やあやあ、また来てくれたね。今日のテーマは世界中の投資家が目を皿にして追いかけているNVIDIA(エヌビディア)、ティッカーシンボルで言えば「NVDA」だよ。
ニュースをつけるたびに「NVIDIAが」「NVDAが」って飛び交っているだろう?おじさんに言わせれば、これは単なる株の話じゃなくて、AI時代の覇権争いの話なんだよ。まあ、ちょっと聞いてくれよ。
NVIDIAって何者なんだ?
NVIDIAは1993年4月5日、ジェンスン・フアン(黄仁勲)、クリス・マラコウスキー、カーティス・プリムの3人がカリフォルニア州サンタクララで創業した半導体メーカーだよ。ジェンスン・フアンは当時わずか30歳、AMD出身の若きエンジニアさ。
創業当初はゲーム向けのグラフィックスチップを作っていただけだった。「GeForce」という名前のGPU(グラフィックス処理装置)を聞いたことがあるかい?あれがNVIDIAの最初の大ヒット商品さ。
そして2006年にCUDA(クーダ)というプラットフォームを発表してから、NVIDIAの運命が大きく変わる。CUDAはGPUをゲーム以外の計算にも使えるようにした技術で、これが後のAI革命の土台になるとは、当時誰も想像しなかっただろうね。
73%成長率と52週高値更新——数字が語る異常事態
2026年5月12日現在、NVDAの株価は219.44ドル(NASDAQ上場)で推移していて、2025年5月12日につけた52週安値120.28ドルから実に82%以上も上昇しているんだ。そして2026年5月11日には52週高値222.30ドルを更新したばかり。
ゴールドマン・サックスが決算発表を前にNVIDIA株の目標株価を改定したというニュースが流れたよね。世界最大級の投資銀行がわざわざ動いたということは、それだけこの会社が「特別な存在」として見られているということさ。
そして「Rolling Out」が報じた収益成長率73%という数字。これがどれだけ非常識かを説明してあげよう。トヨタ自動車でもアップルでも、年間10%成長なら立派なもの。世界有数の大企業が73%成長を叩き出すなんて、普通はありえない話なんだよ。
時価総額で見ると約5.33兆ドル、日本円にすれば約800兆円規模だよ。日本のGDP(約600兆円)をゆうに超える企業価値ということさ。EPS(一株当たり利益)は4.93ドル(2026年1月期)、PER(株価収益率)は44.51倍で推移している。
NVIDIAの強さの「本当の理由」
おじさんがここで教えてあげたいのは、NVIDIAの強さは単にGPUが速いだけじゃないということだよ。
「CUDAの壁」という誰も越えられない堀
2006年に始まったCUDAプラットフォームには、今では400万人以上の開発者が参加しているとされている。世界中のAI研究者や企業エンジニアがNVIDIAのGPUで動くコードを書き続けているんだ。競合他社がどれだけ速いチップを作っても、この20年分のソフトウェア資産には追いつけない。
AMDもIntelもAI向けGPUを作っているけど、NVIDIAのAIチップ市場シェアは約70〜80%と言われている。ジェンスン・フアンCEOが「20年前から準備してきた」と語るように、これは一朝一夕でできた優位性じゃないんだよ。
ビッグテックの巨額投資が向かう先
2024年以降、マイクロソフト、Amazon、Google、Metaといったビッグテック各社がデータセンターへの投資を数兆円規模で拡大している。マイクロソフトは2025年だけで約800億ドル(約11兆円)のデータセンター投資計画を発表しているほどだ。その設備投資の中核を担うのがNVIDIAのGPUというわけさ。
「NVDA株はAI株の隠れたエンジン(Hidden Engine)」と海外メディアが評するのも、こうした背景があるんだよ。表舞台に出てくるのはChatGPTやGeminiだけど、その裏で動いているのはNVIDIAのシリコンというわけさ。
まとめ——AIの時代、主役は誰か
さてと、今日はたっぷり語ったね。NVDAという4文字の裏には、1993年の創業から30年以上かけて積み重ねた技術と、AIという時代の大波を予見していた戦略があるんだよ。
52週で株価が82%上昇した会社。ゴールドマン・サックスが目標株価の改定を余儀なくされる会社。73%という非常識な収益成長率を出す会社。市場全体からの信頼度は72%が「買いたい」という圧倒的な数字が示している。
「AIバブルだからいつか弾ける」という声もあるよ。でもおじさんに言わせれば、400万人の開発者が使うCUDAというエコシステムは、バブルが弾けても簡単には消えないんだ。投資はあくまで自己責任だけど、NVIDIAがAI時代の基盤インフラを握っているという事実は、しっかり頭に入れておいて損はないよ。
まあ、次回もまたおじさんの話に付き合ってくれよ!
うんちくおじさんの豆知識コーナー
GPUがAIの「脳」になった理由
なぜNVIDIAのGPUがAIに不可欠なのか、ちょっと聞いてくれよ。
CPU(パソコンの中枢)は「複雑な計算を素早くこなす」のが得意なのに対して、GPUは「単純な計算を何千個も同時並行でこなす」のが得意なんだよ。AI(ディープラーニング)の学習というのは本質的に「大量の行列計算の繰り返し」だから、GPUが圧倒的に向いているわけさ。
NVIDIAの主力AI向けGPU「H100」は、FP8精度で約4,000兆回/秒(4ペタフロップス)の演算能力を持ち、価格は1枚あたり約3万ドル(約450万円)前後。それでも世界中のデータセンターが争って買い集めているんだ。ChatGPTを開発したOpenAIも、GoogleのGeminiも、みんなNVIDIAのGPUで動いているということを覚えておいてくれよ。