やあやあ、今日はおじさんがどハマりしているメディアの話をしようじゃないか。「クーリエ・ジャポン(Courrier Japon)」って聞いたことあるだろう?知らない人のために言っておくと、これは講談社が発行するインターナショナルな情報メディアで、フィナンシャル・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、アトランティックといった世界の一流メディアの記事を日本語に翻訳して届けてくれる、いわば「世界の窓」みたいな存在さ。
クーリエ・ジャポンとは何者か
クーリエ・ジャポンのルーツを辿ると、フランスで1990年に創刊された週刊誌「クーリエ・アンテルナシオナル(Courrier International)」にたどり着くんだ。世界各国の報道記事をフランス語に翻訳して届けるこのメディアは、現在も毎週25万部以上を発行している。その日本版として講談社が2005年に立ち上げたのがクーリエ・ジャポンというわけだよ。
紙の雑誌時代を経て、現在はデジタルメディアとして courrier.jp で展開されている。Yahoo!ニュースでも配信されており、2012年から現在まで179件以上の記事がアーカイブされているほど、長年にわたって質の高い国際報道を届け続けているんだ。
今クーリエ・ジャポンが熱い!ドイツの大変革を伝える記事
おじさんが最近一番びっくりしたのは、ドイツの自動車産業に関する記事だよ。「壊滅的なドイツの自動車工場が別の産業にごっそり変わろうとしている──180兆円超の投資を受けられる可能性も」という見出しを読んだ瞬間、思わずコーヒーを吹き出しそうになったさ。
ドイツといえば、フォルクスワーゲン(VW)、BMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、ポルシェ……自動車大国として世界に君臨してきた国だ。しかし2024年、フォルクスワーゲンはドイツ国内工場の閉鎖を発表した。なんと87年の歴史の中で初めてのことだよ。中国製EV(電気自動車)の台頭とEV転換の遅れが追い打ちをかけた形で、ドイツの基幹産業が音を立てて崩れ始めているんだ。
そして今、壊滅的な打撃を受けた自動車工場が「別の産業」への転換を図っているというんだが、その転換先として注目されているのが……軍需産業だよ。
ドイツ再軍備という歴史的転換点
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ドイツのオラフ・ショルツ首相は「ツァイテンヴェンデ(Zeitenwende)」、つまり「歴史的転換点」を宣言した。戦後長年にわたって自国の軍備増強を抑制してきたドイツが、この発言を機に一気に方針転換したんだ。
ドイツ政府は1000億ユーロ(約16兆円)の特別防衛基金を設立し、NATO加盟国に求められるGDP比2%の国防費目標を達成することを宣言。欧州全体では今後数百兆円規模の防衛投資が見込まれており、180兆円超ともいわれる巨大な投資の受け皿として、かつての自動車工場が軍需工場に生まれ変わろうとしているんだよ。
欧州が「戦慄」するドイツの覚醒
ちょっと聞いてくれよ、この話もなかなか深刻なんだ。大規模な軍備増強に加えて、ドイツ国内では右翼政党「AfD(ドイツのための選択肢)」が2025年2月の連邦議会選挙で得票率20.8%を獲得し、第2党に躍進している。戦争で多大な苦しみを経験した欧州各国にとって、軍備増強するドイツは複雑な感情を呼び起こす存在だ。
クーリエ・ジャポンはWSJ、FT、アトランティックなど複数のメディアを通じて、こういった世界の複雑な現実を多角的な視点から日本語で届けてくれる。国際情勢を読み解くには、日本国内の報道だけじゃ限界があるんだよ。
まとめ:世界を知るための「窓」として
まあ、これだけは言わせてくれよ。クーリエ・ジャポンの面白さは、フィナンシャル・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、アトランティックなど世界トップクラスのメディアの視点を一か所で読み比べられるところにある。
ドイツの自動車工場が軍需工場に生まれ変わり、180兆円超の投資を取り込もうとしている──こんな歴史的変化を日本のニュースだけで把握するのはなかなか難しいだろう?
これからの時代、世界で何が起きているかを自分の目で確認する習慣がますます大切になってくるはずだよ。クーリエ・ジャポン、一度じっくり読んでみてくれよ。おじさんも毎日楽しんでいるんだからさ!
うんちくおじさんの豆知識コーナー
ドイツ自動車産業と軍需産業の「知られざる歴史的つながり」
おじさんに言わせれば、ドイツの自動車産業と軍事産業は実は切っても切れない関係があるんだ。
フォルクスワーゲン(Volkswagen)はドイツ語で「国民の車」という意味だが、この会社はヒトラー政権下の1937年に設立されている。「すべてのドイツ国民が乗れる安い車を作る」という目的で生まれたが、第二次世界大戦中は軍用車両の製造にも転用された。そして戦後1945年、イギリス軍の管理下で民間車両の生産が再開されたんだ。
またポルシェの創業者フェルディナント・ポルシェは、戦時中にドイツ軍の重戦車「ティーガー」の開発にも深く関わっていた。つまり「民生品と軍需品の転換」は、ドイツ産業史において今回が初めてではないんだよ。歴史は繰り返すということか……。