やあやあ、久しぶりだね。今日はアメリカ政治から飛び出して、もはや世界的な文化現象になってしまった「MAGA」について、おじさんがじっくり語ってやろうと思うんだ。

ニュースを見ていると「MAGAがどうした」「MAGA支持者が」ってよく出てくるだろう?でもそもそもこの言葉、ちゃんと知ってる人って意外と少ないんだよね。

MAGAって何なんだ?まずここから整理しよう

MAGAとは「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」の頭文字をとった略語さ。ドナルド・トランプが2016年の大統領選で使って一世を風靡したスローガンなんだけど——ここが最初のうんちくだよ——実はこのフレーズ、トランプが最初に使ったわけじゃないんだよね。

元々は1980年の大統領選挙で共和党のロナルド・レーガンが「Let’s Make America Great Again」として使ったのが起源なんだ。トランプはこのフレーズに目をつけて、なんと2012年の時点で商標登録を申請していたというから、準備周到というか、したたかというか。

2016年の大統領選でトランプが勝利を収めてからは、赤いキャップ(レッドキャップ)とともに全米に広がって、今や「MAGA」はひとつの政治運動・文化運動の名前として定着してしまっているんだよ。

2024年、MAGAは「産業」になった

まあ、聞いてくれよ。最近おじさんが興味深いと思ったのはここからなんだ。

アメリカのメディア「Politico」が報じた話なんだけど、今やMAGAには専属の「タレントエージェント」が存在するというんだよ。そう、芸能プロダクションみたいな仕組みが、政治的なインフルエンサーたちの間に生まれているんだ。

MAGA系の発信者たちをマネジメントして、講演料交渉や動画のスポンサー契約、グッズ販売まで手がける「MAGA版芸能事務所」みたいな存在が登場しているわけさ。政治とビジネスが完全に融合した、21世紀らしい話だよね。

ネットの「論客」が政治の中心へ

Business Insiderは「トランプのお気に入りのオンラインファイター」と称される人物の台頭を詳しく報じている。つまり、SNSやYouTubeで激しい論戦を繰り広げる「ネット論客」たちがMAGA運動の重要な構成員になっているということなんだ。

これはおじさんに言わせれば、かなり大きなパラダイムシフトだよ。かつて政治家を支えるのはテレビやラジオの司会者、新聞のコラムニストだった。でも今や、チャンネル登録者数百万人のYouTuberやXフォロワー数百万のインフルエンサーが、その役割を担っているんだから。

おじさんの豆知識コーナー:「Make America Great Again」の意外な歴史

ちょっと聞いてくれよ、面白い話があるんだ。

「Make America Great Again」というフレーズ、実は1980年のレーガン以前にも似たような表現が使われていたという説があるんだよ。1979年、カーター政権下でアメリカがイランの人質事件や経済停滞に悩んでいた時代に、「アメリカを取り戻す」という気運が高まっていたんだ。

そしてもう一つ。「MAGA」という略称自体、英語では別の意味も持っていてね。スペイン語圏では「魔術師」や「魔法使い」を意味する女性形として使われることもある言葉なんだよ。国際的な文脈でこの略語を使うと、思わぬ誤解を生むことがあるという、なかなか皮肉な話さ。

さらに言うと、トランプが選挙で使ったあの赤いキャップ(Make America Great Again hat)、最初の製造はバングラデシュやその他の海外工場で行われていたとされているんだ。「アメリカを再び偉大に」と言いながら海外製というのは、なかなか込み入った話だろう?

若者の心をつかむのは難しい

一方でNational Todayが報じているのは、MAGAの「興行主(インプレサリオ)」が若い支持者を維持することに苦戦しているという話なんだ。

2024年の大統領選でトランプは18〜29歳の男性有権者から比較的高い支持を集めたと言われているが、それを継続的な運動への参加や組織票に結びつけるのは別の話なんだよ。

Z世代はSNSで盛り上がっても、実際の党活動への参加率は低かったりする。「ミーム(ネットのおもしろ画像)」で共感しても、毎週の集会には来ない——そんな若者の特性に、政治運動側が翻弄されている構図さ。

MAGA運動の数字で見た規模感

おじさん的に面白いのは、このMAGA運動の経済的な規模感だよ。

  • 2020年の大統領選でトランプが獲得した票数は約7,420万票(史上2番目に多い得票数)
  • 2024年の選挙ではさらに増え、過半数の選挙人票を獲得して返り咲き
  • MAGA関連グッズの市場は数百万ドル規模と推定されている
  • トランプの公式選挙グッズサイトでは、赤いキャップが1個35ドル〜40ドルで販売されている

ひとつのスローガンがここまで大きなエコシステムを生み出すなんて、政治マーケティングの歴史上でも特筆すべき現象だと思うよ。

まとめ:政治もコンテンツになる時代

MAGAという現象を見ていると、現代における「政治」と「エンターテインメント」の境界線がどんどん曖昧になっていることがわかるだろう?

タレントエージェントが政治インフルエンサーを管理し、ネット論客がテレビのコメンテーターより影響力を持ち、若者はミームで政治に参加する——これがアメリカ政治の今の姿なんだ。

おじさんに言わせれば、これはアメリカだけの話じゃないよ。日本でも政治家がYouTubeで発信したり、選挙キャンペーンにSNS戦略が欠かせなくなっているだろう?世界中で「政治のコンテンツ化」が進んでいるんだ。

良いことか悪いことかは、なかなか一言では言えないけどね。でも、こういう時代の変化をちゃんと理解しておくことは大事だと思うよ。

さあ、今日のうんちくはここまで。次もまた面白い話を持ってくるから、楽しみにしておいてくれよ!