やあやあ、久しぶりだね。今日は日本を代表する総合商社・伊藤忠商事の話をしようじゃないか。最近ちょっと面白いデータが出てきてね、おじさんも思わず唸ったんだよ。

20年間の年収推移、5世代で「明暗」がくっきり分かれた

ダイヤモンド・オンラインが発表した独自試算によると、伊藤忠商事の過去20年間の年収推移を世代別に分析したところ、なんと「損をした世代」と「勝ち組世代」がはっきり分かれたというんだ。

まあ、聞いてくれよ。シニア層、つまり50代以上の社員が「割を食った」一方で、若手世代が「勝ち組」になったというんだからね。これ、なぜそうなったか分かるかい?

年功序列から成果主義への大転換

伊藤忠商事は2010年代から人事制度の大改革を断行した。かつての日本型「年功序列・終身雇用」モデルを脱却し、成果に基づく報酬体系へと舵を切ったんだ。

その結果、若くして大きな成果を出せる社員には破格の報酬が出る一方、昔の制度で「積み上げてきた」シニア層には逆風が吹くことになった。20年前のルールで会社に忠誠を誓ってきたおじさんたちには、ちょっと酷な話だよね。

ちなみに伊藤忠商事の2024年3月期の連結純利益は8,017億円。これは五大商社の中でも圧倒的なレベルで、2020年にウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが約6,000億円を投じて日本の5大商社株を取得したことでも世界的に注目を集めたんだよ。

伊藤忠商事って実はどんな会社?

そもそも伊藤忠の歴史、知ってるかい?

創業は1858年(安政5年)、初代・伊藤忠兵衛が麻布の行商から始めた会社だ。今から約170年近く前の話だよ。現在は繊維・機械・金属・エネルギー・化学品・食料・住生活など幅広い分野を手がけ、グループ会社は世界125カ国以上に及んでいる。

朝型勤務という「革命」

おじさんが伊藤忠でもう一つ注目しているのは「朝型勤務制度」だ。2013年に導入したこの制度、早朝(午前8時より前)に出社すると割増賃金が出て、残業は午後10時以降は原則禁止というものだ。

これが功を奏して、社員一人当たりの生産性が向上。時間外労働時間は導入前と比べて約20%削減されたと報告されている。「早起きは三文の徳」を企業として実証したわけだよ。

おじさんの豆知識コーナー

伊藤忠と「カンブリア宮殿」の深い縁

テレビ東京系の人気経済番組「カンブリア宮殿」、2006年の放送開始以来、約20年にわたって村上龍さんと小池栄子さんがMCを務めてきたんだが、2026年についにその二人が卒業することが決まった。

番組終了のセレモニーでは、伊藤忠商事をはじめとする大物経済人たちからメッセージが寄せられたというんだよ。村上龍さんは「覚えていない」と照れ隠し気味に語ったそうだけど(笑)、それだけ長年にわたってビジネス界との信頼関係を築いてきた証拠だね。

新MCには芥川賞作家の金原ひとみさんが就任。金原さんは「村上龍さんを追いかけたい」と意気込みを語っているが、2003年に19歳で芥川賞を受賞し、現在もフランスを拠点に活躍する国際的な作家だ。経済番組のMCとしては異色の経歴だが、どんな化学反応が起きるか楽しみだよね。

「カンブリア宮殿」という番組名、実は古生代カンブリア紀(約5億4100万年前)に由来している。この時代は生物の種類が爆発的に多様化した「カンブリア爆発」で知られていて、多様な企業・経営者を取り上げるという番組コンセプトにかかっているわけだ。おじさん、この命名センスには唸ったよ。

「損をした世代」への教訓

さて、話を年収問題に戻そう。おじさんに言わせれば、これは単なる「不運」じゃないんだよ。

時代の変化についていけなかったことに対する対価とも言えるし、制度設計の問題とも言える。1990年代のバブル崩壊後、日本企業は軒並み成果主義を導入しようとしたが、多くは中途半端に終わった。

伊藤忠がそれをきちんとやり切った結果が、この20年間の「世代間格差」だ。若手にとっては「実力が報われる場所」になった一方で、シニアにとっては「梯子を外された」感覚になっている社員もいるだろう。

現在の平均年収は?

2025年時点での伊藤忠商事の平均年収は約1,500万円前後(有価証券報告書ベース)。これは全上場企業の中でもトップクラスだ。ただし、この数字は「平均」であって、若手と中堅・シニアの格差は相当大きいと見られている。入社3年目で800万円の社員もいれば、20年選手で1,200万円という社員も珍しくないかもしれないね。

まとめ — 制度は変わる、生き方も変えなきゃ

ちょっと聞いてくれよ。おじさんが今日言いたかったのはこういうことだよ。

伊藤忠商事という会社は、170年近い歴史の中で何度も「変革」を繰り返してきた。明治・大正の麻布行商から始まり、戦後の高度経済成長期を経て、21世紀は朝型勤務と成果主義でまた生まれ変わった。

年収の「損得」はあくまでも制度変化のタイミングによる話だが、大切なのはその変化にどう対応するかだよね。「カンブリア宮殿」だって村上龍さんから金原ひとみさんへとバトンが渡される。時代は必ず変わる。

制度が変わるたびに嘆いているだけじゃダメだよ。変化を先読みして、自分の価値を高め続けることが大事だ。そういうことをおじさん、伊藤忠の歴史から改めて感じたわけだよ。

じゃあ、また面白い話を仕入れてきたら聞かせてあげるからね!