やあやあ、久しぶりに夕方のテレビの話をしようじゃないか。
おじさん、最近フジテレビの夕方ニュース番組「live news イット!」をめぐる一連の騒動が気になってしょうがないんだよ。視聴率、降板、ギャラ報道……ニュース番組がそれ自体ニュースになってしまうってのも、なかなか皮肉な話だよねえ。
「イット!」って、そもそもどんな番組?
「live news イット!」は、フジテレビ系列で平日の午後3時45分から午後7時まで放送している生放送の情報・ニュース番組だよ。2021年3月29日にスタートして、いわゆる「夕方ワイドショー枠」の王道を担ってきた番組さ。
司会には元NHKのエース格アナウンサーだった青井実さんが起用されたことで、放送開始当初から話題になったよね。青井さん、1986年生まれで、慶應義塾幼稚舎から慶應一筋という典型的な「慶應ボーイ」。NHKに入局してニュース7やクローズアップ現代+などの看板番組を担当してきた実力派だ。
そんな青井さんが民放フジテレビに移籍するということで、業界内でもかなり注目されたんだよ。
ギャラ8000万円報道と降板、そして皮肉な視聴率
ところが2025年ごろから、青井さんのギャラが年間8000万円という報道がメディアに出回り始めた。フジテレビが渦中にあった時期と重なったこともあって、この数字はひとり歩きしていったんだ。
そして2026年に入って青井さんが「イット!」を卒業することになったわけだけど、さらに驚いたのはその後の展開さ。降板後に視聴率が上昇気配を見せたというんだから、なんとも複雑な話だよねえ。
「看板アナが去ったら数字が上がった」なんて、テレビの世界じゃなかなか耳にしない話だろう? おじさんに言わせれば、これはもう番組そのものの再出発を視聴者が歓迎したということかもしれないし、長く続いた番組の「マンネリ感」の裏返しとも読めるよ。
青井さん自身はその後、東京MXテレビにも登場して、フジ番組卒業後の現状を告白。副収入にも言及しつつ「大変なんです」とぶっちゃけたそうだよ。慶應幼稚舎出身のエリートアナが「大変」と言える姿、なんか親近感わいてくるよね(笑)。
テレビ夕方ニュースの戦国時代を深掘り!
各局の夕方ニュース勢力図
まあ、ちょっと聞いてくれよ。夕方のニュース・情報番組というのは、各局にとって非常に重要な枠なんだ。
- テレビ朝日「スーパーJチャンネル」:1994年スタートの老舗。長寿番組として視聴率の基盤が安定している
- TBS「Nスタ」:2009年スタート。井上貴博アナや良原安美アナらが定着して安定した支持を得ている
- 日本テレビ「news every.」:2008年開始。2024年度は平均視聴率が夕方帯でトップを争うこともある
- フジテレビ「イット!」:2021年スタート。後発ながら生放送の「ライブ感」を売りにしてきた
この枠は毎日数百万人規模の視聴者が見るビッグビジネス。だからこそ「ギャラ8000万円」という数字も出てくるんだよね。
アナウンサーの「局移籍」ブームと民放転職
NHKから民放への転職って、実はここ10年で増えているんだよ。以前はNHKに入局したら定年まで勤めるのが普通だったんだけど、2010年代以降は変化が起きている。
有名なところだと、元NHKの武田真一アナがTBSへ、杉山真也アナが日テレへ移籍している。青井さんもその流れに乗った一人ってわけさ。NHK出身というブランドは民放にとって非常に価値があって、即戦力として高待遇でオファーがくるんだよね。
ニュース番組の「顔」はどこまで重要か
さて、そもそも論になるけど、ニュース番組にとってアナウンサーやキャスターの顔がどれだけ重要かって話をしようじゃないか。
歴史的に見ると、1985年にTBSがスタートさせた「ニュース23」で筑紫哲也さんがコメンテーター兼キャスターとして22年間君臨し、「筑紫哲也NEWS23」は長年民放ニュースの王者だった。これは「顔の力」の典型例だよ。
一方、2004年に日テレが「NEWS ZERO」をリニューアルした際は村尾信尚さんが長く担当。2010年代には桐谷美玲さんや有働由美子さんなど、バラエティーな人選が話題になっていったよね。
つまりニュース番組の顔って、「信頼感」「親しみやすさ」「話題性」のバランスが大事なんだよ。青井さんはNHK出身の信頼感は高かったけど、民放のバラエティー色の強い「イット!」との相性がどうだったか……視聴者が判断を下した形になったのかもしれないね。
まとめ — テレビはまだまだ面白い
どうだい、「イット!」をめぐる話、なかなか奥が深いだろう?
青井実さんという慶應幼稚舎出身のNHKエリートが8000万円でフジに移籍し、降板後に視聴率が上がるというドラマ。これって単なる番組の話じゃなくて、日本のテレビ業界全体の変化を映した縮図だとおじさんは思うよ。
YouTubeやNetflixが台頭するこの時代に、夕方の情報番組は「誰が伝えるか」よりも「何を伝えるか」が問われるフェーズに来ているのかもしれないね。
「イット!」の今後の展開と視聴率の行方、おじさんはこれからも注目し続けるつもりだよ。君もたまには夕方のニュースを見てみるといいよ——意外な発見があるかもしれないからさ。
おじさんのうんちくコーナー:テレビ視聴率「1%」の価値って?
視聴率の話が出たついでに、おじさんが面白い豆知識を教えてやろう。
テレビの視聴率調査はビデオリサーチ社が行っていて、関東地区では約900世帯(2023年以降は個人視聴率に移行)をサンプルとして計測しているんだ。
視聴率1%は関東だけで約40万人に相当すると言われている(総世帯数約2000万×1%×2人換算など諸説あり)。夕方のニュース番組で視聴率5%なら約200万人が見ていることになるんだよ!
さらに面白いのが「スポットCM単価」さ。ゴールデンタイムの視聴率1%あたりのCM料金は、在京キー局で数百万円とも言われている。だから視聴率が1%上がるだけで、番組の広告収益は数千万円単位で変わるんだ。「降板後に視聴率上昇」というニュースは、フジテレビの財務的にも無視できない話ってわけさ。