やあやあ、久しぶりだね。今日はサッカーの話をしようじゃないか。
ヴィッセル神戸が準決勝で敗れた。ACLEこと「AFCチャンピオンズリーグエリート」の2025/26シーズン、日本のJリーグ勢が直面した現実は、なかなか厳しいものだったんだよ。おじさんもDAZNにかじりついて見ていたんだが、思うことがいろいろあってね。まあ、聞いてくれよ。
ACLEってそもそも何なんだ?
ACLEは「AFCチャンピオンズリーグエリート」の略で、アジアサッカー連盟(AFC)が主催するクラブチームの最高峰大会だ。2024/25シーズンから従来のACLを刷新して誕生した新フォーマットで、東西に分かれたリーグステージから始まり、ノックアウトステージへと進む仕組みになっている。
2025/26シーズンには日本から3クラブが参戦した。
- ヴィッセル神戸(J1王者)
- FC町田ゼルビア
- サンフレッチェ広島
リーグステージ(東地区)の最終順位を見ると、町田が勝点17(5勝2分1敗)で1位、神戸が勝点16(5勝1分2敗)で2位、広島が勝点15(4勝3分1敗)で3位と、実は日本の3クラブが東地区の上位3席を独占するという快挙を見せていたんだよ。これはなかなかすごいことでね、アジアの東側ではJリーグ勢が圧倒的な存在感を示していたわけだ。
準決勝の壁、その名はアル・アハリ・サウジ
ところが、準決勝に進むと話が変わってくる。
2026年4月20日(日本時間翌1:15)、神戸はアル・アハリ・サウジとのアウェー戦を1対2で落とした。そして翌4月21日、町田も同じくサウジのクラブと対戦し、何とか1対0で勝利を収めた。
リーグステージの西地区を見ると、アル・ヒラルが驚異の7勝1分0敗・勝点22でトップ、アル・アハリ・サウジが勝点17で2位という布陣だった。サウジアラビアのクラブが西地区を完全に支配していたわけだ。
得点ランキングを見ても、神戸の武藤嘉紀が4ゴールで日本人選手最多(4位タイ)を記録したが、トップは8ゴールのラファ・ムジカ(アル・サッド)と、サウジ・カタール勢の選手が上位を占める。
神戸の準決勝敗退後、武藤嘉紀の「男泣き」がネット上で大きな話題となった。それだけ選手たちが本気でアジア制覇を目指していたということだろう。
スキッベ監督が語った「東西格差」の本音
神戸のミゲル・スキッベ監督は試合後、率直にこう語った。「サウジ勢ほど強力になるのは不可能だ」「彼らは多額の資金を持っている」「日本の最高の選手はヨーロッパに行ってしまう」と。
これ、実はめちゃくちゃ核心をついた指摘なんだよ。
資金力の圧倒的な差
サウジアラビアのプロサッカーリーグ(SPL)は、2023年夏にクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマ、ネイマールらワールドクラスの選手を一気に獲得したことで世界の注目を集めた。その移籍総額は一説によると1000億円超とも言われる規模だ。対してJリーグの年間総収益はリーグ全体でも数百億円規模。同じ土俵に立つのが難しいのは数字を見れば明らかだよ。
日本の優秀な選手はヨーロッパへ
スキッベ監督が指摘したもう一つの問題が「人材流出」だ。久保建英(レアル・ソシエダ)、冨安健洋(アーセナル)、前田大然(セルティック)、三笘薫(ブライトン)……今やJリーグではなくヨーロッパのトップリーグで活躍する日本人選手が当たり前のように増えている。
つまり「日本最高レベルの選手」がJリーグにいない状況で、「サウジ最高レベルの選手」がSPLに居続ける(むしろ世界中から集まってくる)という非対称な構図があるわけだ。
それでも、Jリーグ勢は確実に成長している
とはいえ、おじさんはJリーグ勢を悲観していないよ。
東地区でJクラブが1〜3位を独占したこと、神戸がサウジの強豪相手に1-2という僅差の試合を演じたこと、武藤嘉紀が得点ランキングで4位タイに入ったこと、これらは確実な進歩の証拠だ。2009〜2012年頃のACLでは日本勢が準決勝にすら届かないシーズンも多かったのに、今は当たり前のように4強に残るようになった。
おじさんの豆知識コーナー:ACLの歴史と日本の成績
ACL(AFCチャンピオンズリーグ)は2002/03シーズンに現在の形式でスタートした大会でね、前身のアジアクラブ選手権まで含めると1967年から続く歴史ある大会なんだ。日本勢の初優勝は2007/08シーズンのガンバ大阪。その後も浦和レッズが2017年に優勝するなど、日本はアジアでも屈指の強豪地域として認められている。2024/25シーズンのACLEでは浦和レッズが決勝進出を果たすなど、着実に存在感を高めているよ。
まとめ:差は縮まっている、でも壁はまだ高い
今回のACLE2025/26準決勝、神戸がアル・アハリ・サウジに1-2で敗れたことで日本勢のファイナル進出はならなかった。でも、ちょっと待ってくれよ。東地区を制した日本の3クラブが、これだけ激しい戦いを演じたことは素直に誇っていいと思うんだよ。
資金力の差は現実だし、優秀な選手がヨーロッパに行ってしまうのも事実。でも、だからこそ「組織力」「戦術」「育成」で勝負するJリーグの価値があるとおじさんは思うわけだ。武藤嘉紀の涙は、日本サッカーがまだ諦めていない証拠だよ。
来シーズンこそ、日本のクラブが決勝の舞台に立つ日を楽しみに待とうじゃないか。おじさんも応援しているからね!
おじさんの豆知識コーナー:マフレズって何者?
おじさんに言わせれば、今回のACLEで最も注目すべき選手の一人がリヤド・マフレズだよ。アル・アハリ・サウジに所属するこのアルジェリア代表選手、実はプレミアリーグ・レスターシティに在籍していた2016年にプレミアリーグMVP(PFA最優秀選手賞)を受賞した選手でね、その後マンチェスター・シティでグアルディオラ監督のもとリーグ優勝4回・チャンピオンズリーグ優勝1回を経験した世界クラスのウインガーなんだ。
神戸戦では彼の「神業トラップ」がSNSで拡散され、「変態すぎる」「マフレズうますぎて笑う」といったコメントが続出した。サウジリーグがどれだけのスター選手を集めているか、よくわかる一例だよね。得点ランキングでも4ゴールを記録している。