やあやあ、毎朝テレビにかじりついているおじさんだよ。最近、NHKの朝ドラ「風、薫る」が面白くてしょうがないんだ。2026年3月30日(月)に放送スタートして、全26週・130回という大作なんだけど、今ちょうど第7週「届かぬ声」の真っ最中さ。

「風、薫る」って、どんな話なんだい?

主人公はふたりの女性。一ノ瀬りん(演:見上愛)と大家直美(演:上坂樹里)。時代は明治、まだ看護なんて職業がほとんど知られていなかった時代に、ふたりが「トレインドナース(養成された看護婦)」を目指して奮闘するっていう物語さ。

脚本を手がけているのは吉澤智子さん、原案は田中ひかるさんの「明治のナイチンゲール 大関和物語」という本。そう、実在の人物・大関和さんをモデルにしているんだよ。音楽は野見祐二さん、主題歌はMrs. GREEN APPLEの「風と町」、語りは研ナオコさんが担当。豪華な布陣だろう?

第7週「届かぬ声」、今ここが熱い!

5月11日(月)から始まった第7週では、りんと直美がいよいよ帝都医科大学附属病院での実習に突入した。ところが……院長の多田重太郎(演:筒井道隆)や先輩看病婦たちの視線は冷ややかで、看護婦見習いたちはまったく歓迎されていないんだよ。

5月12日(火)放送の第32回では、りんが担当患者の園部(野添義弘)にどうしても心を開いてもらえないジレンマを抱える場面が描かれた。外科医の今井益男(古川雄大)に「園部さんの様子がおかしい」と伝えようとするんだけど、医師たちはまったく取り合ってくれない。気落ちしたりんが中庭へ行くと、万作(飯尾和樹)がいて……というシーンが印象的だったよ。

一方でシマケン、島田健次郎(佐野晶哉)も別の悩みを抱えていて、第7週はそれぞれのキャラクターの内面が深掘りされる週になっているんだ。そして筒井道隆が演じる院長・多田重太郎、善人なのか悪人なのか、なかなかクセのある人物で視聴者を悩ませているよ。ネットでも「どっちなんだ!」って議論が白熱してるさ。

おじさん的豆知識その1:明治の「看護婦」は革命的な存在だった

ちょっと聞いてくれよ。明治時代の「看護」って、今とはまったく別物の扱いを受けていたんだよ。

当時の日本では、病人の世話は家族がするもの、というのが当たり前だった。病院にいわゆる「看病婦」はいたけれど、彼女たちはほぼ雑用係。今でいう「看護」の専門知識なんてほぼなかったんだ。

そこへ欧米の「Trained Nurse(トレインドナース)」の概念が入ってきた。フローレンス・ナイチンゲールが1853〜1856年のクリミア戦争で野戦病院の衛生状態を改善したことで、「科学的な看護」が世界に広まったのさ。ナイチンゲールが赴任する前の野戦病院では、感染症で亡くなる兵士が全体の約42%にも達していた。それが彼女の改革によって2%台にまで劇的に激減したというんだから、本当に革命的だよね。

朝ドラ「風、薫る」では、バーンズという外国人教師(エマ・ハワード)がその知識を日本に伝えに来るという設定になっているんだよ。第6週「天泣(てんきゅう)の教室」では、バーンズがようやく来日して本格的な看護の授業が始まる場面が描かれたばかりさ。

おじさん的豆知識その2:今日5月12日は「国際看護師の日」なんだよ!

おじさんに言わせれば、これが一番タイムリーな話なんだけど、5月12日って実は「国際看護師の日(International Nurses Day)」なんだよ。

なぜ5月12日かって?フローレンス・ナイチンゲールが1820年5月12日にイタリアのフィレンツェで生まれたから。ちなみに名前の「フローレンス」も、生まれた街フィレンツェに由来しているんだ。この日は世界保健機関(WHO)も関与し、世界中で看護師への感謝を伝える日として広く認知されているよ。

朝ドラ「風、薫る」がまさに放送中の今日が「国際看護師の日」だなんて、なんとも粋な偶然だろう?

うんちくおじさんの豆知識コーナー

「風、薫る」の原案となった田中ひかるさんの「明治のナイチンゲール 大関和物語」に登場する大関和(おおぜき かず)は、明治時代の日本における看護教育の先駆者のひとりなんだよ。

当時、「女性が専門職として病院で働く」こと自体が異例だった時代に、科学的な看護の普及に尽力した実在の人物だよ。おじさんに言わせれば、彼女のような開拓者がいなければ今の日本の医療は全然違うものになっていたはずさ。

ちなみに、明治政府は近代国家を目指す一環として医療・看護の整備を強力に推進していたんだよ。東京帝国大学医科大学(現・東京大学医学部)でも看護婦養成に取り組んでいたし、日本赤十字社は1887年(明治20年)に設立されて、早くも看護人材の育成を始めていた。明治という時代が「近代看護の夜明け」だったわけさ。

キャストが豪華すぎるって話

今作は主演ふたりの見上愛と上坂樹里のダブル主演体制に加えて、多部未華子が明治の知識人女性・大山捨松役を演じているのも見どころ。片岡鶴太郎が勝海舟役というのも渋いよね。生田絵梨花、古川雄大、仲間由紀恵といった実力派も揃っている。

さらに2026年5月1日には、中村倫也、井上祐貴、甲斐翔真という新出演者の参加も発表されていて、物語はまだまだ広がっていくよ。そして舞台も、これまでの東京に加えて新潟が加わることも発表されたんだ。2026年5月11日には新潟でのロケ取材会も実施されて、日本海を背景に撮影が行われたそうだよ。

まとめ — 朝の15分が宝物だろう?

「風、薫る」は毎週月〜土曜日の午前8時から8時15分(NHK総合)で放送中。BSでは午前7時30分から、再放送は午後0時45分からも見られるよ。全26週・130回という大ボリューム、まだまだ先は長いんだ。

明治という激動の時代に、「看護」という新しい仕事に飛び込んだ女性たちの物語は、現代のわたしたちが忘れかけた「誰かのために立ち向かう勇気」を思い出させてくれるよ。見逃した回はNHKオンデマンドでも配信されているから、まだ追いついていない人はぜひそこから入ってみてくれよ。おじさんも毎朝楽しみにしているよ!