やあやあ、今日はお台場の話をさせてくれよ。

おじさんはね、ガンダムを見に行くついでにショッピングしてる人たちを横目に、「このダイバーシティ東京プラザってやつ、実はなかなか面白い歴史があるんだぞ」と思ってたわけだ。そこへきて、今度はとんでもないイベントが始まったと聞いてね。話さずにはいられなかったよ。

『逃走中』の公式VRイベントがダイバーシティ東京に登場!

フジテレビの超人気リアリティ番組『逃走中』の初の公式VRイベント、その名も『逃走中リミナルワールド VR空間で逃げ切れ』が、お台場・ダイバーシティ東京プラザの6階にオープンしたんだ。「次世代型VRイベント」と銘打たれたこのイベント、VRヘッドセットを装着して仮想空間の中でハンターから逃げるという体験ができるというから、なかなかやってくれるじゃないか。

「逃走中って何?」という若い読者のために補足しておくと、2003年8月にフジテレビで放送開始した、芸能人が「ハンター」と呼ばれる黒ずくめの追跡者から逃げ回るリアルタイム逃走劇形式のバラエティ番組だよ。当初は1回限りの特番だったが、視聴率が好調で定番の人気特番に成長。2000年代後半には香港・上海・パリといった海外ロケも行われるようになった、文字通りの長寿番組さ。その番組が、20年超の歴史を経てとうとうVRの世界へ飛び込んだわけだ。

「リミナルワールド」というタイトルも気になるだろう?「リミナル(liminal)」というのは「閾(しきい値)」を意味するラテン語「limen」が語源で、現実と非現実の境界に存在する不思議な空間を表す言葉なんだ。近年ネットで話題になった「バックルーム」のような薄気味悪くも懐かしい無限空間を指す概念として使われていてね。その不思議な空間でハンターから逃げるとなれば、スリルは倍増というわけだよ。

ダイバーシティ東京プラザ、実はそうとう奥深いぞ

2012年4月19日開業、お台場のど真ん中

ダイバーシティ東京プラザは2012年4月19日に開業した複合商業施設だ。「多様性(ダイバーシティ)」という名前の通り、ファッション・グルメ・エンタテインメントを一か所に集めた施設で、年間数百万人規模の来訪者を集めてきた。

そして何といっても有名なのが、施設前に立つ実物大ガンダム像だろう。現在展示されているのは「RX-0 ユニコーンガンダム」で、高さはなんと19.7メートル。2017年に設置されたこのモビルスーツは、夜間にはLEDでライトアップされ、ユニコーンモードからデストロイモードへの変形演出まで行われるんだ。ちなみに2009年から2011年まで展示されていた初代の等身大ガンダム(RX-78-2)は高さ18メートルだったから、今のユニコーンガンダムはさらに大きくなったわけさ。

おじさんのうんちくコーナー:「お台場」の名前の由来

ちょっと聞いてくれよ。「お台場」って名前、なんで「台場」なのか知ってるかい?

実はこれ、江戸時代にさかのぼる話なんだ。1853年、ペリー提督が4隻の黒船を率いて浦賀に来航したとき、江戸幕府は東京湾防衛のために人工島を造り、そこに大砲(台場)を設置した。これが「品川台場」で、6基が計画されて実際に完成したのは5基だったよ。その「砲台場(お台場)」がなまって「お台場」という地名になったんだ。

つまり、今みんながショッピングを楽しみ、ガンダムと写真を撮り、VRでハンターから逃げ回っているあの場所は、もともと外国艦隊を撃退するための軍事拠点だったわけさ。歴史のロマンを感じないかい?

なお現在、品川台場の一部は「台場公園」として残されており、当時の石垣や砲台跡を見学できる。ダイバーシティ東京を訪れた際は、帰りに少し足を延ばしてみてもいいかもしれないね。

VR体験イベントの最前線と『逃走中』の進化

20年で変わったエンタメの形

おじさんに言わせれば、『逃走中』の20年間の変遷はそのまま日本のエンタメ史だよ。2003年放送開始当初は、都内の限られたエリアで芸能人が走り回るだけだった。それが2007年頃には香港、2008年には上海、2010年前後にはパリといった海外でのロケも実現し、番組のスケールが一気に拡大した。

そして2025年、舞台はついに「VR空間」へ。物理的な場所を走り回るのではなく、ヘッドセットを装着してデジタルの世界へ入り込み、そこでハンターに追われる体験ができるようになった。「リアルからバーチャルへ」という流れは、テレビというメディア自体の変化とも重なって見えるだろう?

場所はダイバーシティ東京プラザ6階

体験会場となるのはダイバーシティ東京プラザ6階。お台場という東京随一の観光エリアの中心に位置するため、「ショッピングのついでに体験」「食事の前にひと勝負」という使い方もしやすいのが魅力だ。家族連れからカップル、友人グループまで幅広い層に楽しんでもらえそうなイベントだよ。

まとめ:お台場に来るなら6階も要チェックだぞ

まあ、最後にまとめるとだね。ダイバーシティ東京プラザというのは、江戸時代の砲台跡という意外な歴史を持つ土地に建ち、19.7メートルのガンダムがそびえ、そして今度はVRで逃走劇が体験できる場所になったわけだ。

おじさんが若ければ全速力でハンターから逃げてみたいところだが…まあ、今は見学専門ということにしておこうか(笑)。

ゴールデンウィークや夏の家族お出かけでお台場に行く予定がある人は、ぜひダイバーシティ東京プラザ6階の『逃走中リミナルワールド』を体験してみてくれよ。現実と非現実の狭間をハンターに追われながら走り抜ける感覚、なかなか味わえないぞ。行ったらどうだったか教えてくれよな。