やあやあ、久しぶりだね。おじさんはこのところ2027年の大河ドラマの話が気になっていてねえ。「逆賊の幕臣」っていうドラマなんだが、これがなかなか深い題材でね、ちょっと付き合ってくれよ。

2027年大河ドラマ第66作「逆賊の幕臣」とは?

2027年1月からNHKで放送開始予定の大河ドラマ、シリーズ第66作目のタイトルが「逆賊の幕臣」だよ。主演は松坂桃李、脚本は安達奈緒子、制作統括は勝田夏子が担当する。

主人公は幕末の天才官僚・小栗忠順(おぐりただまさ)。勘定奉行や軍艦奉行を歴任し、日本の近代化に多大な貢献を果たした実在の人物さ。彼のライバル兼同志である勝海舟を演じるのは大沢たかおだよ。

あらすじはこうだ。1860年、小栗忠順は大老・井伊直弼に取り立てられ、日本初の遣米使節団の中核として米艦「ポーハタン号」に乗り込む。欧米の圧倒的な工業力に衝撃を受けた小栗は、帰国後に「幕府が滅びても、土蔵(国のインフラ)は残る」という信念のもと、横須賀製鉄所の建設を強行推進する。一方、随行した「咸臨丸」の船長・勝海舟は米軍士官に指揮権を譲渡するという屈辱を経験し、二人の「日本のかたち」への考え方は大きく分かれていく……という物語だよ。

小栗忠順という男、どれだけの人物なのか?

まあ、聞いてくれよ。小栗忠順(1827年〜1868年)という人物、知っている人は少ないかもしれないが、おじさんに言わせれば「幕末最大の功労者」と言っていい人物なんだ。

日本初の太平洋横断と米大統領との会見

1860年、小栗はポーハタン号に乗ってワシントンD.C.を訪れ、当時のジェームズ・ブキャナン第15代米大統領と直接会見している。幕末の武士が米国大統領に会いに行くというのは、今考えてもなかなかすごいことだよ。

この訪米で欧米の工業力を目の当たりにした小栗は、帰国後すぐに行動に移す。フランス人技師ヴェルニーを招聘し、横須賀製鉄所(のちの横須賀海軍工廠)の建設を強行推進するんだ。

明治政府がそのまま使った小栗の遺産

ここが面白いところでね。新政府軍に「逆賊」として1868年に斬首されながら(享年40歳)、小栗が構想した郵便制度の骨格や会社組織の概念は明治政府にそのまま継承されているんだよ。横須賀製鉄所も明治政府が引き継いで横須賀海軍工廠として発展させた。

1905年の日露戦争でバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎提督が「日本海軍の勝利は小栗忠順の製鉄所があったお陰」と語ったという逸話は有名さ。「逆賊」の遺産で近代国家を作り、感謝するのは後世——というのは、なんとも皮肉な話だろう?

おじさんの豆知識コーナー:咸臨丸と「勝海舟の屈辱」

1860年の遣米使節団、実は二隻の船で渡米したことは意外と知られていないよ。

正使・新見正興ら77名が乗った米艦「ポーハタン号」と、日本が独自に派遣した軍艦「咸臨丸」だ。咸臨丸には勝海舟と、あの福沢諭吉も乗り込んでいる。

ところが、咸臨丸の乗組員には太平洋横断の技術が十分になく、勝海舟は米海軍のジョン・ブルック大尉に指揮権を委ねざるを得なかった。これが大河ドラマでも描かれる「屈辱」の場面だよ。この経験が勝海舟に「幕府という組織より、個々人の能力を活かせる国のかたちが必要だ」という思想を抱かせ、「幕府を改良して仕組みを作りたい」小栗忠順との根本的な対立に繋がっていくんだ。歴史って、こういうところが面白いよねえ。

第4弾キャスト発表!豪華な「青春の友人たち」が集結

2026年4月24日、キャスト発表の第4弾が公開されたよ。今回は主人公・小栗忠順と青春を共にした友人・盟友たちを演じるキャスト陣だ。

  • 栗本鋤雲(くりもとじょうん)役:青木崇高 — 小栗の生涯を通じた盟友
  • 駒井朝温(こまいともあつ)役:高橋光臣 — 誠実で頼りになる幼なじみ
  • 滝川具挙(たきがわともたか)役:宮野真守 — 熱き武断派。大河ドラマ初出演!
  • 朝比奈昌広(あさひなまさひろ)役:芝大輔 — 皮肉屋な幼なじみ。大河ドラマ初出演!
  • 三野村利左衛門(みのむらりざえもん)役:荒川良々 — 小栗家の奉公人から三井の大番頭へ上り詰める

宮野真守は大河ドラマ初出演について「喜びとやる気に満ちあふれている」とコメント。モグライダーの芝大輔は「驚きで笑ってしまいました」と率直な感想を語ったよ。二人ともキャラが立っていて、ドラマの中でいいアクセントになりそうだよね。

既発表のキャストも豪華でね、鈴木京香(忠順の母・くに役)、上白石萌音(忠順の妻・みち役)、岡部たかし(大老・井伊直弼役)、中村雅俊(恩師・安積艮斎役)と錚々たるメンバーが揃っているんだよ。

まとめ:「逆賊」から「近代化の父」へ。2027年が楽しみだ

おじさんが声を大にして言いたいのはね、歴史というのは「勝者が書く」んだということさ。

小栗忠順は薩摩・長州の新政府軍に「逆賊」と呼ばれて処刑されたけれど、その功績は現在の日本に脈々と受け継がれている。2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」は、そういう「歴史の影に隠れた天才」を松坂桃李がどう体現するか、というドラマでもあるわけだよ。

脚本の安達奈緒子さんは緻密な人物描写で知られる作家だし、大沢たかおの勝海舟との掛け合いも見ものだ。宮野真守・芝大輔の大河ドラマ初出演もとても楽しみだな。

2027年1月の放送開始まで、まだしばらくあるけれど、今のうちに小栗忠順という人物を知っておくと、ドラマをより深く楽しめるはずだよ。さあ、一緒にこの幕末の天才の物語を待ち遠しい気持ちで楽しもうじゃないか!