やあやあ、久しぶりに胸がざわついたよ。
2026年4月20日の午後4時52分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生したんだ。震源は宮古の東100km付近、深さ約10キロという浅い場所でね。青森県の階上町(はしかみちょう)では最大震度5強を記録し、北海道から近畿地方にかけて広い範囲が揺れた。おじさん、ニュースを見て思わず正座したよ。
M7.7、津波警報、そして18万人の避難指示
この地震、揺れだけじゃなかった。気象庁は北海道太平洋沿岸中部・青森県太平洋沿岸・岩手県に津波警報(予想3m)を、北海道太平洋沿岸東部・西部や宮城県・福島県などに津波注意報(予想1m)を発表したんだ。
実際に観測された津波は——
- 岩手県久慈港:80センチ(17時34分到達)
- 岩手県宮古:40センチ(17時22分到達)
- 北海道浦河:40センチ(18時31分到達)
- 青森県八戸港:40センチ(18時39分到達)
- 仙台市:30センチ
津波警報は午後8時15分に注意報に切り替えられ、午後11時45分に全て解除された。でもその間、北海道・青森・岩手・宮城・福島の5道県、13市21町6村、合計18万2181人に避難指示が出たんだよ。北海道浦河町では避難中に転倒して1人が骨折する重傷を含め、4人がけがをした。
JR東日本は東北新幹線の東京〜新青森間を全面運転見合わせ。地震発生から約4時間後の午後9時頃にようやく再開した。秋田新幹線・山形新幹線も一時停止したよ。東通原子力発電所(青森県)・女川原発(宮城県)・福島第一原発では異常は確認されなかった。
「後発地震注意情報」って何だ?これが肝心なんだよ
気象庁は同日午後7時半、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。これが今回の最大のポイントなんだ、ちょっと聞いてくれよ。
この情報は2022年12月から運用が始まった比較的新しい制度で、今回は運用開始以来2度目の発表なんだ。前回は2025年12月8日、青森県東方沖を震源とするM(最大震度6強)の地震のときだった。
注意期間は2026年4月27日午後5時までの1週間。北海道から千葉県にかけての7道県182市町村の住民に、すぐ逃げられる態勢を維持するよう求めている。
後発地震の確率、知ってたかい?
日本海溝・千島海溝沿いでは、先発地震の後に巨大地震が続発することがある。その確率は——
- 平常時:0.1%
- 先発地震後1週間:約1%(100回に1回程度)
「1%なんて低いじゃないか」と思うかもしれないが、平常時の10倍というのが重要なんだよ。しかも、もし後発地震が日本海溝・千島海溝沿いで発生した場合は、北海道から千葉県にかけての広い範囲で津波による甚大な被害が生じる可能性がある。だから注意情報が出るわけだ。
「後発地震注意情報」が出たら、具体的に何をする?
気象庁と気象予報士が呼びかけている行動をまとめると——
- 事前避難は求められていない(必ず後発地震が起きるわけではないから)
- 揺れを感じたらすぐ高台へ逃げる態勢を維持
- 非常用持ち出し袋の中身を確認(食料・水・薬の消費期限チェック)
- 家具の転倒防止対策(特に寝室)
- 1週間経過後も油断しない(後発地震の可能性がゼロになるわけではない)
そして、今回の注意報には訪日外国人の方々も戸惑ったというニュースもあったよ。「後発地震注意情報」という概念は世界でも珍しく、外国からの観光客に十分伝わっていないケースがあった。多言語対応の防災情報の重要性も改めて問われているんだ。
天気も要注意だった
4月21日は雨の予報で、揺れで緩んだ地盤への土砂災害リスクも重なった。地震後の降雨は崖崩れ・落石のリスクを高める。三重苦(地震・津波・土砂災害)への対応が求められた1日だったんだよ。
まとめ——おじさんから君へ
今回の三陸沖地震は、「後発地震注意情報」というシステムが2022年12月の運用開始以来2度目という、まだ新しい防災の取り組みを世に知らしめた出来事でもある。
「1%の確率なんて低い」と油断するのか、「平常時の10倍だ」と適切に備えるのか——それが命取りになることもある。三陸のあの海は、過去何度も人々に厳しい現実を突きつけてきた。
防災グッズは揃えっぱなしじゃダメだよ。今日、袋を開けて中身を確認してくれ。水・食料の期限、電池の残量、薬の有効期限。それだけでも全然違う。まあ、おじさんに言わせれば、「備えあれば憂いなし」——この言葉は1300年前の中国古典『書経』にすでに登場するんだが、それはまたいつか話してあげよう。
今は、まず自分の足元を固めることだよ。
うんちくおじさんの豆知識コーナー
「三陸沖」がなぜいつも震源になるのか、おじさんに言わせれば——
三陸沖は太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む「日本海溝」の真上にある。この沈み込みのスピードは年間約8センチで、蓄積されたひずみが限界に達すると大地震になる。だから三陸沖は「地震の巣」なんだ。
歴史的に見ても:
今回の長周期地震動も見逃せない。宮城県北部と秋田県内陸南部で長周期地震動階級3を観測した。これはタワーマンションなど高層ビルの高層階がゆっくり大きく揺れる現象で、北海道から静岡県にかけて広範囲で観測されたんだよ。