やあやあ、おじさんだよ。今日はラグビーの話をしようじゃないか。
「ラグビー?難しそう…」なんて思ってる君、ちょっと待ってくれ。今のジャパンラグビーリーグワン、これがなかなかどうして面白いんだよ。しかも今週末、長崎でちょっとした「熱いドラマ」が起きてるんだ。おじさんが詳しく教えてあげよう。
ジャパンラグビーリーグワンって何だ?
まずは基本から押さえておこうか。ジャパンラグビーリーグワン(通称・リーグワン)は、2022年1月に開幕した日本のラグビートップリーグだよ。それまでの「トップリーグ」を廃止・再編して生まれた新リーグで、ディビジョン1(12チーム)・ディビジョン2(6チーム)・ディビジョン3(6チーム)の3部構成になってる。
2019年のラグビーワールドカップ日本大会で日本代表がベスト8に進出して以来、ラグビー人気は爆発的に高まったよな。あの興奮、おじさんも覚えてるよ。そのブームを継続させるために生まれたのがこのリーグワンというわけだ。
今週末の長崎で何が起きてる?
三菱重工相模原ダイナボアーズが「第2のホーム」へ
ちょっと聞いてくれよ、面白い話があるんだ。
三菱重工相模原ダイナボアーズ(本拠地:神奈川県相模原市)が2026年4月4日、長崎市で静岡ブルーレヴズとの試合を開催したんだが、なんと試合前の事前練習まで公開したんだよ。長崎を「第2のホーム」と位置づけてのことだ。
相模原のチームがなぜ長崎で試合をするのかって?これがリーグワンの面白いところでね。チームが地域を超えて試合を開催することで、全国各地にラグビーファンを広げていこうという戦略があるんだ。企業スポーツからの脱却、地域密着型への転換——これがリーグワンの大きなテーマのひとつなんだよ。
山下憲太、故郷長崎での一戦
そしてもうひとつの見どころがあった。静岡ブルーレヴズのプロップ・山下憲太選手が、故郷・長崎でのこの試合について「山下家が大集合します!」と語っていたんだ。
プロップというのはラグビーのスクラム最前列を担うポジションで、チームの土台を支える縁の下の力持ち的存在だよ。地元の家族・親族が総出で応援に来るというこの場面、想像するだけで胸が熱くなるじゃないか。
しかも静岡ブルーレヴズには長崎出身選手が複数在籍していて、彼らが口をそろえて「長崎のラグビー界をもっと盛り上げたい」と語っているという。ビジターゲームのはずなのに、まるで地元のホームゲームのような熱量——これこそがリーグワンが目指す「地域とラグビーの融合」の姿じゃないかと思うんだよ。
リーグワンの「地域密着」戦略、これが本気の取り組みだ
実はリーグワン発足の背景には、日本のプロスポーツ界の大きな課題があったんだよ。
以前のトップリーグは企業チームが中心で、「○○製鉄」「○○電機」みたいに企業名がそのままチーム名になっていた。これだと地域ファンが育ちにくいんだよね。Jリーグが1993年の発足時に「地域名+愛称」方式を採用して成功を収めたのと同じ発想で、リーグワンもチーム名に地域名を入れることを原則にしたわけだ。
「静岡ブルーレヴズ」も「三菱重工相模原ダイナボアーズ」も、地域名が入っているだろう?この変化、実は相当大きな意識改革なんだよ。
さらに今回のような「ホームタウン外での試合開催」も積極的に行われていて、チームと縁のある地方都市でのマッチデー開催がリーグ全体で増えてきている。2022-23シーズンから2023-24シーズンにかけて、観客動員数は右肩上がりで、2023-24シーズンのディビジョン1全試合合計観客数は約40万人に達したとされているよ。
まとめ:ラグビーが「街の誇り」になる日
今回の長崎での一戦、相模原対静岡という対戦カード自体は普通の公式戦だが、その裏にある「地元選手の凱旋」「第2のホーム」「地域ラグビーの未来」といったドラマが重なって、単なる試合以上の意味を持っていたわけだよ。
山下憲太選手が家族の前で渾身のスクラムを組む姿、故郷の後輩たちに「ラグビーってかっこいいぞ」と示す姿——こういう場面がリーグワンをどんどん面白くしていくんだと、おじさんは思っているよ。
まだリーグワンを生で見たことがない君、一度スタジアムに行ってみないか?あの地響きのようなスクラムの音、タックルの迫力は、テレビでは絶対に伝わらないからね。おじさんが保証するよ。
おじさんの豆知識コーナー:ラグビーと長崎の意外な縁
おじさんに言わせれば、長崎とラグビーの縁は実は古くてね。長崎県は九州でも有数のラグビー盛んな地域で、長崎北陽台高校は全国高校ラグビー大会(通称・花園)に1979年の第59回大会から出場を重ねてきた強豪校だよ。九州のラグビー人口は全国でも上位で、2023年度の日本ラグビーフットボール協会の登録者数データによると、九州各県合計の登録競技者は全国登録者数約9万人のうち約1.5万人を占めている。
そして「プロップ」というポジション名、由来を知ってるかい?英語の “prop forward” から来ていて、スクラムで他の選手を「支える・支柱となる(prop up)」役割からきてるんだ。スクラム最前列の左右に位置し、体重110kg以上の選手が多い超パワーポジションだよ。地味に見えるが、スクラムの優劣がゲームの流れを決めることも多い。プロップなくしてラグビーなし、と言っても過言じゃないんだ。