やあやあ、競馬好きのみんな、久しぶりに熱い話があるんだよ。
2026年4月22日、矢作芳人調教師がサラッと発表したニュースが競馬ファンをざわつかせたんだ。シンエンペラーが5月2日(現地時間)にアメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われるオールドフォレスター・ターフクラシックS・G1(芝1800メートル)への遠征を取りやめたって話さ。
そのかわりに出るのが、5月3日に京都競馬場で行われる天皇賞・春(G1、芝3200メートル)。鞍上には栗東フリーの岩田望来騎手という新コンビが組まれた。「リスクも冒せないので、やめることにしました」と矢作師は語っているが、実は馬の状態は絶好調。4月19日に栗東坂路で計時した51秒2―12秒1というタイムは、関係者も「抜群の動き」と太鼓判を押す数字なんだよ。
シンエンペラーって、どんな馬なんだい?
改めてこの馬の素性を教えてあげよう。シンエンペラー、欧字表記でShin Emperor。名前の意味はズバリ「真の皇帝、新しい皇帝」だ。
生まれは2021年4月30日、フランスのエキュリー・デ・モンソー牧場産。父はシユーニ(Siyouni)、母はスターレッツシスター(Starlet’s Sister)、母の父はガリレオ(Galileo)という超良血馬さ。馬主は実業家として知られる藤田晋氏、調教師は矢作芳人師(栗東)だ。
2022年のアルカナオーガストイヤリングセールで210万ユーロ、日本円にして約2億9400万円で落札された。なんとこれがセール開催の1日目・2日目を通じての最高落札額だったんだよ!セール直後は「新しい日本人オーナー」とだけ発表されていて、藤田晋氏の名前が明かされたのは同年11月のABEMAの競輪番組だったという、ちょっとミステリアスなエピソードもある。
輝かしい戦績と歴史的快挙の数々
2023年11月4日、東京芝1800メートルの2歳新馬戦でデビュー。横山武史騎手を背に2番人気で出走し、2着馬に3馬身差をつける圧勝だった。
その2週後の11月25日には京都2歳ステークス(GIII)にジョアン・モレイラ騎手とのコンビで出走。後方から豪快に差し切り、デビュー2連勝で重賞初制覇を達成したんだ。このレース、実はちょっと胸が熱くなるエピソードがある。前日に母のスターレッツシスターが疝痛のため14歳でこの世を去ったという報道があったんだよ。まさに母に捧げる勝利になったわけさ。
この京都2歳ステークスの勝利は実は歴史的な快挙が重なっていてね、おじさんがまとめてみると:
- フランス産馬のJRA重賞勝利はダイワカーリアン(富士ステークス)以来23年ぶり
- ヌレイエフ系のJRA重賞制覇は14年ぶり
- フランス産馬のJRA2歳重賞制覇は史上初
- 父シユーニ産駒のJRA重賞初制覇
4つも歴史的記録が重なったんだから、これは本物の皇帝の誕生だったわけだよ。
同年12月28日のホープフルステークス(GI)では、直線で一時先頭に立つも後方から追い込んできたレガレイラにゴール前で差されて惜しくも2着。GI勝利はお預けになったけど、その素質は世界が認めるところになったんだ。
2025年、サウジで世界に羽ばたいた
4歳時(2025年)にはサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたネオムターフカップ(G2)を制覇。これが現時点での最高格レースでの勝利だ。獲得賞金はここまでで中央競馬分だけで3億5,604万円、海外賞金も含めると5億7,750万円超にのぼる(2025年12月28日現在)。まさに「稼ぐ皇帝」だね。
そして今度の目標は天皇賞・春。距離は芝3200メートルで、シンエンペラーにとっては自己最長距離への挑戦になる。矢作師も「距離は長いけど、今はすごく状態がいいですからね。上がってきています」と語っており、1週前追い切りが4月23日に予定されている。
まとめ:5月3日、京都で「皇帝」の真価を見よ
まあ聞いてくれよ、競馬ってのはね、どんなに計画通りに進んでも最後は馬次第なんだよ。今回のアメリカ遠征回避だって、決して後退じゃない。コンディションを優先して天皇賞・春に的を絞ったことは、むしろ本物の皇帝にふさわしい判断だとおじさんは思うね。
2021年4月30日にフランスで生まれ、2億9400万円という高額で落札されたサラブレッド。デビューからここまで15戦3勝という戦績は数字だけ見れば地味に見えるかもしれないが、ホープフルステークスの惜しい2着、サウジのG2制覇と、その内容は常にトップクラスと互角以上を演じてきた。
5月3日、京都競馬場の芝3200メートル——。岩田望来という新しい相棒を背に、「真の皇帝」が天皇の冠に手を伸ばす。おじさんに言わせれば、これは絶対に見逃せないレースだぞ。みんなも5月3日はテレビの前で応援してくれよ!
おじさんのうんちくコーナー:父シユーニってどんな種牡馬?
シンエンペラーの父・シユーニ(Siyouni)は、ピヴォタル(Pivotal)産駒のフランス産種牡馬だよ。ピヴォタルはイギリスのKindというスタッド系統で、さらに祖先をたどるとあのヌレイエフ(Nureyev)に行き着く。ヌレイエフはロシアの名バレエダンサー、ルドルフ・ヌレイエフ(1938〜1993年)にちなんで名付けられた名種牡馬で、日本の競馬ファンにはファレノプシス(1998年桜花賞・秋華賞)の母系などでもおなじみの血統だ。
シユーニはフランスのG1馬で種牡馬としても一流。産駒にはヴァデニ(2021年凱旋門賞2着、2022年英チャンピオンステークス優勝)などがいる。シンエンペラーはシユーニ産駒のJRA重賞馬第1号として、この系統の日本での知名度を一気に高めた馬なんだよ。