やあやあ、今日はおじさんが海上自衛隊の最新護衛艦「新型FFM」についてたっぷり語ってあげようじゃないか。
2026年4月22日から24日にかけて、東京ビッグサイトで「Sea Japan 2026」という大規模な国際海事展が開催されたんだが、そこで防衛省・海上幕僚監部ブースが「新型FFM」のスケール模型を展示して大きな注目を集めているんだよ。軍事マニアだけじゃなく、ちょっと船好きな人なら目を奪われるはずの艦なんだ。
そもそもFFMって何なんだい?
FFMというのは「Frigate Multi-mission(多機能フリゲート)」の略称で、海上自衛隊が運用している護衛艦の一種だよ。現在運用中の「もがみ型FFM」は2022年に1番艦「もがみ」が就役し、2027年3月には12隻すべてが就役する予定になっている。
もがみ型の最大の特徴はずばり「省人化」だよ。全長133m、幅16.3m、基準排水量約3,900トンという艦体を、わずか約90名という少人数で動かせる。これは同規模の護衛艦と比べて相当な省人化であり、日本の技術力の高さをまざまざと見せつけているんだ。
新型FFMはどこが変わったんだ?
さて、本題の「新型FFM(FFM改・FFM-2とも呼ばれる)」だよ。もがみ型の後継として防衛省が開発を進めているこの艦、スペックを見ると大幅な手が入っていることがわかる。
大型化と武装の大幅強化
新型FFMの主要スペック
- 全長:約142m(もがみ型より約9m長い)
- 全幅:約17m
- 基準排水量:約4,880トン(もがみ型より約980トン増)
- 満載排水量:約6,200トン
- 最大速力:30ノット(約55.6km/h)以上
- 乗員:約90名
- 建造費:1隻約1,050億円
単純なサイズアップじゃないんだよ。武装面では特に注目すべき変化がある。
もがみ型に搭載されているVLS(垂直発射装置)はMk.41 VLS 16セルだったんだが、新型FFMでは32セルに倍増している。VLSはミサイルを垂直に発射するための装置で、この数が増えるということは搭載できるミサイルの数と種類が増えるということさ。もがみ型では対潜用の「07式垂直発射魚雷投射ロケット」しか運用できなかったのに対し、新型FFMでは23式艦対空誘導弾も使用可能になる。
さらに、超遠距離から攻撃可能な12式地対艦誘導弾(SSM)能力向上型の搭載も想定している。いわゆる「スタンドオフ攻撃」に対応した、敵の反撃が届かない距離から精密に目標を叩けるミサイルだよ。
艦内の「スマホ化」が実現
おじさんが特に注目しているのは自動化技術なんだ。新型FFMでは、港への出入港、ジグザグ航行、他の艦艇への追従といった操艦作業が自動化される。艦内システムが高度に統合・自動化されることで、サイズアップしながらも90名という少人数での運用を維持しているわけだ。
調達計画はどうなっているんだ?
新型FFMの調達計画についても紹介しておこう。
- 2024(令和6)年度予算:2隻の調達が決定済み
- 2025(令和7)年度予算:3隻の調達が決定済み
- 計画総建造数:12隻(もがみ型と合計で24隻体制)
建造費は1隻あたり約1,050億円。もがみ型の457億円〜584億円と比べると約2倍近いが、それだけ能力が向上しているんだよ。1番艦と2番艦は2028年度中の就役を目指して建造が進んでいる。
今回の「Sea Japan」展示では、2025年5月の幕張メッセ「DSEI Japan 2025」で三菱重工ブースに展示されたモデルと細部が異なっていたことも話題になったんだ。マストに設置されたマルチファンクションレーダーの形状やユニコーンアンテナの形状、煙突上部のアンテナ本数なんかが変わっていて、設計が着々と詰められていることを感じさせるよ。
まとめ
どうだい、新型FFMの話、おじさん的にはかなり熱かっただろう?
VLS32セルへの倍増、12式SSM能力向上型の搭載、自動操艦技術による90名運用、そしてオーストラリア海軍への史上初の輸出選定と、見どころ満載の護衛艦だよ。2028年の就役まであと数年、日本の造船技術と防衛技術の結晶がどんな艦に仕上がるのか、おじさんも楽しみにしているんだ。
日本の海を守る艦艇がここまで進化しているということ、少し誇らしい気持ちにならないかい?まあ、これからも海上自衛隊の動きに注目していこうじゃないか。
おじさんのうんちくコーナー:豪州海軍も惚れ込んだ省人化技術
ちょっと聞いてくれよ、この新型FFMに、実は日本以外の国も熱い視線を送っているんだよ。
2025年8月、オーストラリア海軍が次期主力艦として新型FFMを選定したんだ。ドイツ、スペイン、韓国が提案した艦艇との競争を勝ち抜いての選定で、日本の護衛艦が海外の主力艦として正式採用されたのは史上初のことなんだよ。
選定の最大の決め手となったのは「省人化」技術だった。オーストラリア海軍が現在運用している「アンザック級」フリゲートは運用に約170名が必要なんだが、新型FFMならその約半分の90名で動かせる。オーストラリア海軍も深刻な人手不足に悩んでいて、「人はいないが、船は出さなければならない」という現実的な課題の解決策として日本の省人化技術が高く評価されたわけさ。
2025年12月6日には、オーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防大臣が三菱重工長崎造船所を直接訪問し、建造中のもがみ型護衛艦を視察している。日豪の防衛協力が着々と進んでいる証拠だよ。