? おじさんに言わせれば、これこそが本物のエースの矜持というものだよ。
九里亜蓮という投手を、まず知ってほしい
九里亜蓮、1990年10月5日生まれ。兵庫県出身の右腕投手だ。亜細亜大学を経て2012年のドラフトで広島東洋カープに4位指名で入団。以来、約10年以上にわたってカープの先発ローテーションを支えてきた、いわゆる「苦労人」タイプのピッチャーだよ。
広島時代から一貫していたのが、その「完投能力」と「スタミナ」だ。150km/hを超える速球と切れ味鋭いスライダーを武器に、試合を作り続けてきた。そしてオリックス移籍後も、このシーズン序盤から早速その本領を発揮している。前回登板ではなんと完封勝利をおさめ、続く今回もそれを連続で狙うというんだから、プロ野球ファンとして黙ってはいられないよね。
「完封」ってどれだけスゴいか、おじさんが教えてあげよう
現代野球における完封の希少性
まあ、聞いてくれよ。最近のプロ野球って、どのチームも「継投策」が主流になっているんだ。先発が5〜6回を投げてブルペンにつなぐのが「普通」の時代。NPBでも、1シーズンで完封試合が出る回数は年々減っている。2010年代後半以降はリーグ全体でも各チーム数試合あるかどうか、というレベルだ。
そんな中で九里が「完封」を続けているのは、並大抵のことじゃない。9イニング=最低27アウトを、自分一人で取りきるんだぞ。球数にして100球〜130球前後。体力だけじゃなく、精神力・配球の組み立て・集中力のすべてが問われる。
連続完封の難しさ
「2試合連続完封」となるとさらにハードルが上がる。NPBの歴史でも、これを達成した投手は決して多くない。1980〜90年代の全盛期には斉藤雅樹(巨人)や野茂英雄(近鉄)といった怪物たちが連続完封を記録したが、現代野球でこれをやり遂げるのは相当な偉業だ。九里が達成すれば、自身初であるとともにオリックスにとっても大きな勲章になるよ。
「最後までマウンドに立つ」哲学の重さ
九里亜蓮の言葉——「常に最後までマウンドに立ち続けることを考えている」——これ、簡単そうに聞こえるが実は深いんだよ。
現代のピッチャーは、コーチや監督から「今日は何球まで」「6回まで」と制限が設けられることが多い。それが「当たり前」になっている環境の中で、九里は自分で「最後まで投げる」という意識をマウンド上で持ち続けているわけだ。
これは「我慢」じゃなくて「哲学」だよ。打者一人一人との勝負に全力を尽くしながら、9回裏のマウンドまで自分がそこにいるイメージを常に持ち続ける。そういうメンタルを持った投手は、土壇場でのピンチにも崩れにくい。
ベテランが輝くシーズン序盤の意味
シーズン序盤の4月は、投手にとって体ができあがる前の難しい時期でもある。気温も低く、筋肉が思うように動かない。それでも九里が結果を出せているのは、積み上げてきたキャリアの厚みそのものだろう。広島時代から数えると、プロ入り13年以上。その経験値は、若い投手にはない「投球の引き出し」を持たせてくれるんだ。
まとめ——おじさんからひとこと
九里亜蓮という投手の魅力は、派手さじゃなく「職人」としての誠実さにある。2試合連続完封という記録が生まれるかどうかは結果次第だけれど、どんな試合展開でも「最後まで投げる」という信念を持って戦う姿勢は、ファンの心を打つよ。
おじさんも若い頃は「結果が全て」だと思っていたけれど、年を重ねると「どういう姿勢で取り組むか」がいかに大事か、よくわかるようになった。九里のピッチングには、そのことを思い出させてくれる「何か」があるんだよね。
今シーズンの九里亜蓮、ぜひ注目してみてくれよ。おじさんは陰ながら応援しているよ!
うんちくおじさんの豆知識コーナー
「完封」の語源と歴史、知ってたかい?
野球の「完封(シャットアウト)」という言葉の英語 shutout は、元々はアメリカンフットボールで「得点ゼロに抑えた」という意味で使われていた表現なんだ。それが19世紀末に野球にも転用され、「相手に0点を与えて完投すること」を指すようになった。
さらに面白いことに、MLBでは1900年代初頭、今とは違って先発投手が毎試合のように完投するのが当たり前だったんだよ。1908年、シカゴ・カブスのスリー・フィンガー・ブラウン(本名モーデカイ・ブラウン)は、農場事故で右手の指を3本失ったにもかかわらず、その年に29勝・防御率1.04という驚異の成績を残した。指がないからこそカーブに独特のキレが生まれたとも言われている。ピッチャーの「個性」って、時に逆境から生まれるんだね。
日本プロ野球では、1950年の2リーグ制分立以降、完封記録の頂点に立つのは金田正一(国鉄スワローズ→巨人)で、通算400勝・298完封という前人未踏の記録を持っている。298回も9イニングを一人で投げ切ったというのだから、もはや人間離れしているよ。