やあやあ、久しぶりに熱く語らせてくれよ。

今日はイタリアの話だ。「ああ、ピザとかパスタの国でしょ」なんて言ってる君、ちょっと待ってくれ。おじさんに言わせれば、イタリアってのはそんな一言じゃ絶対に語り切れない、とんでもなく奥深い国なんだよ。

実はね、2026年4月21日から23日にかけて、東京・江東区の東京ビッグサイトで「CPHI Japan 2026(国際医薬品開発展)」っていうイベントが開催されているんだけど、そこにイタリアの医薬品原料系企業がなんと18社も集結しているんだよ。主催はイタリア大使館 貿易促進部 ICE-Agenzia。原薬・中間体の受託製造の技術力をアピールしに来たわけだ。「イタリアといえばファッションや料理」ってイメージを持ってた人、驚いただろう?

イタリアという国の「実力」を数字で見てみよう

まずイタリアの基本データを確認しておこうか。

  • 面積: 302,780 km²(世界69位)
  • 人口: 約5,934万人(2024年、世界25位)
  • 名目GDP: 世界第8位(2023年、約2兆1,861億ドル)
  • 首都: ローマ
  • 現大統領: セルジョ・マッタレッラ
  • 現閣僚評議会議長(首相): ジョルジャ・メローニ

名目GDPが世界8位というのは伊達じゃないよ。ユーロ圏ではドイツ・フランスに次ぐ第3位の経済大国だ。G7やG20のメンバーで、国際連合・NATOにも加盟している。軍事力に至っては世界第8位と評価されているんだから、イタリアを「観光とグルメだけの国」なんて思ってたら大間違いだよ。

イタリアが統一されたのは1861年3月14日。それまでは半島にいくつもの国が乱立していた。共和制に移行したのは1946年6月2日のことだ。まだ80年くらいの歴史しかない「共和国」なのに、この存在感はすごいよね。

医薬品大国イタリア——ピザだけじゃないぞ

今回のCPHI Japanへの参加で注目されているのが、イタリアの製薬・医薬品産業だ。

イタリアの製薬産業の生産額はヨーロッパでもトップクラスで、約340億ユーロ規模と言われている。雇用者数も約6万5,000人に達し、国内経済の重要な柱の一つになっているんだ。

ICE-Agenziaというのはイタリア大使館の貿易促進部門で、イタリア企業の海外進出を支援している政府機関だよ。今回のCPHI Japan 2026への参加も、この機関が音頭を取ってイタリアの製薬企業18社を日本市場に売り込みに来たわけだ。

原薬(げんやく)っていうのは、薬の有効成分のこと。中間体はその製造過程で生まれる化合物だ。イタリア企業はこれらの受託製造において高い技術力と品質管理を持っていることで知られているんだよ。

おじさんのうんちくコーナー:イタリアと科学の意外な深い縁

まあ、聞いてくれよ。イタリアといえばレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519年)だよね。彼は「モナ・リザ」を描いた画家としてだけじゃなく、飛行機・ヘリコプター・装甲車・太陽エネルギーを応用した装置など、500年前にすでに設計図を残していた。

さらにガリレオ・ガリレイ(1564〜1642年)は、1609年に手作りの望遠鏡で木星の衛星を発見した。これが「地動説」を裏付ける証拠になったんだ。現代天文学の父ともいえる存在だよ。

そしてアレッサンドロ・ボルタ(1745〜1827年)——電池の単位「ボルト(V)」は彼の名前から来ている。1800年に世界初の電池「ボルタ電堆」を発明したのがこのイタリア人だ。

つまりイタリアは古くから科学大国でもあったんだよ。今回の製薬産業の活躍も、そんなDNAの延長線上にあると思えば、なんだかロマンを感じるだろう?

ルネサンスを生んだ国が今も世界を動かしている

話を少し文化の方向にも広げてみようか。

イタリアはルネサンス(14〜17世紀) の発祥地だ。フィレンツェのウフィツィ美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」をはじめ、ルネサンスを代表する絵画が収蔵されている。フィレンツェ自体、街まるごと世界遺産に登録されているんだよ。

ローマには3,000年の歴史がある。コロッセオ(建設は西暦72〜80年)、パンテオン(建設は西暦118〜128年頃)、フォロ・ロマーノ……古代の遺跡が現役の街の中にそのまま存在しているなんて、世界広しといえどもそうそうないよ。

しかもイタリアの国土には2つの独立国が存在している。バチカン市国(面積約0.44 km²、世界最小の国)とサンマリノ共和国だ。バチカンはカトリックの総本山で、国全体が世界遺産に登録されている唯一の国なんだよ。

イタリアのユネスコ世界遺産数

おじさんがさらに驚いた事実を教えよう。イタリアのユネスコ世界遺産の数は59件(2024年時点) で、世界第1位なんだよ! 中国と並んで世界トップクラスだ。それだけ歴史的・文化的に価値のある場所が詰まった国ということだ。

まとめ——イタリアを舐めてたら損だよ

どうだい、イタリアってのがいかに多面的な国か、わかってくれたかな?

東京ビッグサイトで今まさに開催中のCPHI Japan 2026では、イタリアの製薬企業18社が日本市場に向けて本気の売り込みをかけている。ピザもパスタも世界遺産もファッションも、そして最先端の医薬品技術も——すべてが「イタリア」という一つの国から来ているんだ。

GDP世界8位、ユネスコ世界遺産数世界1位、科学史に名を刻んだ偉人の故郷……おじさん的には、イタリアは「底力のある国の教科書」みたいな存在だよ。

次にピザを食べるとき、ちょっとイタリアのことを思い出してみてくれよ。そのピザの向こうに、5,000年を超える歴史と世界8位の経済大国が見えてくるから。

じゃあ、またね!