やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんが大好きな鎌倉の話をしようじゃないか。

つい先日、神奈川県鎌倉市で春の風物詩「第68回鎌倉まつり」が始まったんだ。2026年4月12日(日)には若宮大路で武者行列が行われてね、なんとEXILEのMAKIDAIさんが甲冑姿でゲスト参加したんだよ。横浜市出身・50歳のMAKIDAIさんが鎧兜に身を包んで鎌倉の大路を練り歩く姿は、まさに「特別な時間」と本人も語っていたそうだ。最終日には若宮大路で流鏑馬(やぶさめ)も披露される予定で、毎年この時期の鎌倉は時代絵巻さながらの雰囲気に包まれるわけさ。

まあ、ここでただ「お祭りが始まりました」で終わるのは、うんちくおじさんのやり方じゃないぞ。せっかくだから鎌倉の深いところまで掘り下げていこうじゃないか。

鎌倉まつりって、そもそも何だ?

鎌倉まつりは毎年4月の第2〜第3日曜日にかけて開催される春の大祭でね、1959年に第1回が開催されてから今年で68回目を迎えた歴史あるイベントさ。メイン会場となる若宮大路は、鶴岡八幡宮から由比ヶ浜に向かってまっすぐ伸びる約1.8kmの参道で、源頼朝が1182年に妻・北条政子の安産を祈願して造営させたという由緒ある道なんだよ。

この祭りの目玉は何といっても武者行列流鏑馬だ。武者行列には毎年著名人がゲスト参加することで知られていて、今年のMAKIDAIさんのように話題性も抜群。流鏑馬は馬を走らせながら的を射抜く日本古来の騎射の技で、鎌倉時代には武士の必須訓練科目だった。時速40〜50km以上で疾走する馬の上から直径36cmほどの的を射抜く技術は、見ているだけで鳥肌ものだよ。

おじさんが語る、鎌倉の「本当のすごさ」

鎌倉幕府は1185年か1192年か?

ここで一つ、ちょっと聞いてくれよ。「鎌倉幕府が開かれたのは1192年、いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」って覚えた人、多いんじゃないかな?ところがね、現在の歴史学では1185年が有力とされているんだ。

理由は明快でね、1185年に源頼朝が全国に守護・地頭を設置する権限を朝廷から認められたことが実質的な武家政権の成立とみなされるようになったからだよ。1192年は頼朝が「征夷大将軍」の称号を得た年にすぎないということで、多くの教科書が「1180年代」という表現を使うようになったのはここ20年ほどの話さ。

覚え方も「いい箱(1185)つくろう鎌倉幕府」に変わってきているから、お子さんやお孫さんがいる人はチェックしてみるといいよ。

鎌倉の人口と面積、知ってた?

現在の鎌倉市は面積約39.53km²、人口は約17万人(2024年時点)というコンパクトな都市なんだ。三方を山に、南を海に囲まれた天然の要害地形——これこそが頼朝が鎌倉を本拠地に選んだ最大の理由でね、北・東・西の三方を「切通し(きりどおし)」と呼ばれる狭い山道でしか入れない構造にして防衛拠点としたわけさ。

その鎌倉に年間約2,000万人もの観光客が訪れるというんだから、面積あたりの観光客密度は日本でも指折りだよ。特にゴールデンウィークや紫陽花シーズン(6月)の混雑は有名で、2022年には鎌倉市が渋滞緩和のためにバスの交通規制を実施して全国的なニュースになったくらいだ。

鶴岡八幡宮の大銀杏伝説

もう一つ語らせてくれよ。鎌倉まつりの舞台でもある鶴岡八幡宮には、かつて樹齢約1,000年と推定される大銀杏の木があったんだ。「隠れ銀杏」とも呼ばれ、1219年に3代将軍・源実朝が暗殺された際に刺客がこの木の陰に隠れていたという伝説があってね、地元では語り草になっていたのさ。

ところが2010年3月10日の暴風雨でこの大銀杏が根元から倒れてしまった。樹高約30m、幹周り約6.8mという巨木の倒壊は大きなニュースになったんだけど、驚くことに倒れた幹の根元から新芽が次々と芽吹いて、今も着実に成長を続けているんだよ。自然の生命力ってのは本当にすごいものだね。

うんちくおじさんの豆知識コーナー:流鏑馬の「鏑」ってどんな字だ?

流鏑馬(やぶさめ)の「鏑(かぶら)」はね、矢の先端に「鏑(かぶら)」という空洞の木製部品を付けた矢のことさ。射ると「ヒュー」という独特の音が出るんだよ。これは平安〜鎌倉時代に戦の開始合図として使われていたもので、音で敵を威嚇し、神への奉納の意味もあった。

もう一つ面白いのがね、流鏑馬の「流」という字。これは「矢を流しながら走る」という意味じゃなくて、かつては「野伏せり馬(やぶせりうま)」と書いていたのが変化したという説が有力なんだ。1187年、源頼朝が鶴岡八幡宮で流鏑馬を奉納したという記録が『吾妻鏡』に残っていて、以来この地で800年以上の伝統が続いているわけさ。

鎌倉と現代カルチャーのつながり

鎌倉は歴史だけじゃないよ。2021年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の放送後、鎌倉市への観光客は前年比で大幅に増加したと報告されているし、2022年のアニメ「鎌倉ものがたり」や映画「海街diary」のロケ地としても若い世代に人気が広がっているんだ。

今年のEXILE MAKIDAIさんの参加も、そんな「歴史×現代カルチャー」の融合の象徴じゃないかな。横浜出身の50歳が鎧兜を纏って若宮大路を歩く——なんとも絵になる話じゃないかい。

まとめ:鎌倉は「生きた歴史博物館」だ

どうだい、鎌倉まつり一つ取っても、こんなに深い話が出てくるんだよ。1185年の幕府開設から800年以上、「切通し」に囲まれた小さな都市が日本史の中心舞台となり、今なお年間2,000万人を引きつける。

おじさんに言わせれば、鎌倉はテーマパークじゃなくて「今も動いている歴史」そのものなんだよ。今年の鎌倉まつりはまだ続いているから、近くに行く機会があればぜひ若宮大路を歩いてみてくれよ。800年前の武士たちと同じ道を歩いていると思うとね、なかなかロマンがあるだろう?

じゃあ、またうんちくを持って会いに来るよ。