やあやあ、久しぶりだね。今日は金曜ロードショーで放送された『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の話をしようじゃないか。SNSでも「警察学校組」というワードがトレンド入りしてたし、知らない人のためにも、おじさんがちゃんと解説してやるよ。
そもそも「警察学校組」って何だ?
まあ、聞いてくれよ。コナンのファンなら当然知ってるだろうけど、「警察学校組」というのは警視庁警察学校の第32期同期生、5人のグループのことだよ。
メンバーを紹介しておこう。
- 降谷零(ふるや れい):現在は安室透・バーボン・風見の三つの顔を持つ多重スパイ
- 松田陣平(まつだ じんぺい):爆発物処理班のエキスパートだったが任務中に殉職
- 伊達航(だて わたる):捜査一課のエースだったが銃撃戦で殉職
- 萩原研二(はぎわら けんじ):爆弾解除の訓練中に殉職
- 諸伏景光(もろふし ひろみつ):スコッチの偽名で潜入捜査中に死亡
5人のうち、現在も生きているのは降谷零ただ一人だ。残る4人は全員、志半ばで命を落としている。これが「警察学校組」の悲劇的な側面なんだよ。
『ハロウィンの花嫁』が描いた彼らの絆
2022年4月15日に公開された劇場版第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、この警察学校組を中心に据えた作品だ。興行収入はなんと約98億5,000万円を記録し、2022年の日本映画興収ランキングで邦画1位に輝いた大ヒット作だよ。
リアルサウンドの記事でも分析されていたが、この映画には「反芻構造」とも言うべき巧みな語り口がある。高木渉と佐藤美和子のラブストーリーを横軸に置きながら、降谷零の過去を縦軸として織り込む構成は、単なるアクション映画以上の深みを持っている。
降谷零が警察学校時代に仲間たちと誓った想いが、渋谷のハロウィン騒乱を舞台にした現在の事件と交差していく——そのカタルシスが、ファンを熱狂させたんだ。
降谷零という男の複雑さ
降谷零は公安警察官・安室透・バーボンという三つの身分を同時に生きている。コナン作品の中でも屈指の多面的キャラクターで、「安室推し」と呼ばれる熱狂的なファン層が形成されるほどだ。
彼を演じる声優・古谷徹は、1965年生まれの60歳。機動戦士ガンダムのアムロ・レイ役で1979年にデビューして以来、第一線で活躍し続けるレジェンドだよ。降谷零もまた、その渋みある声が絶妙にはまったキャラクターの一つと言えるだろうね。
名探偵コナンという作品の底力
おじさんに言わせれば、『名探偵コナン』という作品の凄さは、30年以上にわたって第一線に居続けることだよ。
原作漫画は1994年1月に週刊少年サンデーで連載開始。アニメは1996年1月8日に日本テレビ系で放送スタートし、2024年時点で放送回数は1,100話以上に達している。劇場版シリーズは2024年の第27作まで毎年公開が続き、累計興行収入は1,500億円を超えるという驚異的な数字を残しているんだ。
作者の青山剛昌先生は1963年生まれで、鳥取県北栄町出身。同町には「青山剛昌ふるさと館」が2007年にオープンし、年間数万人が訪れる地域の名所になっているよ。
なぜ警察学校組はこれほど人気なのか
コナン作品には「黒の組織」という巨大な敵が存在するが、警察学校組の人気はそれだけではないと思う。彼らの魅力は「すでに死んだキャラクターへの追憶」にある。
松田陣平・伊達航・萩原研二・諸伏景光の4人は、読者がリアルタイムで知る前に命を落としている。彼らの生前のエピソードは回想や外伝で描かれるため、読者は「もうこの人はいないのだ」と知りながら彼らを好きになる。このいびつで切ない感情が、ファン心理を強く引きつけるんだよ。
2021年発売のコミックス外伝『名探偵コナン 警察学校編』は、この5人の学校時代を描いた作品だ。単行本全5巻で、2023年にはアニメ化もされた。
まとめ
どうだい、「警察学校組」の世界、少し深く見えてきただろう?金曜ロードショーで『ハロウィンの花嫁』を観た人も、初めてコナンに触れた人も、5人の絆の重さを感じてくれたなら嬉しいよ。
30年以上も愛され続ける作品には、それだけの理由がある。キャラクターの生死を越えた絆、現実の社会機構を丁寧に織り込んだ設定——それがコナンの強さなんだよ。
まあ、次のコナン劇場版も楽しみにしながら、ちょっと外伝漫画も読み返してみてくれよ。おじさんは保証するよ、損はしないからね!
うんちくおじさんの豆知識コーナー
「警察学校」の実態、知ってるかい?
フィクションの中の「警察学校組」に話題が集まってるけど、現実の警察学校も実はなかなか興味深いんだよ。
警視庁の警察学校(現:警察学校)は東京都府中市にある。採用区分によって在校期間が異なり、大卒程度の「Ⅰ類」採用なら約6ヶ月間の初任教養を受ける。この期間は全寮制で、厳格な規律のもとで訓練を受けるんだ。
そしてここが面白いところなんだが、警察の同期意識というのは他の組織より強いとされていて、「同期の桜」なんて言葉があるくらいだ。危険な職場で共に命を預け合う仲間との絆は、民間企業の同僚関係とはまるで次元が違う。コナンの「警察学校組」がファンの心を掴むのも、そういうリアルな人間関係の機微を反映しているからかもしれないね。
ちなみに全国に警察学校は47都道府県に1校ずつ存在し、警察庁が直轄する「警察大学校」(東京都府中市)では幹部教育も行われているよ。