やあやあ、みんな元気かい?今日はちょっと耳が痛い話をしなきゃいけないんだけど、まあ聞いてくれよ。
2026年度、後期高齢者の医療保険料がとんでもないことになってるんだ。NHKや日本経済新聞が相次いで報じたんだけど、1人あたりの平均月額がなんと7,989円——これ、過去最高の見通しなんだよ。去年より上がってるし、10年前と比べたらもう別世界の話さ。
おじさんも他人事じゃないからね。今日は「後期高齢者医療制度」と「高齢化社会」について、うんちくたっぷりで語り倒してやろうじゃないか。
そもそも「後期高齢者医療制度」って何だい?
後期高齢者医療制度、正式名称は「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づく制度で、75歳以上のすべての人(一定の障害がある場合は65歳以上も対象)が加入する独立した医療保険制度なんだ。
この制度が始まったのは2008年4月——今からちょうど18年前のことだよ。それ以前は国民健康保険や被用者保険の「老人保健制度」に組み込まれていたんだけど、高齢者が増えすぎて現役世代との負担を明確に分けよう、ということで独立したわけさ。
保険料は各都道府県の「後期高齢者医療広域連合」が設定していて、2年ごとに見直される仕組み。今回報じられた月額7,989円というのは全国平均で、都道府県によって差がある。一番高いのは神奈川県あたりで、低いのは沖縄県というのが近年の傾向だよ。
なぜ保険料が上がり続けるのか
単純な話で、医療費を払う人(高齢者)が増えて、支える現役世代が減っているからさ。
2025年時点で日本の75歳以上人口は約2,000万人を超えた。団塊の世代(1947〜1949年生まれ)がごっそり75歳以上に入ってきたことで、この数字は急激に膨らんでいる。2040年には後期高齢者が約2,400万人に達すると推計されているんだ。
一方、現役世代(20〜64歳)は減り続けている。2010年には後期高齢者1人を現役世代7.8人で支えていたのが、2025年にはおよそ3.5人で1人を支える計算になっているんだよ。これじゃ保険料が上がらないわけがないだろう?
おじさんの豆知識コーナー
世界と比べると日本の高齢化はどれほど異常か
日本の高齢化率(65歳以上人口の割合)は2024年時点で約29.3%——これ、世界ダントツの1位なんだよ。2位のイタリアが約24%、3位のフィンランドが約23%だから、日本がいかに別次元の高齢化を経験しているかわかるだろう?
国連の定義では、高齢化率が7%を超えると「高齢化社会」、14%で「高齢社会」、21%で「超高齢社会」と呼ぶんだけど、日本が「超高齢社会」に突入したのは2007年のこと。それからわずか17年で29%を超えた計算になるんだ。
比較のために言うと、フランスが高齢化率7%から14%に達するまで115年かかっている。日本はその同じ道のりをわずか24年で走り抜けたんだよ。この「スピード」が社会制度の整備を難しくしている一因さ。
長寿大国・日本の光と影
日本が高齢化したのは、長寿であることの証明でもある。日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.14歳(2023年厚生労働省発表)——男女ともに世界トップクラスだ。
特に百寿者(100歳以上)の数は2025年時点で約9万5,000人を超えていて、1963年に初めて統計を取った時の「153人」から比べたら、もう別の世界の話だよ。
ただし、長生きすればするほど医療費もかかる。75〜79歳の1人あたり年間医療費は約78万円、80〜84歳になると約101万円、85歳以上では約118万円(2022年度データ)という具合に右肩上がりだ。これが保険料を押し上げている現実なんだよ。
現役世代はどう備えるべきか
おじさんが思うに、大事なのは「人ごとと思わない」ことだよ。
今40代・50代の人たちが後期高齢者になる頃(2040〜2050年代)、この制度がどうなっているか、正直わからない。でも確実に言えることは、自助努力の重要性が今より増しているということさ。
NISAやiDeCoを活用した資産形成、健康維持による医療費の抑制——こういった個人レベルの対策を早めにやっておくことが、将来の自分への最大の贈り物になる。
まとめ
後期高齢者の保険料が月7,989円という過去最高を更新しそうだという話、重くなったかい?でもね、これは避けて通れない現実なんだ。
日本が「世界で最も早く、最も深刻に高齢化した国」である以上、その答えを見つけるのも世界で最初になれる可能性がある。おじさん的には、そこにちょっとだけ希望を感じているんだよ。
自分の老後と、今の高齢者を支える仕組みを、ぜひ一度じっくり考えてみてくれよ。それじゃあ、またね!
「高齢者」という言葉の定義、実はあいまいなんだよ
まあ、聞いてくれよ。「高齢者は65歳以上」って思ってる人が多いだろうけど、これ、法律によって全然違うんだよ。
そして面白いことに、日本老年学会と日本老年医学会は2017年に「75歳以上を高齢者とすべき」という提言を出しているんだ。医療技術の進歩で65〜74歳は「准高齢者」として働ける体力・知力がある人が多いから、という理由さ。
「高齢者の定義を見直せば、社会保障費の問題も変わる」——おじさんに言わせれば、これは社会の認識を根本から変える提案なんだよ。