やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさん、メジャーリーグの話をしようと思ってさ。

最近、大谷翔平とベーブ・ルースを比べる話がアメリカで盛り上がっているだろう?ある米国の司会者が「大谷翔平はベーブ・ルースを超えた」と主張して、「そもそも比較自体がショウヘイに侮辱的だ」なんて言い出しているんだ。まあ、それはそれで面白い話なんだけどね。

そんな中でおじさんが気になっているのは、アーロン・ジャッジという男なんだよ。大谷の話題に隠れがちだけど、このジャッジという選手、実はとんでもない記録を持っているんだ。ちょっと聞いてくれよ。

アーロン・ジャッジという男、どんな選手なのか

アーロン・ジャッジは1992年4月26日、カリフォルニア州リンデン生まれ。現在のニューヨーク・ヤンキースの主砲で、身長201cm・体重128kgという、まるで映画の中から出てきたような体格をしている。

そして2022年シーズン、ジャッジはアメリカン・リーグのシーズン本塁打記録を62本に更新したんだ。それまでの記録は1961年にロジャー・マリスが打ち立てた61本。実に61年ぶりの更新だよ。

しかもそれだけじゃない。同年にはア・リーグの三冠王(本塁打・打率・打点の全部門首位)を獲得し、全会一致でア・リーグMVPに輝いた。打率.311、131打点という数字も残している。

その実績を引っ提げて、2022年12月にヤンキースと9年総額3億6000万ドル(当時のレートで約490億円)の超大型契約を結んだ。これはヤンキース史上最大規模の契約だよ。

おじさんが掘り下げる!ジャッジにまつわる3つのうんちく

その1:「ジャッジ」という名前の重さ

アーロン・ジャッジの「ジャッジ(Judge)」という名前、英語で「裁判官」を意味するよね。これがまたよく似合うんだよ。ヤンキースタジアムのライトスタンドには「ジャッジの法廷(The Judge’s Chambers)」と呼ばれるファンゾーンまで作られているんだ。2017年にデビューした当時、ファンが裁判官のコスプレをして応援するようになって、いつの間にかスタジアムの公式エリアになったんだよ。

その2:62本塁打の「真の意味」

ここが大事なうんちくなんだけどさ。実はメジャーリーグには「62本」より多い本塁打記録が存在するんだよ。バリー・ボンズが2001年に樹立した73本という記録がね。

じゃあなんでジャッジが「記録更新」と騒がれたのか。それはステロイドなどの薬物使用問題との関係なんだ。70本台の記録を持つマーク・マグワイア(70本・1998年)、サミー・ソーサ(66本・1998年)、バリー・ボンズはいずれもPED(パフォーマンス向上薬物)使用の疑惑が指摘されていて、野球殿堂への投票でも長年除外されてきた。一方でジャッジはクリーンな選手として知られているため、「薬物に汚されていない時代の真の記録保持者」とみなされているんだよ。

その3:大谷との「同時代の怪物対決」という構図

大谷翔平が2021年に投打二刀流で45本塁打・100打点・9勝を記録してMVPを獲得し、2023年には44本塁打・95打点でア・リーグMVPを受賞した。そしてジャッジも2022年に62本塁打でMVP。同じ時代に、これほどの怪物が二人もいるというのは、野球史上でも異例のことなんだよ。

実際、2025年シーズンには大谷がナショナルズ戦に出場し、9日には岡本和真と対戦するスケジュールも組まれているほど、日本人選手とメジャーのスターが交差する時代になっている。

おじさんのうんちくコーナー:「62」という数字の野球史

まあ、聞いてくれよ。「62」という本塁打数には、実は深い歴史があるんだよ。

1927年にベーブ・ルースが樹立した60本という記録は、実に34年間破られなかった。そして1961年、ロジャー・マリスが61本を打った時も大騒ぎだった。当時コミッショナーのフォード・フリックが「シーズンが154試合以内なら純粋な記録、162試合なら別扱い」という「アスタリスク論争」を起こしたほどでね。マリスの記録には長年「*」印がつけられていたんだよ。

その後1998年にマグワイアが70本を打って数字の上では更新されたけれど、薬物問題で汚れてしまった。だからジャッジの62本は「61年ぶりにクリーンな形で塗り替えられたア・リーグ記録」として、野球ファンに特別な意味を持って受け入れられているんだ。数字の重さって、背景を知ると全然違って見えるだろう?

大谷vsジャッジ、どちらが「ベーブ・ルースの後継者」か

米国の司会者が「大谷翔平はベーブ・ルースより上だ、比較すること自体ショウヘイに失礼だ」と主張しているのも、まあわかる気がするよ。大谷は2024年に史上初の50本塁打・50盗塁(50-50)を達成して、二刀流という唯一無二の存在だからね。

でもジャッジはジャッジで、純粋な打者としての破壊力ではルース以来の存在感を持っている。ルースが1927年に60本を打った時代、162試合制ではなく154試合制だったことを考えると、現代で62本というのがいかに異次元かわかるだろう?

二人を比べること自体、どこかナンセンスではあるんだ。大谷は「投打の二刀流」という別次元の存在で、ジャッジは「純粋な打者としての歴史的記録保持者」。どちらも野球史に名前を刻んでいる。

おじさんに言わせれば、「どちらが上か」より「こんな時代に生きて両方見られること」を楽しんだほうがずっとトクだよ。

まとめ

さてさて、今日はアーロン・ジャッジについてたっぷり話したね。62本塁打という数字の重さ、3億6000万ドルという契約の規模、そして薬物問題に汚れていない「クリーンな記録」としての価値。これを知ってから大リーグを見ると、また違った景色が見えてくるだろう?

大谷翔平だけじゃなく、ジャッジのことも覚えておいてくれよ。野球の歴史を塗り替えた男の記録は、100年後も語り継がれるはずだからね。

じゃあ、またうんちくを仕入れたら話しに来るよ。待っててくれよな!