やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんが競馬ファンなら絶対に知っておくべき男の話をしようと思うんだ。その名も矢作芳人調教師——通称「世界の矢作」。まあ、聞いてくれよ、この人の話はただの競馬の話じゃないんだよ。

開成卒の異色の調教師、ここにあり

矢作芳人、1961年3月20日生まれの現在65歳。東京都品川区の出身で、幼少期はなんと大井競馬場の厩舎の2階で育ったという筋金入りの競馬人だ。父親は大井競馬場の調教師・矢作和人で、競走馬は文字通り「身近な存在」だったわけさ。

ところがここからが面白い。矢作師、実は開成高校の卒業生なんだよ。日本最難関の進学校として知られるあの開成だ。同級生のほとんどが東大や医学部を目指す中、彼は競馬の世界に飛び込んだ。「金を稼ぐために好きでもないことを仕事にしたら、人生地獄だ」という先生の言葉が刺さったというから、なかなかの哲学者でもあるな。

卒業後は半年かけてアテネ・フランセで英語を勉強し、オーストラリアへ渡航。シドニーのロイヤルランドウィック競馬場で5か月、メルボルンのフレミントン競馬場で3か月修業を積んだ。この経験が後の「世界の矢作」を生み出す基盤になるんだが、その話は後ほど。

数字で見る、圧倒的な実績

矢作師がJRAの調教師免許を取得したのは2004年、厩舎を開業したのが2005年だ。デビューからわずか2年後の2007年10月27日、京都11Rのスワンステークス(G2)をスーパーホーネットで制して初重賞勝利を飾った。

それからの活躍たるや、数字が雄弁に語ってくれる。

  • 中央通算961勝(2026年現在)
  • 重賞勝利78勝(中央59勝・地方19勝・海外18勝)
  • G1級勝利20勝(中央14勝・地方6勝・海外11勝)
  • 中央通算獲得賞金237億6,444万円

2026年シーズンだけで見ても中央勝利数2位(20勝)、獲得賞金4億867万円という数字を叩き出している。おじさんに言わせれば、これは「すごい」じゃなくて「怪物的」だよ。

「世界の矢作」を証明した名馬たち

さて、矢作師を語るうえで欠かせないのが彼が手がけた名馬の数々だ。

コントレイル(2017年生・牡)は矢作厩舎の最高傑作のひとり。2021年のジャパンカップ(G1)を制し、生涯獲得賞金11億9,529万円という圧倒的な実績を残した。リスグラシュー(2014年生・牝)は2019年の有馬記念(G1)を勝利、獲得賞金8億8,738万円

そして今、最も注目を集めているのがフォーエバーヤング(2021年生・牡)だ。2024年のケンタッキーダービーでは僅差で優勝を逃す悔しい結果となったが、2025年のサウジカップでは逆転優勝を果たした。矢作師自身が「私が手がけた馬の中で最高の馬」と称えた1頭で、現役馬として15戦11勝という驚異的な成績を誇る。

おじさんの豆知識コーナー:「世界の矢作」と呼ばれる理由

まあ、聞いてくれよ。矢作師が「世界の矢作」と呼ばれるのには、ちゃんとした理由があるんだ。海外G1勝利数が実に11勝というのが日本の調教師の中でも飛び抜けているんだよ。しかも海外メディアからは「帽子の男(The man in the hat)」というニックネームまで付けられている。遠征先でいつも個性的な帽子をかぶっているからなんだけど、それが「あいつが来た、また日本が強い馬を連れてきた」というシンボルになってるんだね。父親が「日本競馬は国際化する。だから海外で修業しなさい」と予見していたのが、まさに現実になったわけだ。オーストラリアで鍛えた英語力が、世界中のセールで顔を売る武器になったというのも、なかなかドラマチックな話だろう?

武豊騎手との夢の挑戦

最近話題になっているのが、矢作師と武豊騎手の発言だ。矢作師は「1回、ユタカと大きいところを取りたいな」と宣言し、武豊騎手も「いいですね」と前向きに応じた。これは競馬ファンにとってはたまらないニュースだろう?

武豊騎手といえば、言わずと知れた日本競馬のレジェンド。1987年のデビュー以来、JRA通算4,000勝以上を誇る騎手だ。矢作師の管理馬と武豊騎手が組めば、どんなドラマが生まれるか——想像するだけでわくわくするね。

矢作師の次女はタレントの矢作麗、長男はタレントの矢作克人と、家族もメディアで活躍しているのも面白いところだ。

まとめ——開成から競馬場へ、そして世界へ

矢作芳人という人物、どうだい?開成高校卒業後に競馬の世界へ飛び込み、オーストラリアで修業し、英語を武器に世界を舞台に戦う調教師になった——こんなドラマチックな人生、なかなかないだろう。

「金を稼ぐために好きでもないことを仕事にしたら、人生地獄だ」。この言葉を胸に刻んで歩んできた65年間が、中央通算961勝・獲得賞金237億円超という数字に結実しているわけだよ。

フォーエバーヤングが2025年サウジカップで見せた「映画のような逆転劇」——そしてこれから実現するかもしれない武豊騎手とのビッグタイトル制覇。おじさんはこれからも矢作師の動向から目が離せないね。

さあ、競馬のニュースが気になってきただろう?たまには競馬場に足を運んでみるのも悪くないぞ!