やあやあ、久しぶりだね。今日はサッカー好きなら見逃せない話をしようじゃないか。ジュビロ磐田の志垣良監督が辞任の意向を固めたってニュース、もう聞いたかい?
まあ、聞いてくれよ。この志垣良という人物、おじさんはかなり前から注目していたんだ。なかなか面白い経歴を持つ指導者でね、ただの「元Jリーガーが監督になった」なんて話じゃないんだよ。
志垣良ってどんな人物なんだ?
志垣良(しがきりょう)、1980年5月9日生まれの現在45歳。福岡県那珂川市出身でね、東福岡高校でサッカーを学んだんだ。この東福岡、サッカーの強豪校として知られているが、志垣の同級生がまたすごい。宮原裕司、金古聖司、千代反田充、富永康博という、後にJリーグで活躍する面々がずらりと並んでいたんだよ。
高校卒業後はなんとイングランドへ渡ったんだ。ここからが志垣という人物の真骨頂でね、2004年にはBritish Councilが選ぶ「International Student Awards」を受賞。そして2005年にはリヴァプール・ジョン・ムーア大学のサッカー科学学科を卒業している。
リヴァプール・ジョン・ムーア大学というのは、1823年創設の歴史ある大学でね、サッカーの本場イングランドにある。その「サッカー科学」という専門的な学問を修めた指導者というのは、日本にはまだまだ少ないんだよ。
留学中にはフットボールリーグ1(イングランド3部相当)のトレンメア・ローヴァーズFCの育成部でコーチを務め、さらにはあのマンチェスター・ユナイテッドFCのサッカースクールでもコーチをしていたというんだから恐れ入る。
日本に戻ってからのキャリアがまた面白い
帰国後の2006年から名古屋グランパスでコーチ兼通訳を務め、その後PSVアイントホーフェン(オランダ)で研修を積むなど、国際的な視野を広げ続けた。
監督としてのキャリアを見ると、2022年6月13日にヴァンラーレ八戸の監督に就任、2022年12月15日にはFC大阪の監督に就任している。FC大阪では2023年のJ3リーグ初年度、第4・5節には19位まで沈んだにもかかわらず、第26節終了時にはJ2昇格圏内の2位にまで躍進させた。これはただの「チームを立て直した」ではなく、順位を一時最下位圏内から昇格圏内まで引き上げるという、見事な手腕だった。
2024年からレノファ山口FCの監督として、昇格プレーオフ圏内を長くキープし続けた。そして2025年9月30日にジュビロ磐田のコーチに就任、同年12月22日には2026年シーズンから監督に昇格することが正式に発表されたんだ。
辞任の意向と、その背景
ところが2026年、ジュビロ磐田でいよいよ本格的な指揮を執り始めた矢先に、体調不良を理由とした辞任の意向が報じられた。後任候補として三浦コーチの名前が挙がっているというのが現状だ。
ちょうど先日、静岡県内のJ加盟3クラブによる強化トレーニングマッチが行われた。J1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田のトレーニングマッチでは、清水のブルガリア代表FWアフメドフが2得点を挙げて「自信のある形でした」とコメントしている。この試合の結果も含め、磐田にとっては難しい時期が続いている。
おじさんが思う、志垣良の本当の価値
志垣良という指導者の面白さはね、「ピッチに立った元トップ選手」ではなく、「学びと経験で積み上げてきた指導者」という点にあるんだよ。
イングランド3部クラブの育成部コーチから始まり、マンチェスター・ユナイテッドのスクールコーチ、PSVアイントホーフェンでの研修、名古屋グランパスでのコーチ兼通訳と、日本とヨーロッパを往復しながら着実に経験を積んできた。大学でサッカーを「学問」として学んだ指導者が、J3の弱小クラブを2位にまで引き上げる実績を出した。
FC大阪での2023年シーズン、J3初年度に一時19位から昇格圏内の2位まで躍進させた手腕は、J1クラブが監督として招聘するに値する実績として評価できる。
まとめ:体調回復を願って
今回の辞任報道、体調不良が理由というのは本当に残念だよ。せっかくジュビロ磐田というJ1クラブで本格的な指揮を執り始めたばかりなのに、ね。
おじさんに言わせれば、志垣良という人物は日本サッカー界においてかなり稀有な経歴の持ち主だ。イングランドでサッカー科学を学び、欧州トップクラブで研修を積み、語学力を活かしながら指導者として実績を積んできた45歳。まだまだこれからの人物なんだよ。
まずはしっかりと体を休めて、また元気な姿でピッチサイドに立ってほしい。サッカーは逃げないからね。君もそう思わないかい?
おじさんのうんちくコーナー:イングランドのサッカー科学と日本人指導者
まあ、聞いてくれよ。志垣が卒業したリヴァプール・ジョン・ムーア大学の「サッカー科学(Football Science)」という学問、日本ではまだ馴染みが薄いかもしれないが、イングランドではとっくに確立された学問領域なんだ。
スポーツサイエンスの観点からサッカーを分析し、選手の身体能力・栄養管理・戦術分析・心理学まで網羅する。プレミアリーグのクラブが多数のスポーツサイエンティストを抱えるようになったのは2000年代以降で、当時の日本では考えられない環境だった。
志垣が2004年に「International Student Awards」を受賞したということは、単に学業優秀だったというだけでなく、異文化環境で卓越した成果を出したと英国が認めた証なんだよ。おじさん的に言えば、彼の強みは「科学的なサッカー理解」と「多言語コミュニケーション能力」の掛け算にあるんじゃないかと思っているわけだ。
ちなみに宮原裕司(同級生)はU-20日本代表を率いた実績を持つ。高校時代の同期にこれだけの指導者が揃った東福岡の1998年前後というのは、日本サッカー史の中でも相当なビンテージ世代だったと言っていいだろう。