やあやあ、4月になったね。街を歩けば新入社員や新入職員たちのピカピカのスーツ姿が目に入る、そんな季節だよ。

2026年4月4日には埼玉県でも入庁・入社式が相次いで行われた。さいたま市では大宮で入庁式が開催され、県庁では444人の新規職員に辞令が手渡された。「誠心誠意、職務にまい進します」という若い声が庁舎に響いたわけだ。木造注文住宅を手がけるAQグループは恒例の「かんな削り」で新入社員を迎えるなど、それぞれの会社・組織が個性豊かな式典を催したんだよ。

そんな新年度の空気の中で、今日おじさんが語りたいのは「りそな銀行」についてだ。埼玉といえば「埼玉りそな銀行」もある。せっかくだから、りそな銀行の知られざる歴史と豆知識を、たっぷり語らせてもらおうじゃないか。

りそな銀行って、そもそも何者なんだ?

まあ、聞いてくれよ。りそな銀行の名前の由来から話そう。「りそな」という言葉、日本語っぽいようで実はラテン語なんだよ。ラテン語の 「resonare(レゾナーレ)」、つまり「共鳴する・響く」という意味から来ている。2001年にりそなホールディングスが設立されたとき、「お客様と共鳴・共感する銀行でありたい」という願いを込めてこの名前が選ばれたんだ。

りそな銀行の直接の前身は 大和銀行近畿大阪銀行 で、この2行が2002年に合併して「りそな銀行」が誕生した。大和銀行は1918年(大正7年)に大阪で設立された「大阪野村銀行」が起源だから、実に100年以上の歴史を持つ銀行が合流したわけだよ。

2003年の「公的資金注入」という大事件

さて、おじさんに言わせれば、りそな銀行の歴史で絶対に外せない出来事がある。それが 2003年5月の公的資金注入 だ。

りそな銀行の自己資本比率が2%を割り込み、金融庁から実質的な国有化に近い措置が取られた。注入された公的資金の額は、なんと 約1兆9,600億円(約1.96兆円)。これは当時の日本の銀行危機を象徴する一大ニュースだった。

この事件をきっかけに、りそな銀行は大規模な経営改革に乗り出す。社長以下の経営陣が総交代し、「お客様本位の銀行」への転換が図られた。驚くのはここからで、この改革が奏功し、2015年3月には公的資金を完全返済。実に12年かけて国民への借りを返したんだよ。最終的な返済総額は受け取った額を上回り、利息も含めて約2兆円超が国庫に戻ったとされている。

おじさんの豆知識コーナー:埼玉りそな銀行の前身を知っているかい?

埼玉を地盤とする 埼玉りそな銀行 の歴史は、さかのぼると面白い。前身は あさひ銀行 で、さらにその前は「埼玉銀行」と「協和銀行」にたどり着く。埼玉銀行は1943年(昭和18年)に設立された地方銀行で、長く埼玉県民に親しまれてきた存在だ。

1991年に埼玉銀行と協和銀行が合併してあさひ銀行が誕生し、2002年にりそなグループへ統合されて「埼玉りそな銀行」に改称された。つまり埼玉りそな銀行は、埼玉県民にとっては旧・埼玉銀行の流れを引く「地元の銀行」という側面も持っているわけだよ。現在の店舗数は約180店舗、埼玉県内では圧倒的なプレゼンスを誇っている。

「脱・男性スーツ」で話題になったりそな銀行の服装改革

知ってたかい? りそな銀行は2020年代に入って、ユニフォーム廃止・服装自由化という大胆な改革を打ち出した銀行としても注目されているんだよ。

従来の銀行員といえば、制服や紺のスーツが当たり前だった。ところがりそな銀行は、個性や多様性を尊重する職場づくりの一環として、服装の自由化を推進。金融業界の「堅い」イメージを変えようとする試みは、業界内外から大きな注目を集めた。

またりそな銀行は 女性活躍推進 においても業界をリードしてきた。管理職に占める女性比率の向上に早くから取り組み、2003年の経営危機後の改革の柱の一つとして位置づけてきたんだ。

4月、新入行員たちへ

おじさん的に言わせてもらうと、今年の4月に銀行や企業に入った若者たちには、こういった「危機と再生」の歴史も知っておいてほしいと思うんだよ。

埼玉県では444人もの新職員が県庁に入庁し、「県民の声に耳傾ける」と誓いを立てた。銀行員だって、企業人だって、基本は同じだろう。お客様・県民の声に耳を傾け、誠実に職務に向き合う。そういうシンプルな姿勢が、どんな組織も支えているんだよ。

りそな銀行が2003年の危機から立ち直れたのも、「お客様のために変わろう」という一点に集中したからに他ならない。1.96兆円の公的資金を12年で返済するなんて、並大抵のことじゃないぞ。

まとめ

さて今日は「りそな銀行」を切り口に、名前の由来から経営危機と復活の歴史、埼玉りそな銀行の前身まで語ってきたよ。

ラテン語で「共鳴」を意味する名前を持つこの銀行、2003年の大ピンチを乗り越えて今も全国で1,000店舗以上を展開している。4月の入社・入庁シーズン、新しい門出を迎えた人たちにも、こんな「再生の物語」を心のどこかに置いておいてほしいものだよ。

ちょっと聞いてくれよ、おじさんの最後の一言:どんな組織だって、大事なのは「人と人が共鳴すること」だ。りそなの名前が示す通りだろう? 今年も良い春になるといいね。